ついに5/27(金)13時より、Disney+ (ディズニープラス)で独占配信が始まった、『オビ=ワン・ケノービ/OBI-WAN KENOBI』。
これから毎エピソード、新キャラクターやストーリーに登場した過去ネタを解説していきます!
今回は記念すべき第1話「パート1」の解説と考察をしていきます!
こいつは『マンダロリアン』に続いて、プリクエル~オリジナル~シークエルを繋ぐ「はざまの世界」のような作品になるぞ・・・。
▼以下本編のネタバレ注意
時系列での解説
冒頭 ”悪夢”再び
『クローン・ウォーズ/シーズン7』の第9話の時と同様に本気出す時は、「Long time ago~」からの「LUCAS FILMロゴ」を出すんですね。
からのエピソード1~3の振り返り。
エピソード映画からの純血作品だと強調するかのような。。
相変わらずドゥークー伯爵は全く登場しない。
からの初っ端は、まさかのジェダイ聖堂でのオーダー66発令中からスタート、、、
一体何回ジェダイが撃ち殺されるの見ればいいのさ…(笑)
グローグーもちょこっと触れるのかな・・と期待してしまった。
各キャラクターのたどった道
以降は配信前に書いた予習記事から、各登場人物の注目ポイント別に感想と考察を綴っていきたいと思います!
「尋問官」の注目ポイント!
オーダー66に続き、タトゥイーンでジェダイ狩りをする尋問官たちから物語は始まりました。
まず驚いたのが、尋問官の銀河における「認知率」。
タトゥイーンのような外縁部の辺境に住む一般人でも、「我々が誰か分かるな?」に即答できるレベルです。
多分これ後の時代における「たった数十年で異常なほど神話化したジェダイ像」と関わってきていると思っていて、、
①帝国によって、ジェダイのことを少しでも口に出したら、すぐに尋問官がやってくる状況となる
②その結果、誰もジェダイの話をしなくなる & 子供の安全のためにジェダイのことを積極的に教えなくなる
③新世代にとっては、まるでジェダイなんていなかったものというのが当たり前になる
という社会の動きがあったのでは、、と想像してしまいます。
同時に、おそらく元老院解散はされていないため、尋問官側も一般市民に対しては若干配慮しているように見受けられますね。。
そして、大尋問官の眼の色問題。
私は↓のような予想をしていたのですが。。
色々と叩かれてきた、大尋問官。
「なぜ眼が黄色じゃないんだ!怒」と散々言われ、自分もそう思ってたけど….
もしや、#オビワンケノービ 時点では、"まだ"黄色くなってないだけだったりして…?#スターウォーズ pic.twitter.com/eefC6JB56i
— チュン・ソロ (@mileniumpadawan) May 25, 2022
結果としては、EP3のアナキンの時と同様に、ダークサイドに寄ると黄色くなるという感じでしたね。
4年後の『反乱者たち』では、見た限り常に黄色のため、何かしらの変化があったことは可能性としてあると思ってます!
また、尋問官内の内紛も描かれました。
サードシスター(リーヴァ)については、謎が多いですね。。なぜオビ=ワンに固執するのか、ジェダイではない出身とは何なのか?
どうも後から入った立場のようですが…今後に注目です!
オビ=ワンの注目ポイント
①弟子アナキンに裏切られた悲しみ・後悔との向き合い方
アナキンを救えなかった後悔がオビ=ワンをどん底へ突き落とし、オビ=ワンは未だにトラウマから脱せていませんでした。。
②ジェダイとしての葛藤
そして、その裏返しとして、逆にジェダイとしての葛藤は消え去っていました。
自信喪失が近い表現ではないでしょうか…
過去に一度、クローン大戦期に奴隷商人ザイゲリアンたちに奴隷化された経験を持っていますが、心の内ではジェダイの心を持ち続けていました。
しかし今はジェダイの火は完全に消えていました。
リーヴァの「ジェダイは助けてくれない」演説+オーウェンの首にライトセーバーが当てられるって、かなり絶体絶命かつ屈辱的な状態だと思うのですが、、
オビ=ワンは葛藤すらせず、ただ見守るだけ。。。。。
ナリも変わり果てたオビ=ワンを見て、心底驚いたでしょう。
彼が見たかは分かりませんが、生き残ったすべてのジェダイに希望に満ちたあのメッセージを送った人と同一人物とは思えないはずです。。
以下、アニメ『反乱者たち』で全容が明らかになったオビ=ワンからの最後のメッセージを引用します。
残念ながら我々ジェダイも共和国も倒れた。
帝国の邪悪な闇に支配を許したのだ。
粛清を逃れたジェダイに警告と伝言を残す。
フォースを信じよ。
ジェダイ聖堂に戻ってはいけない、時代は変わった。
未来は混沌としている。
皆の信頼、信念、そして友情が試されるだろう。
だが耐え抜くのだ。
いずれ新たなる希望が生まれよう。
フォースが共にあらんことを
by オビ=ワン・ケノービ
メッセージを送った後の変化。
それはアナキンとの決闘、そして別れです。
ちなみにこれ、後にルークが「ジェダイ」という存在に対して取る立場と酷似しています。
住居・生活もレイのジャクー暮らしに沿っており、かなりの部分がシークエルとオーバーラップしてますね、、
オビ=ワンでさえこうなるのは納得なので、一人で抱えていたルークがシークエルでああなるのも頷けると思います。ただし、説明がなってないのでやっぱ落第点なんだよな。。。ベンに裏切られて自責ならまだ分かるけど、「甥がなんか知らんが誘惑されて殺そうとした」という積極的な落ち目を理由づけるなら、ちゃんと葛藤を描かないと特に古参のファンにとってはルークの扱いがおかしいと言われて当然かと。
③霊体(フォースゴースト)化の修行
クワイ=ガン・ジンとの交信はまだ成功していないようですね。。
これまたシークエルのルークと重なりますが、フォースから自分を閉ざしているように思えます。
尋問官とはいえ、あれだけの近距離でフォースを通じて感知されなかったり、自分の家に人がいるかどうかの確認も機械頼みだったり。
その状況じゃクワイ=ガンの声もオビ=ワンに届くことはないでしょう。
今後のオビ=ワンのフォースへの向き合い方に注目です!
その他いろいろ
オビ=ワンの新しい職場。
でかい生物から肉片切り取って加工しているようです。
この生物が分からん。。
大きさと生息地的にはクレイトドラゴンですが、形状が違うし、、
ヒレの形と銀河を自由に移動できる(そして砂漠に墜落したという推測)という意味で、パーギルやネビュラにいたマンタ(クローン・ウォーズより)とも見比べてみましたが違いました。。
GONKのタイムカードが可愛かったな。。
あと、イオピーに肉片持ち帰ってあげてるというか、あれただのコソ泥ですね。
“通勤”で経由してるのは、アンカーヘッドでしょう。
ジャワのティカが「アンカーヘッドにもお前の臭い届いてるぞ」と言っている他、モス・エスパ、モス・アイズリーのどちらとも外景が違っています。
そのうちタトゥイーンの都市全部出てきそうだな。。。
あとは、予告にもあったセリフですが、
When the time comes, he must be trained.
「レイ」の部分で語尾上がる話し方が、だいぶアレック・ギネスみ(特にジャンドランド荒野での初登場時の話し方に近い)が高まってきている!!
さて、ついにベイル・オーガナからの叱咤激励で重い腰を上げました。
オビ=ワンの今後やいかに。
オーウェンの注目ポイント
ルークの子育て方針についてオビ=ワンとバトル⁉
はい、早速が口論発生しましたね。
T-16スカイホッパーの模型を届けましたが、オーウェンに返却されました。
これ、エピソード4でルークが遊んでるので最終的にルークの手に渡ると思うのですが、、
にしてもライトセーバー相手でも動揺しない・・・
叔父さん強えよ・・・
その頃、妹は・・・?
まさかの初っ端から、オルデラーン登場!!!
私チュン・ソロ的な一番のテンション上げポイントは、このレイアでした!!!
レイアの子、素晴らしすぎる・・・
繊細さと気の強さのバランス、何から何までレイアだよ。。
従兄:「ドロイドに礼を?」
レイア:「礼儀よ」
「反乱軍の存亡のかかった重要な情報を、このR-2ユニットの記憶システムに入れました」
by レイア・オーガナ(エピソード4)
「ドロイドを侮っちゃだめよ」(Never underestimate a droid.)
by レイア・オーガナ(エピソード9)
ベイルとのやり取りも素敵です。。
こうやってオーガナの「血」が流れ始めるのですね。。
「誰に似たのやら」から、パドメの存在が匂わされていて泣けます。
そして、「いずれこの惑星を治める」というセリフには悲しみしかない・・・
レイア・・・・
あれ、俺こんなにレイア推しだったっけ・・・?
C-3POも安定のちゃっかり登場でした!
おまけの深掘りポイント
オーガナ家の会話からは、スターウォーズユニバースの奥行きを感じさせる専門用語がいくつも飛び出しましたね。
過去コミックの正史化??
レイアが飛び立っていく船を見上げていたシーン。
訳では字数制限上「海賊」となっていましたが、Merson pirates(マーソンの海賊)と言っています。これどうも、1970年代のコミックに登場した設定のカノン化みたいです。。
ブレハがレイアの態度に困り果てて発した「グローラグじゃあるまいし」のグローラグや、レイアの「ジャコビーストに食べられた方がマシ」も過去コミックからの登場のようです。
パーギル
パーギルは、アニメ『反乱者たち』で初登場した生き物です。
宇宙空間に生息するクジラのような生き物で、生身でハイパージャンプができるというチート能力を持っています。
銀河を旅するパイロットや密輸業者にとっては、伝説のような存在でだったようで、
ベイルも一目見ることを夢見ていたのでしょう。。。
最後に
2話同時配信でしたが、1話書くのにめちゃくちゃ時間かかってしまいました。。
とりあえず、次がちゃんと楽しみです!
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