スター・ウォーズファンから高い評価を得ているアニメシリーズ『クローン・ウォーズ』。
映画に次ぐ重要作品でありながら、話数の多さや複雑なエピソード順番、初期のCGクオリティなどから、何かと視聴ハードルが高い作品です。
この記事ではスター・ウォーズファンであり、特に『クローン・ウォーズ』を愛してやまない私が、『クローン・ウォーズ』の魅力、配信その他での視聴方法、見るべき順番などをネタバレなしで徹底解説していきます!
結論:唯一、ディズニープラスで『クローン・ウォーズ』シリーズの全作品を見放題で視聴可能です。
『クローン・ウォーズ』(The Clone Wars)概要
『クローン・ウォーズ』のあらすじ、時系列、位置づけとその魅力
『クローン・ウォーズ』(The Clone Wars)とは、『エピソード2/クローンの攻撃』から『エピソード3/シスの復讐』の間に、スター・ウォーズの銀河で繰り広げられた“クローン戦争”を題材とした3Dアニメ作品です。
ジェダイのアナキン・スカイウォーカーと、オビ=ワン・ケノービを中心に据えながら、新キャラとなるアナキンの弟子アソーカ・タノも登場し、多様なキャラクターの物語が描かれます。
ジェダイやクローン・トルーパーが映画以上に活躍し、3Dアニメならではの大迫力で戦いが描かれるほか、元老院での政治劇、ドロイドの大冒険、フォースの根幹に迫る神話まで、多様な作風で銀河の様々な側面も映し出す、たっぷりの魅力を持っています。
また、アナキン・スカイウォーカーの闇堕ちに深い説得力を持たせた点や、映画では焦点が当てられなかったクローン・トルーパーたちに豊かな個性を持たせた点を踏まえると、見れば本編映画を二倍三倍に楽しむことができる作品だといえるでしょう。
いわゆる“正史作品”であるため、既存の映画や新作ドラマとも連続した物語となっています。
『クローン・ウォーズ』のシリーズ構成
映画と7シーズンのアニメがあり、尺・話数の構成は以下の通りです。
①アニメ映画『クローン・ウォーズ』(2008年公開)1時間39分
②アニメ『クローン・ウォーズ』(2008~2020年放送・配信)1話20分程度×133話
・シーズン1:22話
・シーズン2:22話
・シーズン3:22話
・シーズン4:22話
・シーズン5:20話
・シーズン6:13話
・シーズン7:12話
同名なせいでややこしいですが、映画はアニメの総集編などではなく、アニメと連続する独立したストーリーとなっています。
そのため、映画を観た後にアニメのシーズン1を観るといいでしょう。
アニメシリーズの初回放送はカートゥーン・ネットワークでしたが、シーズン6はNetflixで初回配信(現在はNetflixで視聴することはできません)、一度打ち切りとなった後に時間をおいて、シーズン7がディズニープラスで独占配信されました。
さらに話をややこしくすると、2003~2004年に『クローン大戦』(英題はTheなしの“Clone Wars”)というシリーズも製作されています。
『エピソード3』の公開前に放送されていた2Dアニメシリーズで、ジョージ・ルーカスも関わっていた作品ですが、今では“レジェンズ”として非正史扱いとなりました。
俗に「2D版クローン・ウォーズ」や、監督の名前を取って「タルタコフスキー版」と呼ばれています。
ディズニープラスではスター・ウォーズページの一番下「スター・ウォーズ ビンテージ」の欄に掲載されており、視聴することも可能です!気になったら是非!
製作スタッフ・キャスト
本作は、『エピソード1~3』公開後のスター・ウォーズを担う本命作品として製作されているため、ジョージ・ルーカスも製作に携わっています。
・監督・製作総指揮:デイブ・フィローニ
・音楽:ケヴィン・カイナー
声優陣は以下の通りです。日本語版の声優は基本的に映画と同じ方が担当しています。
・オビ=ワン・ケノービ:ジェームズ・アーノルド・テイラー/森川智之
・アソーカ・タノ:アシュリー・エクスタイン/伊藤静
・パドメ・アミダラ:キャサリン・テイバー/坂本真綾
・クローン・トルーパー:ディー・ブラッドリー・ベイカー/金田明夫
・C-3PO:アンソニー・ダニエルズ(俳優本人)/岩崎ひろし
ちなみに映画『クローン・ウォーズ』では、ナンバリング映画で俳優を務めた人が声も担当しています。(アニメシリーズでは他の声優に交代)
・ドゥークー伯爵:クリストファー・リー
・メイス・ウィンドゥ:サミュエル・L・ジャクソン
『クローン・ウォーズ』を見る方法
『クローン・ウォーズ』の視聴方法には、①ディズニープラスでの見放題配信、②Blu-ray・DVDの購入、③レンタル視聴、という3つの方法があります。
まとまった時間が取れるのであれば、ディズニープラスでの視聴が一番安くて簡単です。
①ディズニープラスでの配信
サブスク配信サービスの中で、『クローン・ウォーズ』シリーズすべてを追加料金なしの見放題で視聴できるのはディズニープラスだけです。
以前は、Netflixでの見放題配信もありましたが、現在はU-NEXT、Amazonプライムビデオを含む他の動画配信サービスでの見放題視聴はできません。
ディズニープラスでの視聴可能『クローン・ウォーズ』作品リスト
①アニメ映画『クローン・ウォーズ』(2008年公開)1時間39分
②アニメ『クローン・ウォーズ』(2008~2020年放送・配信)1話20分程度×133話
・シーズン1:22話
・シーズン2:22話
・シーズン3:22話
・シーズン4:22話
・シーズン5:20話
・シーズン6:13話
・シーズン7:12話(ディズニープラスでの独占配信)
※アニメ『クローン大戦』(2003~2004年放送)合計2時間10分程度
「ディズニープラス」サービス詳細
・月額料金:税込990円~(プラン表は以下参照)
・無料体験期間:なし
・視聴可能スター・ウォーズ作品:『クローン・ウォーズ』を含む基本的にすべての正史映画・ドラマ・アニメ作品
プレミアムプラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
月額料金(税込) | 1,320円 | 990円 |
年額料金(税込) | 13,200円 (月額1,100円相当) | 9,900円 (月額825円相当) |
最高画質 | 4K UHD & HDR | 1080P Full HD |
最高音質 | Dolby Atmos | 5.1サラウンド |
同時視聴 | 4台 | 2台 |
プランは2種類ありますが、基本的にはスタンダードプランで十分ですので、月額990円で『クローン・ウォーズ』をすべて視聴することができます。
違いは最高画質・音質と同時視聴が可能な台数のみです。
ディズニープラスのプランについて詳しく知りたい方は、以下の記事で解説しているのでご参照ください。
ディズニープラスなら、『クローン・ウォーズ』に限らず『スター・ウォーズ』の映画・ドラマ・アニメシリーズまで基本的にすべての作品が配信されています。
※ディズニープラスで限定開催中のおトク情報
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私の知る限り、ディズニープラスの最もお得な登録方法です。
Huluの月額会員に登録している方には、ディズニープラスとのセットプランがおすすめです!
Huluは月額税込1,026円ですが、セットプランなら月額税込1,490円、つまり500円弱足すだけでディズニープラスにも入会できてしまうのです。
②DVD・Blu-ray
『クローン・ウォーズ』は以下のように、アニメシリーズのシーズン7以外は円盤が発売されています。少し値段は張りますが、ブルーレイ等を買って家で視聴することも可能です。
視聴可能『クローン・ウォーズ』作品リスト
①アニメ映画『クローン・ウォーズ』(2008年公開)1時間39分
②アニメ『クローン・ウォーズ』(2008~2020年放送・配信)1話20分程度×133話
・シーズン1:22話
・シーズン2:22話
・シーズン3:22話
・シーズン4:22話
・シーズン5:20話
・シーズン6:13話(『ファイナル・シーズン/ザ・ロスト・ミッション』として販売)
・シーズン7:12話(取り扱いなし)
※アニメ『クローン大戦』(2003~2004年放送)合計2時間10分程度
③レンタル視聴
上記のDVDをTSUTAYA等でレンタル視聴することが可能です。
Amazonのプライムビデオでは、エピソード1~9の本編映画とスピンオフ映画はオンラインでレンタルできますが、『クローン・ウォーズ』シリーズはそもそも取り扱いがなく視聴できません。
『クローン・ウォーズ』を見る順番
冒頭でも触れたとおり、本シリーズの厄介な点が、エピソードの順番が必ずしも時系列順ではないという点。
シーズン4以降は、基本的に時系列順ですが、シーズン3までは3シーズン入り乱れてのごちゃまぜ順番となっています…。
ですが、基本的には映画を視聴後、シーズン1から順番に見ていく形で問題はありません。
テーマごとに組まれており、アニメ冒頭の「前回までのあらすじ」もエピソード順で見ている前提で作られているので、そこまで心配せずとも大丈夫です。
ただし、死んだはずの人が後のエピソードで普通に出てきたり、既に見た戦いの前哨戦が急に始まったりします。。
どうしても話が飛ぶことがあるので、初見だと戸惑う場面があること間違いなし…笑
時系列で見る方法
残念ながら、ディズニープラスのアプリ上では時系列順は確認できません。
「時系列で見たい!」という方や「エピソード順で見てるけど、順番を確認しておきたい」という方は、以下の英語版公式サイトをご参照ください。
時系列順で最初のエピソードは「216 Cat and Mouse」、つまりシーズン2の第16話「封鎖線を突破せよ」です。
時系列2番目のシーズン1第16話「内なる敵」が続いた後に、時系列3番目の映画『クローン・ウォーズ』の話に入っていくという流れです。
1周目はエピソード順、2周目をするのであれば時系列順で見るというのもよいかもしれません。
『クローン・ウォーズ』視聴後に見たいスピンオフ作品
『クローン・ウォーズ』自体が、本編映画のスピンオフ作品ではあるのですが、本作では映画では拾いきれない多様なキャラクター、種族、概念が登場するので、さらなるスピンオフが多数存在しています。
基本的にはどれも『クローン・ウォーズ』視聴後に見ることをおすすめします。
アニメ『バッドバッチ』
2021年から3シーズンにわたって配信されたアニメシリーズです。
シーズン7第1話で初登場する不良分隊“バッドバッチ”が主人公となり、『エピソード3』直後のスター・ウォーズ銀河が描かれます。
ドラマ『アソーカ』
2023年に配信されたアソーカを主役としたドラマシリーズです。
ネタバレを控えるため、詳細は控えます。
短編アニメ テイルズ・シリーズ
『テイルズ・オブ・ジェダイ』は、2022年に配信された短編アニメーション集です。
ドゥークー伯爵とアソーカ・タノに焦点が当てられます。
2024年配信の『~エンパイア』では、バリス・オフィーとモーガン・エルズベスが主人公となります。
後継アニメシリーズ『反乱者たち』
2014年から4シーズンにわたって配信されたアニメシリーズです。
『クローン・ウォーズ』がシーズン6で打ち切りになった後、製作が開始されました。
帝国の時代を舞台とし、ジェダイの師弟と反乱分子たちの物語を主題にしながら、反乱同名軍創設の過程を追います。
特に初期のCGレベルはちょっと残念ですが、キャラクターの描きようは素晴らしいので、シーズン1で見放さずにぜひ4シーズン完走してください!
その他ドラマ作品の下地にもなっている?
直接のつながりはなくとも、『クローン・ウォーズ』内で登場・深掘りされた概念やキャラクターが続々とドラマデビューを果たしています。
ドラマ『マンダロリアン』や『オビ=ワン・ケノービ』を中心に、現在展開されている新規作品はすべて『クローン・ウォーズ』を前提に成り立っていると言っても過言ではないでしょう。
視聴ガイド・トリビア
私は『スター・ウォーズ』好きではあるのですが、特に『クローン・ウォーズ』シリーズについては、いわば心のふるさとのように思っており、何周したかは覚えていません。
何て言うか…もう好き嫌いとかの話ではなく、「地元の街の空気やー」とか「やっぱ一番は実家の味だ」みたいな感情でクローン・ウォーズを見ています。
そんな私がシーズン1の第1話からトリビアをまとめた記事を更新中なので、よかったら視聴のお供にご覧ください。
クローン・ウォーズは、いいぞ。
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