2024年2月21日から配信開始となったスター・ウォーズアニメ『バッドバッチ』最終章シーズン3。
3月13日は2話同時配信だったので今回は、第6話「侵入」(Infiltration)と第7話「救出」(Extraction)のネタバレ考察・感想をお届けします。
▼前回の感想&考察
ポイント解説
先週は感情に任せる回でしたが、今週は小ネタの拾いがいがある回ですね。
前2シーズンで積み上げてきたものを一気に大放出したかのように、既出キャラクターが続々登場しました。
レックス
クローンによる地下組織を取りまとめています。
投げられた手榴弾を投げ返す、マーベルの方のキャプテンも顔負けの肝っ玉。
クローンX(シーズン2第7話・第8話、シーズン3第3話)
帝国に仕えるクローンの暗殺者。元は通常のクローン・トルーパーだと思われますが、個性はなく識別番号も消されており、謎の存在です。
シーズン2でも2話同時配信エピソードで登場し、ランパードの指示によってカミーノ崩壊の真相が暴露されるないよう口封じを行っていました。その際にチューチーの命も狙っています。
シーズン3ではタンティスの施設内で姿を見せていました。
歯の中に自爆装置を仕込んでおり、レックスはシーズン2第7話でクローンXを捕らえた際に尋問しようとしましたが、装置を使われてしまい何も聞き出せませんでした。だから今回はスタンで眠らせている間に、装置を摘出していましたね、
今回新たにスキャンでも見つけられない追跡装置が仕掛けられていることが分かりました。どういうこと…?長距離通信できる生体デバイス?
命令系統は変わり、ヘムロック配下のスコーチ直属となっています。
ハウザー(シーズン1第11話・第12話、シーズン2第14話)
ジャンゴ・フェットに一番似合う髪型を見つけたクローン。
という冗談は置いておき、ライロスの英雄チャム・シンドゥーラと戦友のような関係にあったクローン・キャプテンです。
バッドバッチ一行を追い詰めますが、良心に従って帝国に反旗を翻し、囚われの身となりました。
その後、タンティスへの護送中にエコーたちに救出されています。それ以降、仲間に加わっているようですね。
帝国に従順だったクロスヘアは、ハウザーたちを裏切り者として捕らえました。因縁の相手です。。第一声の怒る理由が、部下の死の責任なのが男前ポイント高い。
アヴィ・シン議員とGS-8(シーズン1第10話)
惑星ラクサスを代表する議員。
民衆に対して帝国への反逆を煽ったことで、帝国から拷問されそうになったところを、GS-8が呼んだバッドバッチに救出されました。
ラクサスは独立星系連合の首都惑星であり、それなりに政治的パワーを持っているといえるでしょう。
リヨ・チューチー議員とパントラン(シーズン2第7話・第8話・第14話)
帝国元老院のパドメ。衛星パントラを代表する元老院議員です。
パドメ・アミダラ議員の勇姿とジェダイからの教えを心に刻み、正義のために尽くす真っ当な議員さん。
シーズン2では退役後のクローンの待遇を改善するために奔走していたところ、カミーノ崩壊の陰謀に気づき、レックスやバッドバッチと協力することに。それ以来、レックスの地下組織と強固な関係を結んでいます。
にしても、チューチーとシン議員の協力は、パドメとミーナ・ボンテリの2人を思い起こさせますね。。
ファイアボール、ネメック(シーズン2第14話)
ハウザーを救出したクローンチームのメンバー。
ファイアボールとちょっと似てるけど別人なのは、EP3にも登場したクローン・パイロットのオッドボール。
惑星テス(映画『クローン・ウォーズ』)
レックスたちの地下組織が拠点にしていたのは、惑星テスにある寺院の廃墟。
もちろんこれは、元祖の映画『クローン・ウォーズ』で分離主義勢力がジャバ・ザ・ハットの息子を誘拐した時に使用していた場所ですね。
テス基地内でのシーンなどで、アニメ『クローン・ウォーズ』でもよく聞いた「クローンのテーマ」ともいうべき音楽が流れます。(正式名称は分からない…でもクローンもしくはレックスのテーマだと思ってる)
惑星ダロ(シーズン1第14話)
レックスがクローンXへの尋問で本拠地を聞いた際に、コルサントの次に挙げた候補地。
ウォー・マントル計画が極秘裏に進められていた惑星であり、グレガーはここから救出されています。
グレガー(シーズン1第14話、シーズン2第14話)
バッドバッチにより救出された元クローン・コマンドー。ハウザー救出作戦にも参加しています。
今回は単独ミッションに出ていたのか、最後以外は不在でした。
「グレガーのレシピ」との言及がありますが、惑星アバファーのダイナーで皿洗いをやらされていた期間があるので、あの胸くそサラスタンから教わったレシピかもしれません。
ウォルフ
『バッドバッチ』では初登場。クローン大戦中はプロ・クーンに仕えたクローン・コマンダー。
『クローン・ウォーズ』中で、レックスとしっかり対面したような描写はほとんどなかったはず。
命令違反までの流れがコーディと同じでした。
クローンXの所属すら知らされなかったのに、レックスからタンティスの存在を明かされてしまった上、大勢が見ている中での命令無視をしているので今後のお立場危ういですね。。
ひとこと感想
第6話「侵入」の感想
オメガ、なぜお前まで爪楊枝くわえようと思ったんだい???
姿勢まで真似して、何しとんねん。
テス。拠点が廃墟寺院で、設備も類似してるから、ほぼヤヴィン4なんだよな。。
シスによる大いなる計画のために造られたクローンたちが、飼い殺しを逃れてシス帝国に対する反乱軍の基礎やってると思うと何だか感慨深い…。
こんな違う状況で、またテスの崖を登るシーンを見るとは思わなかった。
レッカー。話も聞かずにのんびりメシ食ってるけど、敵襲があれば心強い対応ができるいい子。
てか、最後の暗転長すぎない?時間稼ぎっすか?笑
第7話「救出」の感想
バッチャーの方が感覚鋭いからハンター失業とか言ってたけど、いつの間にかクロスヘアの方が敵襲にいち早く気付くようになってない??帝国の勘ですか?どゆこと?
敵船が近づいている時だけハンターの反応早いですね。
久々にウィルヘルムの叫びを聞いた気がする。
安定のレッカー。クロスヘア待っててあげるし、いつもクロスヘアの装備を気にかけてるし。
クロスヘアの釈明はTCW S1第2話に通じます。
シンカー「自分たちクローンは消耗品です」
プロ・クーン「そうは思わん」
ジェダイは銀河帝国樹立という運命を変えることはできませんでしたが、ジェダイの道を守ることでクローンの意識を変え、確実に反乱の火種を残していきました。
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