2024年2月21日から配信開始となったスター・ウォーズアニメ『バッドバッチ』最終章シーズン3。
最終話の第15話「援軍の到着」(The Cavalry Has Arrived)のネタバレ考察・感想をお届けします。
▼前回の感想&考察
時系列の感想・解説
オープニングとエピソードタイトルについて
オープニングは、厳かな音楽から入り、STAR WARS ロゴは黄色くならず白縁に、バッドバッチロゴも縁が先に表示されるという変わった演出でした。
タイトル訳まじかよ…。
“The cavalry has arrived!”は、『クローン・ウォーズ』シーズン7第1話でクローン・フォース99が初登場した時のレッカーによる第一声。
さすがにディズニープラス後の作品同士なんだから、翻訳合わせてくれよ。。直訳すればいいものを、「援軍」なんて薄っぺらい言葉使って…。
・字幕:騎兵隊のお出ましだ!
・吹替:騎兵隊のお出ましだぜ!
中盤
細かいけど、エメリーの We need to move now. は決して「逃げないと」ではなく、「急がないと」だと思う。エメリーに逃げる気はさらさらないでしょ?
オメガからナラ・セへの You’ll need this. は、ジンからK-2SOへのブラスター渡しのシーンと同じセリフ。
ネクロマンサー計画について、エメリー、ナラ・セ両者による詳細説明シーンは核心部分がカットされ、新たな情報は得られず仕舞いでした。
ランパートは死に際まで、骨の髄まで政治家でしたね。改心の展開もあるのかと思ってましたが、ブレないところがいい!
にしても、なぜヘムロックが捕らえたランパートの元を訪れたのが謎。情報収集も何もせずに、なじって当たり散らかしただけ。笑
クロスヘアーの右手
とてもシンボリックな演出ですね。
タンティスからの初回脱走後は、得意のスナイピングで標的にすら当てられず、アイデンティティクライシスを起こしていました。
しかし、右手を切り落とされ、(おそらく利き手で)引き金を引けなくなってもオメガを救うことができた。
彼の中でのケジメがつき、新たな人生に向き合えるようになったのでしょう。
右手はいつも象徴的な役割を与えられますね。
エンディング
タンティス山を真上から見る構図、パブーと対比するためにあったんですね。
唐突なSUSHI!
日本は海に囲まれてるだけじゃなくて、稲作もするから寿司作ってるわけで、パブーで寿司食ってる理屈がよう分からんのじゃ。
もうちょっと大人オメガの顔どうにかならなかったの…?
顔がほぼ同じままで身長がハンターと同じになってるせいで、頭だけ浮いているように感じてしまった。。
ひとり語り…
最後なので言いたいことを言っていきます。
フォースビジョン
クローンたちを解放したシーン。
クローン「助けは来ないと諦めてた」
エコー「俺は機械につながれ、“諦める”ことすらできなかった。だが兄弟は助けに来た」
「基地の特定に手間取ってね」という返しも、救出するのが当たり前という前提を感じさせるので、まあいいのですが、、
意思すら奪われて絶望すらできずなかったエコーならではの返しを期待しちゃったわけです。
『バッドバッチ』全体の感想
シーズン1はスロースタートでしたが、その分丁寧にカミーノ、帝国、クローンの激動の時代を描いてくれたので、シーズンを重ねるにつれて味わいがどんどん増していくようなシリーズだったと思います。
シーズン3の特に前半は、クロスヘアーの贖罪とクローン反乱分子の活躍が見応えありましたね。
バッドバッチたちのストーリーはきれいに完結しました。テクの犠牲がシーズン3であまり生かされてないように感じた点は残念でしたが。
また、いろんな方面を突っついたからこそ、期待は高まった一方で、ほとんど突っつき仕舞いに終わりましたね。
伏線がすべて拾われるとは思っていなかったのですが、あまりにも敵がバタバタ死んでいったのでちょっと残念。。
ジロ・ビーストの研究内容は明かされず、
レックスたちの戦いに決着は付かず、
コーディはメタ的に再び行方不明となり、
ウォルフの帝国抜けも触れられず、
クローンXの正体も謎のままで、
スコーチも深掘りされずに見せ場はX軍団に奪われてあっけない結末を迎えた。
まあ、ただでさえ映画の間をこれでもかというほどスピンオフ詰め込んでるので、想像の余白が消えてしまうのも趣がないのですけどね。
それにしてもな~、、ちょっとは「お~!」が欲しかったな。。
新アニメシリーズが誕生するという噂は聞いていますし、そもそもジロ・ビーストやバリスがシリーズ越しに拾われていたりもするので、あまり気にせず、新作を楽しめばいいですね。
某氏にガチ切れ
そして何よりこれ。
自爆したことに怒ってるだけなんだけど、私は作曲家ケヴィン・カイナーのツイートにガチ切れしてます。
ファンが結末予想で「オメガがジロと調和して基地を荒らすが、バッドバッチメンバーまで殺してしまう」というシビアな内容を投稿したのに対し、カイナーは「楽天的な考えでいいね」と返信。
視聴中は「テクの次はレッカーかよ…」って思ってたら、実質的なロスはクロスヘアーの右手だけ。
ノイズを生んだ上に拍子抜けさせやがって。マンダロリアンS3に引き続きのハッピーエンドだったじゃんか。
ツイッター開いたのが悪いのは分かってるけど、結末知ってるからって適当な投稿してんじゃねえよ、って思いました。
15話見終わってまずやったことはカイナーのフォロー解除。
最近の公式ネタバレありありな傾向、本当にやめてほしいね。。とりあえず今後、作品配信中はツイッター見ません。
さいごに
まあバドバチロスに浸る暇もなく、テイルズ・オブ・エンパイアがやってくるので、楽しみに待ちましょう!
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