スター・ウォーズのドラマシリーズ第4弾となる『キャシアンアンドー』が9月21日(水)より公開開始しました!!(11月23日(水)最終話の第12話配信予定!)
今回は、かなり毛色の違った作品になりそうな予感…。
この記事では、ドラマ『キャシアン・アンドー』の基本情報の他に、知っておくと更に楽しめるような前情報をオタク目線でお届けしていきます!
※全話視聴した私からのアドバイス、第1話だけ観て判断しないで!!!
ちょっと長いけど、3話で1つのストーリーになっているので、1,2話でゆっくりしっかり世界観が創られた後の第3話が格別なんです・・・
各話のネタバレ感想&細かい考察記事も書いているので、よかったら視聴後に見てみてください!
▼『キャシアンアンドー』第1~3話ネタバレ有り感想&考察記事
『キャシアン・アンドー』作品概要
まずは、基本情報をまとめました!
『キャシアン・アンドー』基本情報
タイトル:『キャシアン・アンドー』(原題:ANDOR)
配信数:全12話(各話の長さ 40分~1時間程度)
視聴方法:ディズニープラスでの独占配信
企画・制作:トニー・ギルロイ(映画『ローグ・ワン』では脚本を担当)
監督:トビー・ヘインズ(第1~3, 8~10話)、スザンナ・ホワイト(第4~6話)、ベンジャミン・キャロン(第7, 11,12話)
キャスト:
ディエゴ・ルナ(キャシアン・アンドー)、ステラン・スカルスガルド(ルーセン・ラエル)、ジュネヴィーヴ・オーライリー(モン・モスマ)、フォレスト・ウィテカー(ソウ・ゲレラ)、アドリア・アルホナ(ビックス・カリーン)、アンディ・サーキス(キノ・ロイ、スノークを演じた人です)
デニース・ゴフ(デドラ・ミーロ)、カイル・ソラー(シリル・カーン)
あらすじ
<スター・ウォーズ最高傑作>と評される『ローグ・ワン』で、冷静沈着な情報将校として命懸けのミッションに挑んだキャシアン・アンドー。彼はいかにして反乱軍の英雄になったのか? 『エピソード4』の5年前、帝国軍の恐怖に支配された時代を舞台に、伝説の原点へと続く反乱軍誕生の物語が幕を開ける!
映画『ローグ・ワン』に登場する反乱軍のスパイ キャシアン・アンドーの過去と、初期反乱軍 VS 強大すぎて余裕ぶっこいてる帝国軍の戦いがメインテーマとなります。
予告動画
いや、これ本気ですよね…
映画に見劣りしないスケール感。スターデストロイヤーがでかい。。。
一般庶民の泥臭い生活感と同時に存在する、元老院の会議場や帝国の役人たちによる政治の世界。
『ローグ・ワン』では、これまで「正義」「良い人」であった反乱軍が汚い手を使っているところが描かれましたが、そういったリアル&ダークな雰囲気を受け継いでいますね。。
もしかすると、これこそが観たかったスター・ウォーズなのかもしれない。
もしまだスピンオフ映画の『ローグ・ワン』を観てない!という方がいれば、ぜひ先に『ローグ・ワン』をご覧ください!
▼私なりの「スター・ウォーズ」の観る順番解説
ローグ・ワン大好きなんだよね…
そして気になってるけど話題になってないのが、予告の2:00で映る女性。
レイアっぽいけど違うのかな…
正面からだと違うけど、斜めから見るとレイアにしか見えん… たぶん違うけど、時系列とセリフもぴったり来るし『オビ=ワン』でもレイア素晴らしかったから、余計期待してしまう。(たぶん違うけど)
『キャシアン・アンドー』の時系列
『キャシアン・アンドー』のシーズン1は、『ローグ・ワン』の5年前となる1年間を描きます。
少しだけ若き日のキャシアンが主人公です。
これは、『エピソード3/シスの復讐』の14年後、最新ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』の4年後になります。
主要関連作品の時系列
19 BBY エピソード3『シスの復讐』、アニメ『バッドバッチ』
14 BBY ゲーム『ジェダイ:フォールン・オーダー』
10 BBY 映画『ハン・ソロ』(回想は13 BBY)
9 BBY ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』
5 BBY ドラマ『キャシアン・アンドー』
5~0 BBY アニメ『反乱者たち』
0 BBY 映画『ローグ・ワン』、エピソード4『新たなる希望』
※BBYとは、Before Battle of Yavinの略で、『エピソード4』で起きたヤヴィンの戦いの何年前か、というスター・ウォーズ世界の紀年法です。後はAfterのABYになります。
今回、あまりカメオ出演はなさそうですが、『反乱者たち』と時代がバッチリ重なってくるんですよね。。
実際、『反乱者たち』でも登場したモン・モスマ議員や反乱戦士ソウ・ゲレラの登場が確定しています!
配信スケジュール
9月21日(水)の16:00に初回3エピソードが同時配信開始となりました!
1つの物語を3話構成で描くことも公表されました。
つまり、5年前の1年間を4つの話にまとめるようです。
なぜか初回2話配信だった『オビ=ワン』と違い、初回3話で1つの物語が完結するという意図があるみたいです。
4話×3物語の構成だった『クローン・ウォーズ/ファイナルシーズン』と似てますね。
以下の一覧表では、便宜的に1シーズン4章仕立てという仮称で記載します。
※訂正:監督も話のまとまりも、3話ずつとは少し違ったので修正
第1章
・第1・2・3話:9月21日(水)
第2章
・第4話:9月28日(水)
・第5話:10月5日(水)
・第6話:10月12日(水)
第3章
・第7話:10月19日(水)
第4章
・第8話:10月26日(水)
・第9話:11月2日(水)
・第10話:11月9日(水)
第5章
・第11話:11月16日(水)
・第12話:11月23日(水)
『キャシアン・アンドー』予習用 徹底解説!
既に出演が決まっている主要人物を、反乱軍側の3人に絞って、過去映画の印象的なセリフと共にご紹介。
主要登場人物 紹介&注目ポイント
キャシアン・アンドー
本シリーズの主役。
『ローグ・ワン』時点では、反乱軍情報部の大尉(Captaion of the Rebel Intelligence)を務める。
スパイ、暗殺、破壊工作はお手の物。
『ローグ・ワン』において デス・スター計画の情報を最初につかみ、反乱軍本部に伝えたのもキャシアンでした!
ポイント
①キャシアンの過去とは?:詳しいことは何も明らかになっていない彼の過去。どのような幼少期を過ごしたのか…
②どうして反乱軍に加わった?:圧倒的な力を誇る帝国。なぜ厳しい戦いの道を選ぶに至ったのか…
「俺は6歳でこの戦いに加わった」
by キャシアン・アンドー(『ローグ・ワン』)
キャシアンは26BBY生まれなので、6歳の時はクローン大戦勃発から1年が経った頃でした。
”この戦い”の始まりとは、共和国との戦いのことだったのです。
詳細は未だ謎に包まれていますが、故郷の惑星フェストで、”少年兵”として分離主義陣営の支援を受けた反乱部隊に加わりました。
キャシアンの表現からは、共和国との戦いと、帝国への反乱に区別を付けていません。
戦乱期に生まれてしまったことで、自らの意志とは無関係に、戦わざるを得ない状況に置かれた運命。(ディン・ジャリンと少し重なる…?)
そんな生い立ちが垣間見えるひとことですね。。
幼少期の話が、さらに深掘りされるのか注目です。
▼幼少期が明かされてきましたが、大混乱が起きています。(リンク先はネタバレ有り感想)
「これまで、反乱軍のために手を汚してきた。全ては反乱軍のために…。後ろ暗い任務を終えるたび、大義のためだと自分に言い聞かせた」
by キャシアン・アンドー(『ローグ・ワン』)
帝国建設後、『ローグ・ワン』でも指示を受けていたドレイヴン将軍に見出され、反乱軍に参加。
何も失う物はない捨て身の兵士として、反乱軍のために尽くしてきたのでしょう。。
本作では、どのような任務が描かれるのでしょうか?
モン・モスマ
過去登場作品:『クローン・ウォーズ』『ローグ・ワン』『反乱者たち』『EP6/ジェダイの帰還』
もともとは、出身惑星シャンドリラを代表した銀河共和国の元老院議員。
共和国が帝国に変貌すると、盟友ベイル・オーガナ議員と共に反乱同盟軍の形成に尽力した。
反乱軍は軍事的な面がよく描かれますが、彼女は政治面の顔であり、「モスマなくして反乱なし」ともいうべき超重要人物です!
アニメ『反乱者たち』にも、かなりの頻度で登場しているため、同時期を描く2作品をつなぐキーパーソンとなりそうですね!
ポイント
①モスマの戦い方とは?:前線で武力で戦う反乱軍に対して、モスマは議員として政治を舞台に戦います。皇帝による独裁体制の下でどのように戦っていたのだろうか…
②謎に包まれたプライベート:盟友ベイル・オーガナは妻ブレハ、娘レイアと協力して活動してましたが、モスマの家族はこれまでほとんど描かれてきていません…
ベイル・オーガナ議員「議論を続けでも意味がない。モン・モスマ議員と私である組織を設立することに…」
パドメ・アミダラ議員「そこまでにして。今の時点では、発言を控えておいた方がいいこともある」
from 『エピソード3/シスの復讐』削除シーン
削除シーン内ではありますが、これが”反乱同盟軍の前身”が誕生した瞬間ですね。
モスマは、いわばパドメの後輩です。
「あの人(パルパティーン)は皇帝を自称しますが、偽りの処刑人でしかありません」
by モン・モスマ(『ローグ・ワン』)
この発言はシーズン1よりも後になりますが、命の危険性を顧みずに公然と皇帝を非難する勇気の持ち主です。
今作では、戦場での”ブラスター”による戦いに至る前、元老院・帝国下において”ホログラム”でどのように戦ってきたのかを見ることができそうです!
ソウ・ゲレラ
過去登場作品:『クローン・ウォーズ』『バッドバッチ』『反乱者たち』『ローグ・ワン』
惑星オンデロン出身の反乱戦士。
共和国時代、オンデロンは分離主義勢力の傘下にあったが、ソウ属する反乱分子は、アナキンやオビ=ワンといったジェダイの力も借りて革命を成功させる。
その後は、自由を求めて帝国への反乱の戦いを続けた。
ポイント
主流反乱軍との関係は?:ソウは帝国成立時から独自に反乱活動を展開していました。後から盛り上がってきた銀河各地の反乱活動とは、どのように連携するのか?もしくは対立する…?
スピンオフの出没率が高いソウ・ゲレラさん。
なかなか複雑な道をたどってきた苦労人です。。
「ソウ・ゲレラがよく言ってた。『失うものがない戦士に鋭い棒があれば無敵』だと」
by ジン・アンソー(『ローグ・ワン』)
ソウには、スティーラー・ゲレラという妹がいました。
しかし、オンダロン革命の過程で、反乱チームの指導者となっていたスティーラは死んでしまいます。
妹亡き後は、ソウがオンダロンの一派をまとめ上げ、後に反乱軍に加わることになります。
彼としては、亡き妹への弔い合戦を続けているのかもしれません。。
「ジェダイのやり方は生ぬる過ぎる。クローン大戦での敗北はお前らのせいだ」
by ソウ・ゲレラ(『反乱者たち』)
政治や世間体を気にして、本格的なサポートをしてくれなかったジェダイに恨みを抱いています。
それから、手を汚すことを厭わなくなりました。
「彼は過激で、我々と別れてからは一人で戦っています。好戦的な性格に何度も手を焼きました。でも今は関係を修復するしか道がないのです」
by モン・モスマ(『ローグ・ワン』)
時系列から見ても、今回の『キャシアン・アンドー』で、関係破綻・決別までの経緯が描かれそうですね、、、
K-2SO
プログラムに修正を加えられ反乱軍に協力するようになった帝国軍のドロイド。
みんな大好き、皮肉屋ドロイドK-2ですが、、
彼の登場は、シーズン2を待たなければいけないそうです。。
乞うご期待!
監督インタビューからわかっていること
先日、アメリカのエンタメ雑誌『バラエティ』のサイトで、監督トニー・ギルロイのインタビューが掲載されました。
細かく制作の背景を教えてくれているので、ネタバレに近いところは避けた上で、抜粋して解説していきます!
▼元記事
①描くのは”銀河に住むふつうの人”…?
もちろん主役はキャシアンアンドーですが、反乱同盟軍形成の時代に生きた「ふつうの人」がクローズアップされるみたいです。
なんと200近くの新キャラが登場、さらに新登場となる惑星の出身者も多いとのこと。。
既にモン・モスマやソウ・ゲレラは出演が確定していますが、他にも既存キャラクターが出る可能性はあるかもしれません。
ですが、その場合も決してファンサービスとしての登場ではなく、一般人たちのストーリーを描く上で必要だから出すというだけのこと、と明言されています。
言うなれば、「スター・ウォーズユニバース」というIP上に、『キャシアンアンドー』ユニバースを創り上げる心意気で制作してるってことですね。。。
『マンダロリアン』もそれで成功したので、その路線はいいのではないでしょうか。
②セットのために、都市を創った…?
『マンダロリアン』以降のドラマ撮影は、ジョン・ファブローがもたらした新技術「ボリューム」のセットで行われてきました。
360°のフルLEDスクリーンに背景を映し出すことで、出演者はグリーンバックでなくリアルに近い環境で演技することができるようになりました。
『キャシアンアンドー』は、それを超えます。
どうするのか…
『キャシアンアンドー』は、現地で撮ります。
「現地」を創って、そこで撮ります。
舞台の一つ、惑星フェリックスの都市をまるごとセットで組み上げたそうです。
ある出演者いわく、「普通にレストランがあって、店内には青い色をしたヌードルと、ヘンテコな動物の串焼き*があったの。これ一般公開とかする訳じゃなくって、全部私たちが演技するために作られたなんて…」とぶったまげたそう。
※これ新入り俳優さんだからヘンテコな動物って言ってるけど、たぶん『マンダロリアン』で既出のコワキアンモンキーリザードの串焼きですね(笑)
③シーズン2について
ちょうどシーズン1が終了する2022年11月に、シーズン2の制作が始まったそう。
シーズン2は、いつの時代を描くのか。
『ローグ・ワン』の4年前~1年前が描かれる予定です。
シーズン1の3話構成を、「3話で1年」という形にしてそのまま使ったらしい。
シーズン2の構成
・4年前:第1~3話
・3年前:第4~6話
・2年前:第7~9話
・1年前:第10~12話
それぞれの1年の中で、数日間を1つの物語にまとめるらしいです。
表にまとめると↓の感じ。
シーズン2の最後は、『ローグ・ワン』に直結するそうです。
『ローグ・ワン』は『エピソード4』に直結しているので、3作品が連続することになります。
ドラマでは初めて見る構成なので、どんな風になるのかワクワク。気が早いけど。
K2はどこで出てくるのだろうか…。
チュン・ソロのネタバレなし感想
はい、全話完走した私チュン・ソロからネタバレなしで感想を。
このドラマ、現在進行形で「スター・ウォーズ」に革命を起こしています。
特に序盤のストーリーの進むスピードがめちゃくちゃ丁寧でゆっくりだから、最初で離脱してしまう人多そうなんだけどもったいない・・・
その分、まずはキャシアンが大トラブルに遭う第3話が劇的に面白いんだよ!!
そこからは緻密に描写されたキャラクターたちが、スター・ウォーズの世界で必死に生きていく。
スター・ウォーズなのに抜群に地に足のついたリアルさで共感できて、同時に慢心状態の帝国に一矢報いる爽快アクションも味わえる。ちゃんとスター・ウォーズもしてる。
「ファンサービスなし」と言ってたわりに、重要人物もそこそこ出てくる。
『ローグ・ワン』はもちろん、プリクエル三部作や『反乱者たち』とも地続きだからほんとすごい。
もし『ボバ・フェット』と『オビ=ワン・ケノービ』でSWドラマ離れしてしまった方がいれば、ぜひ騙されたと思って『キャシアン・アンドー』を試してほしい。
製作が発表された時の「へー、キャシアン主役のドラマもやるんだ~(なんかつまんなさそ…)」から大逆転、ホレました!!!
▼『キャシアンアンドー』第1~3話ネタバレ有り感想&考察記事
▼『キャシアンアンドー』第4~6話 (ちょっと待って、どんどん面白くなってくんだけど)山場その1!
▼『キャシアンアンドー』第7話(え、どこまで面白くなってくの?限界はないの…?)
▼『キャシアン・アンドー』第8~10話(はい、『マンダロリアン』を超えました。)山場その2!大興奮しながら泣いてしまう…
▼『キャシアン・アンドー』第11話・最終話第12話 完結…!観たのを絶対後悔しない結末です…
さいごに
ということで、『キャシアンアンドー』の予習まとめでした。
新しい試みが多いっぽいので、モス・アイズリーを訪れるマンドーとか、Hello thereって言うオビ=ワン風の期待をしてしまうと、拍子抜けするかもしれませんね。。
カメオは気にせずどっしり構えて、目の前で繰り広げられる物語に注目したいと思います。
▼もしこれ見て『キャシアン』きっかけにディズニープラス入ってみようかなと思った方がいらっしゃれば(パターン別の最もお得な入会方法を比較しています)
▼『キャシアン』のシーズン2もあるし、来年は『マンドー』のシーズン3も、『アソーカ』もあるから…年額プランに変えてみてもいいかな…な人へ
以上!!
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