『キャシアン・アンドー』シーズン2 完全予習ガイド

いよいよ、『キャシアン・アンドー』のシーズン2が2025年4月23日(水)から配信開始となります。

私としては、あの『マンダロリアン』を凌ぐスター・ウォーズドラマ史上最高傑作だと思っているのが『キャシアン・アンドー』でございます。

本記事では、シーズン2に関する情報をまとめ、その魅力と予習に役立ちそうな作品を振り返っていこうと思います。

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ドラマ『キャシアン・アンドー』シーズン2 基本情報

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『キャシアン・アンドー』シーズン1が2022年9～11月の配信だったので、実に2年半も待たせてのシーズン2開始となります。

シーズン1でこれでもかと深掘りされたキャラクターたちが再登場するほか、ついに映画『ローグ・ワン』の重要キャラクター、クレニック長官とK-2SOも予告編で姿を見せました。

これは盛りだくさんの名作となること間違いなしです。。。

特報・予告編

予告編では、アメリカのシンガーソングライター、スティーヴ・アールの『The Revolution starts now』（2004）が挿入歌として使われています。

「革命が今、始まる」という意味であり、ストーリーに沿ったものとはなっていますが、予告編に作品と無関係な既存楽曲が用いられるのは初のケースだと思われます。

『キャシアン・アンドー』シーズン1でも、これまで使われてこなかった英語の卑語 “Shit” を劇中で初めて使用したこともあり、SWの世界を現実の空気感に近付けるのがアンドー流といったところ。

ただ個人的には、上述の卑語含め、現実のものをそのままスター・ウォーズに持ち込んでほしくない派なので、ちょといただけない。（が、作品として良すぎるのでそんな細かいことはどうでもいい笑）

視聴方法・配信スケジュール・時系列

『キャシアン・アンドー』シーズン2は、ディズニープラスでの独占配信となります。シーズン1については、ディズニープラス独占配信の後、Blu-rayが発売されているので、シーズン2も何年かしたら同様に円盤が発売されるかもしれません。

配信予定については、今回かなりイレギュラーで、毎週3話ずつ配信されていきます。初日に複数話を配信するのは配信作品ではもはや定番となっており、『アンドー』シーズン1も初回3話同時配信されました。しかし、毎週複数話配信はディズニープラスとしては異例です。

今回の配信スケジュールは、「3話で1年のある時期を描く」という本作の構成を反映したものとなっています。

つまり、第1～3話がシーズン1の1年後・『ローグ・ワン』の4年前を描き、3話ごとに1年ずつ進んでいく形です。

主要な他作品との時系列は以下の通りです。

『キャシアン・アンドー』と『反乱者たち』で5年にわたる反乱軍誕生の物語が多様な側面から語られ、『ローグ・ワン』で初めての勝利を描き、そこから継目なしに『エピソード4』へとつながるわけです。

そのため残念ながら、シーズン3は基本的にないと考えた方がいいでしょう。

キャシアン・アンドー シーズン1 あらすじ解説（ネタバレあり）

<スター・ウォーズ最高傑作>と評される『ローグ・ワン』で、冷静沈着な情報将校として命懸けのミッションに挑んだキャシアン・アンドー。彼はいかにして反乱軍の英雄になったのか？ 『エピソード4』の5年前、帝国軍の恐怖に支配された時代を舞台に、伝説の原点へと続く反乱軍誕生の物語が幕を開ける！

（スター・ウォーズドラマ『キャシアン・アンドー』公式サイトより）

シーズン1では、事なかれ主義に見えながら実は深い家族愛を持つキャシアンが、つまらない間違いから反乱軍に志願することになるまでが濃密に描かれました。

同時に反乱軍 VS 帝国という文脈では、傲慢で不注意な帝国の統治下で、ルーセン・ラエルが着実に広げてきた反乱軍ネットワークが、上からの命令を無視したシリル・カーン、ルールに囚われずに柔軟に考えるデドラ・ミーロという帝国らしからぬ人材の働きで尻尾を掴まれる過程も進められます。

シーズン2に向けた相関図

さまざまな人物の思惑入り乱れる『キャシアン・アンドー』。

いつも通りパワポ感丸見えですが、シーズン2で主要人物だと思われるキャラクターの相関図を作成してみました。

大枠としては、ルーセンが広げる反乱ネットワーク vs 銀河帝国という構図です。

相関図に入れにくかったキャラクターもいます。

キャシアンと共にナーキーナ5から脱獄し、帝国の悪事を広めると誓ったメルシは、どこの反乱分子に参加するのかまだ不明です。

K-2SOは、恐らく帝国軍から盗まれ再プログラムされるわけですが、どのように登場するのか楽しみです。

スタートが一番気になるのは、なんといってもシリル・カーン！！！

アクシス発覚のきっかけを作りながらも、デドラに邪険にされ続けますが、フェリックスでデドラの命を救いました。憎き反乱軍のクズどもを倒すのではなく、愛するものを救うことで勝利を得た男。

だからといってISBに登用なんてバラ色の人生が待ってるはずでもなく…コルサントに帰ったらまず、お母さんからへそくりを盗んだ罪でお説教されることでしょう。

『キャシアン・アンドー』の魅力

作品の立ち位置としては、本当に「なんでお前なの？」という感想しか出てこない本作。

だって、前日譚の第二主人公のスピンオフ作品ですよ。

ファンからの期待もそこまで高くなかったと感じる中で、他のスター・ウォーズドラマ作品とは毛色の違う名作が誕生したのです。

『アンドー』によって、スター・ウォーズは地に足が付いたと言っても過言ではないと思っています。

というのも、オリジナル三部作と同様に反乱軍（の前身）と帝国との戦いが描かれるわけなのですが、帝国側の描き方がとても巧妙なのです。

『アンドー』の帝国キャラクターは、ストームトルーパーのようなヒーローのやられ役でも、ベイダーのような恐ろしい敵でも、ボバ・フェットのように金のために帝国のために働くかっこいい戦士でもありません。

いわば現代社会においてホワイトカラー職で働く一般人なのです。

シリル・カーンは、首都育ちで真面目に勉強に励み、地方でそれなりの仕事に就いた正義感の高い青年（35歳）。

自分は特別な何かを持っているはずという思いが帝国への忠誠心へと結び付き、無駄に正義感あふれる捜査官として奮闘します。

デドラ・ミーロは、男性優位の厳しい職場で出世レースに挑む女性。

拷問のシーンでは冷徹な一面を存分に見せていますが、怒れる群集を前にすると為す術もなく呑まれてしまうような一般人です。

仕事に熱意を持っている2人ですが、その原動力はキャリアや正義感。当然、「秩序を乱す反乱軍のクズども」を嫌っているわけですが、彼らが目にするのは過激派によるテロなど表面化された事象のみ。

対する反乱側の人々。キャシアンがどのように育ったか、”アクシス”が何を喪失し何を犠牲に反乱活動を進めているのか、アルダーニを強襲した反乱チームがそれぞれ持っていた想いなんてものは、想像することもできません。

ただ困難に立ち向かうヒーローを応援していればいい、ある意味お気楽な構図であった映画から、少し立ち止まって考えさせられる社会派シリーズが生み出されたのです。

フェリックス事件、アルダーニ強襲、ナーキーナ5からの脱獄、マーヴァの葬儀。

そのすべてがつながっているのです。

シーズン2を楽しむための予習ガイド

多くの登場人物が続投するので、シーズン1は再視聴しておくといいでしょう。

反乱同盟軍の創設に関する流れで、モン・モスマやソー・ゲレラも登場するアニメ『反乱者たち』を視聴しておくのもいいかもしれません。銀河に広がるネットワークの奥行きを感じられるだけでなく、もしかするとゴーストチームの言及・登場もあるかもしれません。

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『キャシアン・アンドー』シーズン2 完全予習ガイド - ミレニアム・パダワン号

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私は『キャシアン・アンドー』シーズン2第12話を見終わったら、続けて『ローグ・ワン』、そして『エピソード4／新たなる希望』を見ようと思っています。

期待しかありません。