『キャシアン・アンドー』第4,5,6話ネタバレ感想&考察|人間 vs 人間

アンドー
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

Disney+(ディズニープラス)で配信中のスター・ウォーズドラマ『キャシアン・アンドー』

 

今回は、シーズン1の第二部に当たる4~6話を考察していきます。

やっぱり前2回で溜めに溜めるから、第6話の深度と衝撃がすごい。

 

▼第一部の記事はこちら

『キャシアン・アンドー』第1,2,3話ネタバレ感想&考察|これは大物が来たぞ… - ミレニアム・パダワン号
さて、スター・ウォーズの新ドラマ『キャシアン・アンドー』が配信開始となりました。   以降、ミレニアム・パダワン号では感想・考察記事を書いていければと思います。 迷ったのですが、3話で1つのストーリーを描くため

 

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あらすじ

アルダーニ 給料強奪作戦

ルーセンの手を借りてフェリックスから逃れたが、反乱軍のミッションへの参加を提案されるキャシアン。

それは惑星アルダーニの要塞にある、1宙域の四半期分給与を強奪するというものだった。

 

キャシアンは、ヴェル率いる反乱軍チームの寄せ集め具合に驚く。

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一定の訓練はしているが軍事的には素人の集まりであり、帝国のせいで大切な人を失った「帝国被害者の会」でしかないことを次第に知っていく。

 

作戦は、帝国兵士に扮して要塞に侵入、貨物船に金を積み込み、3年に1度起こる天文ショー「アルダーニの目」に紛れて脱出するというものであった…。

 

コルサント① シリルの里帰り

惑星モーラーナからプリ=モーの幹部たちが事態の後始末のため、コルサントのISB(帝国保安局)の本拠地へ出頭する。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

そこでモーラーナが帝国の直轄地になることが言い渡された。つまりシリルは失職したのだ。

 

行き場を失い、コルサント郊外の地上レベルで暮らしている母の元へ帰ったシリル。

親戚のハーロおじさんを通じて新たな職を斡旋してもらうことになる。

 

コルサント② “忍耐の寺院”とモスマの家庭不和

ルーセンの裏の顔・・・それは、コルサントでの骨董品屋の店主であった。

そこにモン・モスマ議員が、夫ペリンの誕生日プレゼントを買いに訪れる。

 

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

もちろん、裏では反乱軍に関する密談が行われる。

これまでモスマ単独でルーセンへ資金提供を行っていたが、帝国からの監視の目が強まってきたことで、新たに助っ人を仲間にすることを提案するも、ルーセンは難色を示す・・・

 

コルサント③ ISBの内部抗争~第二のシリル・カーン現る~

コルサントで開かれるISB本部の会議。

パータガス少佐が進行し、惑星フェリックスでの事件を区域責任者のブレヴィンが報告する。

 

警察組織出身のデドラ中尉は、独自に反乱活動の調査を進めており、銀河各地で発生している帝国所有物の盗難事件に目をつけていた。

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その中でも、キャシアンが盗んだスターパス・ユニットはデドラの管轄で盗まれたものであるため、ブレヴィンにフェリックス関連データの共有を申請する。

しかし、証拠がない「警察の勘」で余計なことをするなと判断されてしまう。

 

ネタバレ考察&小ネタ

私のレジェンズや正史スピンオフの知識が限られているので、詳しい解説はできないのですが、感想をメインに、本作から分かることの考察をお届け。

この作品にはそれだけ大量の要素が織り込まれているということです。。

 

全体考察&感想 ~虫の目と鳥の目~

以前、『ローグ・ワン』が描くコントラストの美しさをべた褒めしました。

美しすぎる名作『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』をただただ褒める会
すごい今更ですが、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のレビュー記事をしたためようと思います。 私チュン・ソロは、本編のオリジナル三部作、プリクエル三部作もちろん大好きなのです...

 

『キャシアン・アンドー』には、同じ心が息づいていると感じます。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

アルダーニの雄大な自然と、コルサントの無機質な都市。

わずか7人が僻地の要塞を襲う一方で、銀河の中心で全銀河を監視・統括するISB。

 

鳥の目=銀河全体

特にISB内での諸々の発言からは、この物語が全銀河と密接に結びついていることをひしひしと感じさせてくれます。

モフ・ギデオンと同じく帝国の強者感すごいよね(C)2022 Lucasfilm Ltd.

ライロス:既にチャム・シンドゥーラが組織的に反乱を起こしているライロスでの反乱対策が言及されました。

アーヴァラ6:「占領地で採掘が再開」したようですが、『マンダロリアン』でグローグーが隠されていたアーヴァラ7と同じ太陽系内に属する星ですね。関わりはあるのか?

スカリフ:「建材輸送が増えている」と言及されましたが、ジオノーシスからデス・スターが移ってきて建設が進んでいることがうかがえます。

ケッセル:盗難の発生場所として挙げられたケッセル。時系列としては5年前となりますが、『ハン・ソロ』でのコアクシウム略奪事件を指しているのかもしれません。

スター・ウォーズ 反乱軍の歴史|迫り来るデス・スターの恐怖と繋がれた希望
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虫の目=個人(特に帝国の人間に切り込みましたね)

一方で、前2話かけただけあって光闇の両側とも人間描写の細かいことよ・・・

 

チーム7人全員がそれぞれ反乱に参加する理由を持っていて、それぞれの思うような形で戦いに加わっている。

帝国高官も赴任先に家族を連れてきていて、家庭内ピリピリしてることもあるし、

残業が長引いてフリスクみたいなの口に入れて仕切り直したり、部下の士気を気にして作業の日時を調整したり、見張り担当も人が来るまで座ってたり、

銀河各地での組織的犯罪に感づくのも、金庫での異変に気付くのも、巨大な監視の目ではなく一人の人間だった。

コルサントから来た技師は帝国臭のする嫌な奴に変わりないが、あえて危険を冒して「子供は解放しろ」という至極まっとうな主張をして殺された。

 

そして、事前にシリル役の俳優がインタビューで、「実家に帰省するなんていうスター・ウォーズらしくないことをする」と発言していましたが…

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里帰り????

これまでスター・ウォーズの「親」って、無念の死を遂げて、そこから頑張るという流れのためにいたか、もしくはそもそもいないかのほぼ2択だったような気がする。

アナキンにとってのシミ、レイアにとってのベイル、ジンにとってのゲイレン。

誰も困った時に訪ねてお仕事もらいに行ったことないよ!

 

こう振り返ると6話までは結構、帝国側の人間性に焦点が当てられてきた印象が強いですね。

時代設定も絶妙だったかも。帝国の支配が当たり前になった時代で、なおかつ反乱活動はまだ局所的、デス・スターの登場前だからこそ、人間味あふれる帝国の一般人を見ることができるのかも。

ここから、徐々に反乱軍と殺し合いを始めていくにつれて、人間模様の変化がどのように描かれていくのか期待したいですね。。

 

キャシアンの半生

これまでに明らかになってきたキャシアンの経歴をまとめてみます。

「出身惑星」と「生まれた年」のどちらも過去の公式設定から変わっているという異例の事態が起きています。。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

0歳:惑星ケナーリで誕生

6歳:「反乱の戦いに加わった」(キャシアンの発言)→ケナーリで親世代の虐殺発生?

9歳:惑星ケナーリでマーヴァ・アンドーに拾われる

クローン大戦期:”少年兵”として分離主義陣営の支援を受けた反乱部隊に参加(公式設定)

13~15歳:惑星シポの少年院(キャシアンの発言)→チェーンコードの犯罪歴にあった犯罪で?

16~18歳?:惑星ミンバンで戦闘従事(キャシアンの発言) or 半年だけ料理人として仕える(ルーセンの発言)

26歳以上:惑星フェリックスでマーヴァと暮らす

 

一気に何もかも整合性が合わなくなってきました。。。どこにもBBYのピンが打てない。

Star Wars公式ページで新たに、「マーヴァに拾われたのが9歳」「その時はまだ独立星系連合は存在していない」と明かされたことで、クローン大戦勃発の22BBYの前に9歳を迎えていたということになります。

そのため、元の設定では26BBY生まれとなっていましたが、本当の生まれた年は31BBY以前という計算になります。

確かにケナーリのキャサは3~4歳には全く見えないので、こちらが正しいのでしょう。。

 

経歴をつなげてみると・・・

勝手に故郷から連れ去られたせいか、マーヴァのもとから逃れるも、少年兵になってクローン大戦で敗戦して少年院行き。補充兵士としてミンバンに送られるが、キャシアン得意のごまかしか何かで兵役免除されて調理人の職をつかみ、すきを見てマーヴァのもとへ逃げ帰った。という感じかな?

母(C)2022 Lucasfilm Ltd.

一回離れることで、マーヴァの優しさと銀河の恐ろしさを身に染みて感じたのでしょう。

 

そういえば、ハン・ソロはあれだけ「先撃ち」論争されてきましたが、キャシアンは既に2人先撃ちで殺してますね。ローグ・ワン冒頭もそうですが。

 

ルーセンの品揃え

ここは大渋滞しているかつ、私より詳しい人がたくさんいるので触れるのは限定的に。

 

裏にあったジェダイ・シスホロクロンらしきもの。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

形状はそれぞれジェダイが四角でシスは三角で対応してますが、サイズは大きすぎる気がします。

これまで登場したものは手のひらサイズでしたので、本物かどうか、異なる種類のものなのか謎ですね。

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その他感想

マック=アーニ・ブレイ・ダーニ。

通称「アルダーニの目」の壮観さは言うまでもない・・・。映画館で観たい美しさでした・・・。

「目」を背景にした、TIEファイターへの乗船シーン、飛行シーンも鳥肌ものでしたね!!!

 

6話最後で初登場した帝国元老院。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

共和国後期の議会も腐敗し、パルパティーンに支配されていましたが、野次は飛ぶし、パドメ・アミダラのような抜きん出た者による演説には心動かされていました。

が、帝国の時代となっては、もう軽視されて空席が目立ち、誰も議題に興味がない。。

“This is how the liberty dies… with thunderous applause.”

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モン・モスマのプライベートも描かれました。

外は監視の目が張り巡らされ、家族ですら油断ならない。

夫は自分の好きなようにやってて価値観全く合ってないし、経緯はいまいち分かりませんがかなり辛辣な娘。

 

家族一丸で戦っていたオーガナ家と比べてしまうと、精神的な孤独感、辛さが・・・

加えて、ベイルのように反乱の前線に立つには、孤立しすぎていたことがうかがえますね。。

 

最後に、、今回の第二部は帝国への潜入任務だったので、反乱軍も人間ばかり、というのはしょうがないですが、

ドロイドやエイリアンの視点が全くないのは、スター・ウォーズ感薄れてやっぱり寂しいな。。

 

『キャシアン・アンドー』各話の小ネタ解説

最後は、箇条書きで小ネタを扱っていきます。もう多すぎて解説と言うよりかはつついて周ってるだけですね。

 

第1話の細かい点

キャシアンがとっさに思いついた偽名「クレム」。

これ、義父の名前クレム・アンドーから取ってますね。家族は大事にする男。

 

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

ルーセンの正体に関する会話で、字幕では省略されてしまいましたが、「ゲリラ」「パルチザン」に混ざって、「Sep(分離主義者)」という言葉が出てきました。。

まだ一派が存在していて、反乱活動してるということ・・・?

 

担保として渡されたブルー・カイバーは、「ラカタ帝国に対する蜂起の象徴」と言及されました。

▼Star Wars Theroyさんのラカタ紹介動画を翻訳

 

旧共和国の誕生がする前の古代の話。

当時は銀河を航行する技術はなく、銀河各地に惑星レベルの文明が点在しているのみでした。

そこに、Qua(クア)というフォースを扱う謎の種族が現れ、各惑星にフォースを教えていきました。

その中の一つ、惑星Lehon(ラハーン)に住むラカタ種族は凶暴な性格でダークサイドのフォースを身に付けます。

こうして師のような存在のクアに反抗し、独自のハイパースペース航行を開発して各地の惑星を侵略し、ラカタ無限帝国を建設したのです…。

というレジェンズの話が正史入りしたというわけですね。

ちなみにドラマ『ボバ・フェット』で導入された「昔、タトゥイーンは海に覆われていた」という話、干上がらせたのもラカタです。。

 

モスマ夫が招いた帝国の高官。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

Office of Grand Vizierから人が来ると言ってましたが、Grand Vizierとは大宰相マス・アミダのことを指しています。

 

その後、彼らが「ゴーマンへの輸送ルートを断ち切った」とモスマは話しています。

惑星ゴーマンは、後に『反乱者たち』のシーズン3第18話のモン・モスマの発言で言及されます。

輸送ルートの問題から発展して、後に「ゴーマンの大虐殺」という帝国史に残る残虐な事件が発生し、モン・モスマは皇帝を名指しで非難しました。

これをきっかけに議員を辞職し反乱軍の前線で戦うことを決めた、というモスマにとっては結構長く関わってくる重要な事件なのです。

 

第2話の細かい点

カーン家の食卓に注目しましょう。

①こたつにミカン、テーブルにメイルーランか?

②アクバーにライバル現る!

チョコミントを彷彿とさせる色使いのシリアルに、ブルーミルクを入れて召し上がれ。

でも、わざわざ公式から率先していじらなくていいのに・・・

シリルという名前がもうシリアルに寄せて作られたんじゃないかと勘繰ってしまう。

まだアクバーシリアルの方がカラフルで食べれそう。

 

スキーンのひとこと。

“The axe forgets, but the tree remembers.”「斧の方は忘れるが、切られた方の木は忘れない」

3話で本当は兄貴などいない、と言い張りましたが、あの言いぶりだと「全部本当だけど、大義だの復讐だのしたところでどうせ何も変わらない」と思ってる人だと感じる私はナイーヴでしょうか?

 

モスマがコルサントで車乗ってるシーン。

おそらくだけど、周りに車がいないので議員専用みたいなルートがあるということだろうか。

 

シリルのお部屋には、クローントルーパーのフィギュアが飾ってありましたね。

 

第3話の細かい点

貨物船ロノでの脱出中にあった、ネミックの「Climb! Climb!(上昇!)」ってセリフ。

(C)2022 Lucasfilm Ltd.

K2の「Climb! Climb!(上へ!)」を思い出します。どちらも死に際のひとことでしたね。。

 

初見では展開が早いのと、アルダーニの目と相まって物語に没頭していたので、誰がどうなったかイマイチつかめずに終わったので、一覧にまとめてみました。

基地で死亡:ゴーン中尉、タラミン(どちらも要塞内で撃たれる)

脱出後に死亡:ネミック(ロノ発進時に台車に轢かれる)、スキーン(キャシアンが銃殺)

生存者:クレム、ヴェル、シンタ(人質確保のため要塞に残り、脱出は成功)

ネミックの死に方が素人チームのリアルで残酷。。

 

さいごに ~第3部への展望~

僻地で寄せ集め7人が引き起こした出来事が、銀河全体を激震させた第6話。後半戦にあたってめちゃくちゃギア上がってきました・・・

 

ISBが大急ぎで立案していて、執行するであろう報復計画とは?

→尻尾を掴んでる反乱組織に徹底的な鉄槌を下すのだろうか。ライロスあたりが関わってくると嬉しい。まさかモフ・ギデオンからの千の涙とかないよね?(と期待してしまう)

 

モン・モスマの新たな協力者とは?

→多分ピンチに陥ってるここらのタイミングでソウ・ゲレラ先生の手を借りて、後で後悔するパターン。

 

スキーンを殺し、ネミックの宣言書を受け取ったキャシアンの決断は?

 

そして・・・

シリル君の新しいお仕事とは??????

 

銀河レベルの抗争が始まる『キャシアン・アンドー』後半戦、ひたすら楽しみでならない。

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