Disney+ (ディズニープラス)で配信中の『クローン・ウォーズ』の最終シリーズ “ファイナルシーズン”。
毎エピソード、新キャラやストーリーに登場した過去ネタを特集&解説していきます!
今回はついに最終話「勝利と死(Victory and Death)」。
クローン・ウォーズ、これにて完結。。
▼第1話の感想・考察
▼前話の感想・考察
あらすじ
アソーカと501大隊は、捕獲したモールをコルサントへ護送するため、惑星マンダロアを後にした。
しかし、ハイパースペース航行中に、ジェダイ抹殺を命じるオーダー66が発令。
レックスは「ファイブスを探せ」と最後に一言残した後、何かに取り憑かれたかのように他のクローンと共にアソーカに襲い掛かった。
アソーカはクローンたちの脳に埋め込まれた「抑制チップ」がカギだと見つけ出し、レックスを誘拐し医療室でチップの摘出に成功。
だが、他のクローン兵たちは扉の目の前まで迫っており、”船内全員が敵”という絶体絶命な状況に変わりはないのであった…。
チュン・ソロの解説&感想<ネタバレあり>
ついに終わってしまいました。。
“選ばれし者”スカイウォーカーの悲劇
共和国はクローン大戦に勝利しました。
しかし、戦争の大義に疑問を持たず、懸命に戦ってきた皆を待っていたのは死でした。
ジェダイは抹殺され、クローンは自由意志を剥奪され、市民の自由も死に絶えました。
万雷の拍手の中で。
しかし、そんな中で自分たちのあり方に疑問を抱き、自らの信念を強く持とうとしてきた人々は、違った道を歩むことに…
レックスは「上官の命令なら絶対に従うのが”良い兵士”なのだろうか?我々は何のために戦うのか?」と、
アソーカは「ジェダイは本当に銀河の”平和の守護者”としての役割を全うできているのだろうか?」と、
自分自身に疑問を投げ掛けてきた2人は、この惨禍を生き延びました。
図らずも、モールの言葉が2人の行き先を指しているようでした。
「お前がこれまで選んできた道は、まさしくこの運命につながっていたのだ」
by モール
クレル将軍に反逆したこと、エコーの生存を信じて決して見捨てなかったこと。
ジェダイ・オーダーを去ったこと、一般市民の声を聴き彼らの力になったこと。
2人の決断には、いつも「評議会(権力)のやり方に従わずに、ジェダイがやるべきことをやる」という
アナキン・スカイウォーカーの影がありました。
皮肉なものです。
彼は友をダークサイドから救えても、自分は救えなかった。
救われた友が繋いだ”新たなる希望”が到来するまでは…。
ドーターの導き
ちなみに、アソーカがライトセーバーを落とすシーン。
ジェダイとの決別を象徴しているかに見えます。
でも注目したいのが、アソーカが落としたセーバーが「1つだけ」だったところ。。
墜落現場の調査で、ライトセーバーが事故現場に転がっていたら、持ち主は死んだものだと帝国は思うでしょう。
アソーカが2本持ちだったという情報を掴んでいたとしても、もう1本はどこかに落としたか埋まってるかだと結論付けるに過ぎず。
でも、それをあげた本人なら…?
私は、師匠が愛弟子の安否を確かめに来ることを見越した、帝国には分からない「私はあなたの教えを希望に生きている」というメッセージだったのではないでしょうか?
その後の小説『Ahsoka』でも『反乱者たち』でも、もう1本のライトセーバーは登場しないので、完全なる想像ですが、、アソーカ生存の可能性をその時点で皇帝には伝えてませんでした。。
ベイダーの上空で弧を描いて飛んでいた1羽の鳥。
モーティスで命を救われてから、アソーカを見守り続けてきたモライですね。
シーズン7全体の感想
ということで、全133話にも渡る物語の幕が閉じられました。。
全体を通して、これまでのクローン・ウォーズで語られたストーリーを『シスの復讐』に滑らかに着地させた、というのが総評です。
まさになクローンvsドロイドの戦い、追放後のアソーカの成長、そしてマンダロア包囲戦と見どころ満載でした!
改めて主役はアソーカだったな、と感じたのがシーズン7。
それ以上にいつも描かれるテーマは「スカイウォーカー・サーガ」だったんだなと実感したのがこの最終話。
まあディズニー作な感じはどうしてもついて回りましたね。。(本当はもっとあったことは忘れてないので)
とりあえず、デイブ・フィローニが最後まで魅せてくれたことに感謝です!
最後に
長かったような、短かったような、、。
また一段とサーガの深みが増して、のめり込んでいく訳ですが。
次は『マンダロリアン/シーズン2』が待っています!
それでは次に会う時まで、May the Force be with you…
▼第1話から振り返る
▼今のところ、クローン・ウォーズ/ファイナルシーズンを見る方法はDisney+ (ディズニープラス)しかありません。。
コメント