Disney+ (ディズニープラス)で配信が始まった、『クローン・ウォーズ』の最終シリーズ “ファイナルシーズン”。
毎エピソード、新キャラやストーリーに登場した過去ネタを特集&解説していきます!
今回は第11話「崩壊(Shattered)」。
▼前話の感想・考察
あらすじ
マンダロアの大部分の制圧に成功したアソーカとボ=カターン。
最後の全面戦争が始まる中、アソーカはモールにシディアス打倒のために手を組まないかと誘われる。
しかし、モールの目的がアナキン・スカイウォーカーの殺害であったと知ると協力を拒否。
長いセーバー戦の後、ついにモールの捕獲に成功するのであった…。
チュン・ソロの解説&感想<ネタバレあり>
マンダロアとボ=カターン
幾度も戦場となったマンダロア。
姉のサティーンが平和主義で失敗し、デス・ウォッチは力を求めた結果としてモールに乗っ取られ、、
モールは倒したものの、「リーダー」という存在に葛藤を抱えていたボ=カターン。
からの帝国誕生という苦難の連続。。
「帝国の統治が始まると、私は皇帝の支配を拒否し、サクソン一族に裏切られた」
by ボ=カターン(『反乱者たち』シーズン4第1話)
二人の再会は、『マンダロリアン/シーズン2』で。
迫るタイムリミット
前回に引き続き、EP3『シスの復讐』の劇中と完全に重なるシーンが登場しました。
「議長の狙いはジェダイの討滅。フォースの暗黒面を感じる」
by メイス・ウィンドゥ(エピソード3)
あの会議の直後にアソーカが入ってきたという設定ですね。
実際に上のセリフの直前に、アナキンが最高議長の元へ遣わされています。
ここでのアソーカのメンタル、異常じゃないですか、、、?
間違って死刑にしようとした評議会と対面した上、自分から言ったことにせよウィンドゥから「一般市民には関係ない」的なこと言われても、忠誠的な言動を保ち続けたの本当すごいと思う。。
てか、ウィンドゥがジェダイ討滅計画の”ほころび”をきれいに埋めていった感が。
・反省してアソーカに威圧的な態度取らなければ、ヨーダがいる時点でアナキン弟子化計画を聞けた…
・パルパティーンを殺そうとしなければ、アナキンの逆上を生まなかった…
一方でヨーダの気遣い、あえてのパダワン呼びも悲しく響きますね。。
ジェダイとクローンと…
アソーカのセリフ、クローン・ウォーズの中心命題みたいなものですね。
「私はジェダイとして平和の守護者になるための修行を積んできた、兵士になるためじゃない。でもパダワンの頃から兵士そのもの…」
by アソーカ・タノ
エピソード2でのメイスによる「我々は平和の守護者であり、兵士ではない」から始まり、クローン・ウォーズでも至る所でジェダイが口にしています。
そして、何度も平和主義者から疑問の声を喰らっています。。
「かつてジェダイが”将軍”でなく、”平和の守護者”であった時のことを覚えているわ」
by サティーン・クライズ(クローン・ウォーズ)
「ジェダイは平和の守護者ではない・・・あんた方が武器を捨て、非暴力を貫いた時に、ジェダイは真の平和の守護者と呼べる」
by テー・ワット・カー(クローン・ウォーズ)
平和の守護者を名乗っておきながら、ジオノーシスへは先制攻撃、戦争が始まると「将軍」「コマンダー」など軍人として共和国に仕えました。
ですが、どちらも「分離主義者が危険だから」「共和国が求めるから」という意志不在の決定を下してきた訳です。
ちなみに全然関係ないけど、このくだり好き。笑
サティーン:
「平和主義者だって、自分の身くらい守るわ!」
オビ=ワン
「まるでジェダイだな」
振り返ると、アソーカのジェダイ人生は戦場で始まりました。
戦って活躍を認めてもらい、自分の一瞬の判断によって仲間を失い。。
また、ジェダイが戦争を始めた責任があると主張する”敵”が、本当に悪いのか考えさせられる経験もありました。
実際に自身は正義のジェダイによって無実の罪で追放され、民衆がジェダイを毛嫌いする様も目の当たりにしています。
ダース・シディアスによって全てが仕組まれている中で、ジェダイにできることは少なかったでしょう。
しかし、アソーカが他のジェダイと違ったのは「ジェダイがあるべき”平和の守護者”とは何なのか?」という命題に向き合い続けたことではないでしょうか。
戦い大好きおてんば娘から、ジェダイの本質を組織の外から考える変貌ぶり。
『クローン・ウォーズ』とは、アソーカの視点でジェダイを見つめ直す物語であったのかもしれません。
その他もろもろ
ここからは、つらつらと感想&豆知識を。
冒頭のモールがガンシップ内で捕まってる図。
アソーカも真実を伝えられないまま拘束された、っていうのを重ね合わせてて実質同じだよねって言いたいっぽい?
モールを封じ込めてたの「マンダロリアン・ヴォルト(Mandalorian Vault)」というらしい。
てか上の画像のちょっと前、
モールを積み込んでシャトルが出発した後、ボ=カターンとウルサの前に並んでた6人のマンダロリアンが消えてる。。(観返してみてね!笑)
アソーカがジェダイクルーザーのブリッジに入るシーン。
敬礼するクローンたちを見て、その場にクローンしかいないという状態に、ゾクッとする恐ろしさを感じることになるとは、、、、、
ドロイドちゃんたちを右からご紹介。
R7-A7
シーズン1からアソーカと一緒のアストロメク・ドロイド。
アソーカ初めての大失敗、中隊ほぼ全滅となったライロスの戦いからの仲です。
CH-33P
通称チープ。
聞き覚えある方もいる通り、『反乱者たち』でおなじみのチョッパーと同じC1モデルのドロイドです!
そしてさらに、、我らがデイブ・フィローニが声を担当!!!
今更知ったけど、チョッパーもデイブ・フィローニだったんだって、、
RG-G1
通称のGGってのが好き。
そしてモール無双。
確かにこれは『ローグ・ワン』ベイダー無双オマージュですね。
ブラスター引っ張り落とすのとかまんまでした。
ちなみに、コムリンクを奪って情報戦してるのはヴェントレスと同じ。
アナキンのコード「8108」の意味は分からず。
まさかと思って調べた『クローン・ウォーズ』初回放送日は、2008年10月・・・3日でした。笑
ごめんだけど念仏のくだりは意味不明でした・・・。
「我はフォースと共に、フォースは我と共に」
挑発した言葉を投げかけて、抑制チップが反応するとかなら分かるが、、
唱えることで、機械がチップを見つけられたというのは?でした。
2人のこれからの指針となる言葉であることは、間違いないのですが。
納得できる解釈が欲しい、、
最後に
次回、いよいよ完結。
▼第12話
▼第1話から振り返る
それでは次に会う時まで、May the Force be with you…
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