ドゥークー伯爵はジェダイの救世主?クローン・ウォーズ中の事件に隠された真意と評議会の失態

キャラクター紹介

スター・ウォーズ史上、“最も過小評価されている登場人物”

なんて言うと、あなたは誰を思い浮かべますか?

 

 

私チュン・ソロなら答えは一択…

ドゥークー伯爵!!!

 

マジで重要人物ながら、EP9のトレーラー動画(過去振り返るやつ)に出れなかったり、まさかの『クローン・ウォーズ/シーズン7』の予告編にすら登場しなかったり…

あまり話題にされることもなく。。

Star Wars: The Rise Of Skywalker | D23 Special Look
Star Wars: The Clone Wars | Official Trailer | Disney+

個人的には、サーガ全体のカギをも握る重要人物だと思ってます。

 

今回は、そんなドゥークー伯爵の生き方、そして「実はジェダイの救世主になりたかったのでは?」という仮説について検証します!

 

ドゥークー伯爵とは?

StarWars.com | The Official Star Wars Website

ダークサイドに堕ちた元ジェダイマスター

 

ジェダイ・オーダー脱退後は、共和国からの脱退を各惑星に促す分離主義運動を起こし、独立星系連合を設立

それが共和国と対立を生み、クローン大戦を引き起こしたのでした。

 

伯爵の基本プロフィール

惑星セレノーにそびえ立つドゥークーの宮殿 StarWars.com | The Official Star Wars Website

出身:セレノー

身長:196cm

出生/死亡年:102BBY~19BBY

師匠:ヨーダ、ダース・シディアス

弟子:ラエル・アベロス、クワイ=ガン・ジン、グリーヴァス将軍、アサージ・ヴェントレス、サヴァージ・オプレス、クインラン・ヴォス

別名:ダース・ティラナス(Tyranus, タイラナスとも読む)

 

ドゥークーは、惑星セレノーの貴族として生まれ、幼少の頃にジェダイの一員となります。

そのためジェダイでなくなった後は、貴族の地位(”伯爵”の称号)と、資産(宮殿など)を受け継ぎました。

「ドゥークー」が名前で、Count/伯爵という称号が名字として使われている(名字はない)感じでしょうか。

 

年齢は、クローン戦争勃発時には既に80代。。

スーパーおじいちゃんですね。笑

 

そして師弟関係を見れば、どれだけの影響を銀河から受けていた/与えていたのかが分かると思います。

ジェダイの頂点最強のシスの両方から直接教えを受けたなんて人は、彼以外にいません。。笑

 

スピンオフ小説も制作されています。

▼Dooku: Jedi Lost(詳しい生い立ちはこの小説に)

▼Dark Disciple: Star Wars(こちらは戦争終盤での、愛弟子ヴェントレスの復讐物語)

※積読が追い付かなくて、まだカートに入ったまま。。読み終わったら、詳細を更新します。。 

 

ダークサイドへの転向

「彼はかつてジェダイでした。暗殺などする訳がない。彼の性格からして考えられない。」

by メイス・ウィンドゥ

(エピソード2)

 

オーダーを去った後も一定の信頼を持っていた程、人格を認められていたことが伺えます。

何と言っても、グランドマスター直々の教えを受けた貴重な人物ですからね。。

 

では、

なぜダークサイドに堕ちてしまったのか・・?

 

答えは、先程紹介した「Dooku: Jedi Lost」で詳しく描かれているのですが、

銀河共和国の深刻な腐敗、そしてそれらに対するオーダーの無策への失望、そこに家族問題が相まって脱退を決めたようです。

 

「理想の高さ」こそが、過激になる原因だったのかもしれません…。

 

考察:ドゥークーは「ジェダイの救世主」を目指していた!?

ジェダイ・オーダー破滅の元凶であるクローン大戦を引き起こした伯爵ですが、

本当は、ジェダイ・オーダーへの希望を捨てきれていなかったのだと思うのです!!

 

「ドゥークーがオーダー66の危険をジェダイに知らせようとしていたのでは?」と予想できる出来事を、つ紹介します

※残念ながら、確定的な証拠がないため、この考察は憶測の域を出ることはありません..。

 

▼オーダー66関連の詳しい事実一覧はこちら(これ読んでからの方が分かりやすいと思います。。)

【陰謀】オーダー66を時系列で解説|シディアスとジェダイの駆け引きとは…
この記事では、黙々とオーダー66(クローン・プロトコル66)関連の「陰謀の歴史」を振り返ります。以下の作品で明らかになっている事実を、時系列で確認していきます。・エピソード2/クローンの攻撃・アニメシリーズ クローン・ウォーズ:シーズン1~

 

①オビ=ワンへの陰謀暴露

ジオノーシスにてオビ=ワンに語りかけるドゥークー StarWars.com | The Official Star Wars Website

まず明らかなアクションが、エピソード2ジオノーシスでのオビ=ワンとのやり取り。

捕虜となったオビ=ワンへ、ドゥークー伯爵が以下のような話を始めます。

 

ドゥークー伯爵:

「既に数百もの議員がシス卿”ダース・シディアス”の傘下にあるのだよ。」

オビ=ワン・ケノービ:

「信じられないね」

ドゥークー伯爵:

「かのヌート・ガンレイも以前シディアスと同盟を組んでいた。だが、10年前のナブー危機の際に裏切られたのだ。」

 

はい、本当のことしか言ってないですね。笑

 

言えるラインのギリギリ、、というか「シディアス」って名前出してもよかったのだろうか。。

自分の「ティラナス」という名前すら隠していたのに。

ジェダイ側としては、「真偽を確かめるためにガンレイを捕虜に取って、謎の”シディアス”を語る男について尋問する」なんてこともできる情報材料ですよね。

 

しかし、評議会にこの件を不安げに報告するオビ=ワンに対して、ヨーダは「ダークサイドの誘惑」と切り捨てました。。

 

②クローンによるジェダイ殺害事件

事件の詳細

ティプラーに銃口を向けるタップ StarWars.com | The Official Star Wars Website

クローン大戦中のリンゴ・ヴィンダの戦いで、クローンがジェダイを射殺するという事件が発生します。(クローン・ウォーズ/シーズン6第1話)

なんと、オーダー66発令時に起動されるはずの「抑制バイオチップ」が、クローン兵タップにおいて不具合で発動してしまったのです。

 

調査が行われるも、結果的にジェダイ側に陰謀がバレることはなかったのですが、この一連の事件に不可解な点があります。。。

 

それは…

チップが不具合を起こした真の理由が明らかになっていないのです。

 

ヒントな部分

最終的には、「リンゴ・ヴィンダ原生の寄生虫のせいだった」として決着がついています。

しかしこれはパルパティーンの息がかかった共和国の研究機関によるもので、真実を隠蔽している可能性が高いです。。

 

ここからは想像の域を出ませんが、どうも引っ掛かる箇所があるのです。

 

それは…

「射殺事件の前、タップが5日間も行方不明になっていた」というアナキンの発言!

 

行方不明になったのはアニメで描かれている前の話で、

射殺に至るまでの戦闘シーンでは、特に不具合のきっかけとなりそうな事象は起きていません。

唯一、タップがドロイドに撃たれそうになったファイブスを間一髪助けるシーンがありました→不具合で発生する殺傷衝動がジェダイ専用で、クローンに対しては起こらない(=紛れもなくオーダー66である)ことを示している?

 

ここでチュン・ソロが怪しいと思うのが、ドゥークー伯爵なんです。

 

仮説:

ドゥークー伯爵がクローントルーパーを誘拐して、バイオチップに誤作動を起こさせた!(能力)

→ジェダイにオーダー66の仕組みを知らせるため(動機)

 

正直、「行方不明」というだけで他に何の手がかりもないのですが…

何と言っても、おびただしい数クローン兵の中で、タップ一人だけが発症していて、

実行する「能力」と「動機」があるのは、ドゥークーしか思い当たらないんです。。

 

まず「能力」について、

カミーノ首相らがタップを受け入れた際、真っ先に報告をした先がティラナス卿だったことから分かる通り、ドゥークーはバイオチップを託した張本人でした。

つまり、バイオチップの仕組みを熟知しているはずです。

 

他にその存在、詳細を知っている人はカミーノアンとシディアスしかいません。

両者、オーダー66がバレて嬉しいことがある訳ないですね。

 

実際に実行した人については、ヴェントレスもいないため、誰がどうやったのかまでは分かりません。。

ただし、戦闘の少し前に行方不明になっていたので、ドゥークー本人が手を下した可能性もなきにしもあらずです。(事件発生時には既にセレノーにいました)

セレノーでマスターからの指示を受けるティラナス StarWars.com | The Official Star Wars Website

 

そして「動機」、

ここでの動機は明らかで、ジェダイにオーダー66の存在を知らせようとしていたのではないでしょうか?

トレンチ提督から「クローンによるジェダイ殺害」の報告を受けたドゥークーは、最初「稀だが過去にもあったことだ」と話を流そうとしてたし・・。

トレンチの報告がなければ、シス側の初動はかなり遅くなっていたでしょう。

 

となると、最後にドゥークーの手に渡ったチップの行方が気になりますね。。

今後チップが登場することがあれば、彼の意図がさらに明らかになるかもしれません。

 

 

※これ自然発生説でも面白い考察があって…

『クローン・ウォーズ/シーズン4』ウンバラの戦いで、ジェダイマスター ポン・クレルをブラスターで撃った(スタンさせた)クローンこそ、タップだったのです!

よって意図せずに「オーダー66と同じ状況が発生した影響で、チップに負荷がかかって不具合を起こしたのでは?」という考察。

空白の5日間は説明できないですが、タップだけに不具合が起こったことを説明できる数少ない説ですね。。

 

▼Captain GeorgeさんのYouTube考察動画

Star Wars Questions – Why Did Tup's Inhibitor Chip Malfunction?

でも、わざわざ「タップだけが5日間行方不明だった」という発言を出す意味を考えると…ねぇ…。(完全にこの一言に依拠して考察立てちゃいました。。)

 

③サイフォ=ディアスの死因調査

事件の詳細

サイフォ=ディアスの幻影 StarWars.com | The Official Star Wars Website

ある時、ジェダイ評議会は旧式のジェダイ救難信号を受信します。

発信源を調べると、そこにはフェルーシアで死んだはずのサイフォ=ディアスが乗っていた船の残骸とライトセーバーが…。

 

さらなる調査の結果、ドゥークーがティラナスという名を名乗り、パイクシンジゲートに依頼してサイフォ=ディアスを暗殺したことが発覚するのでした。

 

そして、これまた不可解な点があり…

なぜ急に旧式のジェダイ救難信号が発信されたのか? が明らかとなってないのです!

 

ヒントな部分

ダース・シディアスでさえ「なぜジェダイがサイフォ=ディアスについて嗅ぎまわっているのか」をドゥークーに焦って聞き、怒って首絞めてます

あの”全ての黒幕”であるはずの人間が、原因(ジェダイ救難信号の存在)を知らなかったのです。

 

そこで、再び焦点が当たるのが「能力」と「動機」を持ったドゥークー伯爵!

 

仮説:

ドゥークー伯爵がオバ・ダイアの月へ行き、ジェダイシャトルの救難信号を起動させた!(能力)

ジェダイにサイフォ=ディアスの死因を調査させるため(動機)

 

まず「能力」面を考える前提として、

「救難信号が自然発生的に動いた」とは考えにくいのではないでしょうか?

現場を調査したクローン兵が言っていた通り、シャトルはかなり損傷が激しいので、「まだ燃料が残っていて、10年経って急に信号だけ起動した」とは考えにくいでしょう。。

(せっかくプロ・クーンが船の残骸”全部”持ち帰ったのに、その後の調査の過程で一度も出てこないのが残念なところ…)

 

となると、誰かが信号を起動させたはず。。

「オバ・ダイアの月に墜落したジェダイシャトル」の存在を知っているのは、暗殺命令を下したドゥークー、実際に暗殺したパイクと被害者のシルマンの3人です。(シディアスは除外)

幽閉されていたシルマンを除いた、ドゥークーとパイクに信号起動の能力があると考えます。

となると、後は動機があるかどうかの話です。

 

パイクはどちらかというと「事件の存在を共和国から隠しておきたい」という意図を持ってました。

ジェダイ暗殺を行ったことがバレることで利益はなく、オビ=ワンとアナキンが来た時には「ティラナスを名乗る男に暗殺を依頼された」と正直に白状し、生存者であるシルマンを引き渡すことで幕引きを図っています。

 

対するドゥークー伯爵は、私の救世主説(?)が正しければ、

サイフォ=ディアスの身辺調査を行わせ、クローン軍創設の秘密を暴かせようという意図を持っていたのではないでしょうか?

 

自らオバ・ダイアへ赴いた際、「お前がティラナスだったのか」と驚くオビ=ワンに対し、こんな言葉も残しています。

「お前が知るべきことは、数年前のジオノーシスですべて伝えたはずだ」

by ドゥークー伯爵

 

ドゥークーは「ティラナス」という名前をジャンゴ・フェットに伝えており、ジャンゴ経由でジェダイ評議会はその名を知っていました。

しかし、「ティラナスが誰なのか」すら調べられていなかったジェダイに、失望したのではないでしょうか?

 

結論

もし本当にドゥークーが真実を伝えようとしていたならば…

 

 

完全にジェダイの自業自得。

 

サイフォ=ディアスが発注したはずのクローン軍。

しかし、当の本人は後に”殺されて”いて、クローンの遺伝子提供者はドゥークー伯爵が決定していた。

その後、ドゥークーによる分離主義運動によって、ドゥークーの息がかかったクローン軍を用いて戦争開始

さらには、“全てのクローンに移植されているバイオチップ”の故障で、クローントルーパーがジェダイだけを殺そうとする事件が発生。

 

つまり、見える悪役(見えないのはもちろん師匠の方)を全て自分が演じて、小出しにヒントを与え続けたのではないでしょうか?

代わりはいくらでもいるから、与えられた場所で密かに戦う、ゲイレン・アーソに通じる戦い方。。

 

にも関わらず、ジェダイ評議会は、

バレたらまずいから、という理由で事実を公表せず、目立った対策すらしませんでした。

 

元老院と世論のご機嫌伺いに終始し、自らの知識・意見を批判的に検証することもなく言われるがまま

ダークサイドが曇らせていると言って、フォースによる導きを求めることもなかった

ここらへんの失態は、アソーカ弾劾裁判でも鮮明となっていましたよね。

 

ドゥークー伯爵:

「もし共和国が現にシスの暗黒卿の支配下にあると言ったら?」

オビ=ワン:

「いや、そんなことはあり得ない。ジェダイが気付くはずだ。

 

我々のアーカイブに情報が載っていなければ、それは存在しないということです。」

by ジョカスタ・ヌー

 

「そのような行動を取れば、元老院への反抗と取られてしまうだろう。我々に選択肢は残されていない。」

by メイス・ウィンドゥ

 

「失われた20人」の胸像は、本当に”飾り”でしかなかった。

 

5 FASCINATING FACTS ABOUT THE JEDI TEMPLE | The Official Star Wars Website

本来、これらの像はジェダイ・オーダーの失敗を忘れないために、わざわざ設置しています。

しかし、クローン大戦期のジェダイたちが、自らの失敗を認めることはありませんでした…。

 

 

最後のトドメ…

「ジェダイの間で広がってきている問題じゃな。自らを過信しすぎておる。年のいった熟練者もじゃ。」

by ヨーダ

(エピソード2)

 

お前のことだよ!!!

 

最後に

ということで、『クローン・ウォーズ』で扱われたオーダー66関連事件の謎に包まれた”きっかけ部分”ドゥークー伯爵に注目することで浮かび上がってくる考察でした。

 

どの仮説も「もしドゥークー伯爵にジェダイ救済の意図があるとすれば、ストーリーの空白を埋められるのではないか?」というぼんやりしたものです。

さらに、そうであってもシディアスにバレない程度での挑戦となるため、事件発生後はドゥークー伯爵も火消ししているという想像です。

シディアスに殺されずに、怪しい事件を発生させる→ジェダイに調べさせる、がゴールですから。。

 

一度は見捨てたジェダイ・オーダー、銀河共和国を救うはずが、見事にシディアスの操り人形で終わってしまった悲しき人生。。

そんなことも知らずに「ドゥークーの始末が戦争を終わらせる道だ」と言い続けたジェダイたち。。

「クワイ=ガンが生きていれば、助けてくれただろう」という言葉は、あながち間違いではなかったのかもしれません。

 

ジェダイ・オーダーが嫌いになりそうですが、ある意味それを救ってくれたのが、エピソード8のヨーダの教えだったと思っています。

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それでは次に会う時まで、May the Force be with you…

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