2023年3月1日(水)より配信開始となった、スター・ウォーズドラマ『マンダロリアン』のシーズン3。
本記事では、第4話・チャプター20「孤児」(The Foundling)のネタバレ感想&考察をお届けします!
あの人の帰還
まず触れるべきは、グローグー救出の回想で登場したジェダイ、カレラン・ベクでしょう。
彼は、子供向けに放送されたコンテンツ『Star Wars: Jedi Temple Challenge』で初登場。
パダワンたちのナイト昇格試験を監督した、ジェダイ・マスターでした。
「グローグーをオーダー66から救出したのは誰?」という疑問に様々な憶測や予想が飛び交っていた中、
ほとんど名前が出なかった意外な人物でありながら、既存作品との整合性やカレランの役割を考えると順当。
演じているのは、アーメド・ベスト。
『エピソード1/ファントム・メナス』~『エピソード3』でジャー・ジャー・ビンクス役を演じています。
ヘイデンに続き、救済が続いていく。。
どうも、彼の帰還はジョン・ファヴローとデイヴ・フィローニが主導したみたいですね。
記事読んでると「ストーリーの邪魔になるような再登場はしたくなかった」「フォースを感じるとは水中にいるようで、他の動きを波のように感じる。カレランは己が持つフォースの波に乗る(surf)能力に身を任せている」と発言していて、めちゃくちゃ信頼できる…てなった。
ライトセーバーを青緑1本ずつ持って戦うの、EP2でのドゥークー戦アナキン以来ではないか?
そして、ナブーとの繋がりも気になるところ。。
カレランとグローグーのその後が描かれそうな終わり方でしたね。
関係ないけど、ナブーのブラスター音好きだな…
ナブーに戻ってジャー・ジャーのキャラクターとしての救済が…?
なぜグローグーはカレランの手を離れ、最終的にニクトの一団に捕らわれてしまった?
どのようにして帝国に存在が知られた?
謎が明らかになるのを待ちましょう…。
考察
今回は、チルドレン・オブ・ザ・ウォッチの内部構造について考えていきたいと思います。
ヴィズラ家の立場とは?
今回、ヴィズラ家の末裔パズ・ヴィズラに、息子がいることが明らかになりました。
ラグナー・ヴィズラということですね。
過去、ヴィズラ家として登場したのは、古代のター・ヴィズラ、TCWのプレ・ヴィズラ、反乱者たちでボ=カターンに忠誠を誓った無名の人物くらい。
パズ、ラグナーがプレ・ヴィズラの直系に当たるのかは気になるところです。年齢的にはあり得ます…。
ただ、グループにとってのヴィズラ家の立ち位置は微妙なところ。
本家ウォッチからチルドレンへと変わる過程で、シンボルも変更されており、ヴィズラ家の象徴である「シュリーク=ホーク」から、マンダロリアン一般で使用される「ミソソー」にすげ替えられています。
まあ道の下では平等ぽいので、家柄はあまり意味を持たなさそうですが。
シュリーク=ホークとは?
#マンダロリアン チャプター8鑑賞。
いや、スピンオフとして完璧すぎる。
デイブ・フィローニ恐るべし。。そして、子供時代のマンダロリアンを救ったマンダロリアンですが、、
クラン・ヴィズラだと…? pic.twitter.com/AQO20JSyns
— チュン・ソロ (@mileniumpadawan) February 16, 2020
アーマラーが「シュリーク=ホークの練兵隊も連れて行くように」と言ってた件。
シュリーク=ホーク(Shriek-hawk)は、先ほども触れた通り、デス・ウォッチのシンボルの名称。
海外情報で「今回ラグナーをさらったのがシュリーク=ホークだ」と言っているものもありますが、ちょっと無理があるかなと。
そうだとすれば、もうちょっとマークに寄せてくるだろうし。
「シュリーク=ホークの練兵隊」という名前は、ヴィズラ家系のチームだから付けられた名前ではないでしょうか?
ボ=カターンが”道”に戻る
This is the way.
by Bo-Katan Kryze
ボ=カターンもついに染まりましたね。笑
掟も少しずつ学んでいき、マンダロリアンの魂であるはずのアーマーも、平気でナイト・アウル仕様からチルドレンの象徴でもあるミソソーのポールドロンに付け替えするまでに…。
そして、ついにアーマラーを信用して泉の底で見たミソソーのことを話しました。
このやり取りを見ると、ディンに隠したのは「ツチノコ見たんだけど…」みたいなどうせ信じてくれないと思ったのが理由のようです。
ミソソーをシンボルに抱える一団の長であるアーマラーなら「分かってくれるかも…」と考えたのでしょう。
まさかの塩対応でしたが…。笑
なぜあんな反応だったのか?
単に伝説の存在だから、ボ=カターンがおかしくなったと宥めているだけなのか。
それとも、アーマラーも過去ミソソーと邂逅した、もしくは探し求めた過去があって、何らかの理由でその存在を認めたくないのか…。
現状どうなってる…?
今回見て、まず思ったのは人数多すぎない?
シーズン1でネヴァーロの拠点は壊滅、『ボバ・フェット』ではパズが「残ったのは俺たち2人だけ」と発言。
急に新惑星で100人規模の軍団になっています。
散り散りになったメンバーを集めるだけで、あの人数いたんですかね?
まあ、たくさんマンダロリアンが出てくるほど楽しいんでここは別に細かい話必要ないんですが。笑
教義は他にもあったんですね。
未知のことは口にせず(One does not speak unless one knows.)
振り返って考えると、アーマラーがミソソーの話を「我らの道」で終わらせたのは、この教義によるものだったとも思えてきますね。
また、今回のタイトルにもなっている「孤児」の定義が謎になってきました。。。
知覚生命体ではない怪鳥のヒナを「孤児」として引き取り、パズの息子ラグナーはアーマラーから「孤児」と呼ばれていました。
前者は誰かが孤児だと言ったら引き取らざるを得ず、後者は平等的な視点から成人前のメンバーは孤児呼びしているだけなのか。(それかディンがグローグーのように、血縁はないけど息子のように思っている孤児なのか)
ヘルメットを脱いではならない掟について。
「人前」ってメンバーの前でもヘルメット取っちゃダメなんですね…
私の想像ではこの掟の元々の目的は、人口が激減した一族において「外出は1人ずつ」そして「必ずアーマー・ヘルメットを脱がない」ことで外敵に一族の人数を悟らせないという具体的な目的があったと考えてます。
メンバーがお互いの顔を知っても、別に害はないように思えます。
いわゆる、最初は意味があったルールだけど、時が下って無意味な部分まで踏襲され続けているクソ伝統に成り果てた形ではないでしょうか…。
これだから、カルトってのは…。
時系列で小ネタとひとこと感想
最後に小ネタと感想を
・あのヤドカリ、『反乱者たち』の惑星アトロンに生息するドクマかと思いました。
・ジェットパックが力尽きるの、所詮 technological terror では大自然に敵わないって感じでよかった。
・「訓練で登ったキリモラット山に比べれば楽勝」→第2話のポグ・スープの件もだけど、ちょいちょいボが本家のマウントかましてくるのが笑える。
・グローグーの鍛冶場回想。シーズン1のディン・ジャリンとパラレルしていますね。
・ウメイト山 再登場。何か重要な意味が…?
・映像止めてよく見ると、カレランが乗ったのはH型のヌビアンですね。EP2でパドメとアナキンが乗っていたものと同じ型。
・巣に到着するシーン、よく見たら既にヘルメットが1個転がってますね
・ラグナーって10数時間も、あの怪鳥の胃の中で生きてたってこと??それならすごいよ。
・怪鳥さん。パズに襲われた時、普通ヒナを守るもんじゃないの?あんな外に飛び出すのは、アクション的には大正解だけど自然界的にはダメじゃね?
・巨大生物の最期は、やはり There’s always a bigger fish.
・急なワカンダフォーエバー
・子供用のヘルメットには、後頭部が開いたものもありましたね。意外と柔軟。
さいごに
次の第5話感想&考察記事はこちら!
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