本記事では1月18日(水)より配信開始となった、『バッド・バッチ』シーズン2の第4話を解説していきます!
「ライオット・レース」ということで、1話完結型の爽快なレース回でした!
いつも通りの感想・考察の他、今回はスターウォーズの文字「オーラベッシュ」がめちゃくちゃ登場したので、その解読結果もご報告していければと思いますー。
▼前回第3話の考察記事
ストーリー&ネタバレ感想
流れとしては、なぜかシドがライオット・レースに無策で王者に挑み、案の定負けて、オメガが助けるという展開でしたが、テンポよくてキャラが立ってて爽快に見れましたね!
オメガは一人前にミルレギに再戦を持ちかけましたが、よく見返すと出発前のデジャリックでレッカーが「もう1戦だ 倍賭けにする」と言ったのを使ってみてた感じでした。
レーサーを務めたテクは大活躍でした。
ねえ、「テク語録」作れそうじゃない??
(皆さん、頭の中でクローン・ウォーズのオープニングを再生して、ナレーター若本規夫さんの渋い声を再現して…)
ジャーン ジャーン
ジャジャジャジャーン ジャーン…
「(高速レースの操縦中にコース略図の分析は同時に)両方こなせる」
「(私が未経験のレースに初出場、初優勝したことに)なぜ驚く?」
過去のお気に入りセリフ
「(特異なDNAで)私は傑出した頭脳を得た」
「(5人目はオメガだよ)みんな分かってたかと」
物語の流れとしても、ドロイドのテイ・オー(TAY-0)と人間のテクが真逆に描かれていたのが、テクの非人間性が強調されて面白かったですね。
テイ・オーが皮肉やらジョーク垂らし続け、C-3POも真っ青な「計算何か役に立たない」「スキル命だ」なんて言ってるから、テクの“データ主義”が際立ちました。
そのおかげで時折見せる、人間らしさが愛おしくなりましたね。
結構、テク推しに傾いた回でした。(私、チョロイので)
最後にシド。
以前はジェダイと仕事してたので、ゲーム「スコードロン」のフリスクに続き、ステレオタイプ脱却の「善きトランドーシャン」かと思ったら、もうひと騒ぎありそうですね。
考察
今後に関わる考察ポイントとしては、「いったい誰がライオット・レースを仕切っているのか」は気になりましたね。
ちなみにブーンタイヴはもちろんハット族、マラステアは星の経済支えるレベルで奨励されてたっぽい感じでした。
トルーパーの影もなかったので、アウターリムかハットスペースだとは思いますが。
帝国が侵略してきて、ミルレギがシドに助けを求めて、バッド・バッチが同行する、みたいな展開はあり得るかもですね。
それで過去が明らかになるとか。
今回の第4話は、小ネタの宝庫でした。
ということで、ここからは怒涛の小ネタ解説、行ってみよう。
オーラベッシュ解読のコーナー
スター・ウォーズ世界のアルファベットこと「オーラベッシュ」。
ディズニー傘下になってから、基本的に文字はオーラベッシュで統一されていますが、今回は特に表示が多かったので解読結果をまとめました。
まずエピソード冒頭、ゴータルが歩く後方に立つ看板に2つありました。
EAST WEST
ただ「西」と「東」の方角を伝えているだけでした…。
次に、場面はサファ・トーマに移り、酔っ払いが登場します。
その彼が持ってる酒瓶には、Deep Core と書いてありました。
その下は細かすぎて分からなかったのですが、ディープ・コア産のワインのようです。
ライオット・レース中の広告はオーラベッシュの山でした。映るのが一瞬で読みにくいものも多いので、意味が取れたものだけご紹介します。
5:45~
・Droid Repair:ドロイド修理ですね
・Get your Meat Sticks:肉串の宣伝。これ笑えるのが、毎レース始まるとレッカーが必ず新しい串持って食ってるんだよね。笑
・Cafe 94:カフェの広告ですかね。
16:04~
・GNK:我らがゴンクドロイドの販促広告も!
・Blue Milk:まさかのブルーミルクのユニバース内名称もブルーミルクだったとは。笑
16:26
・Sale Week Land Speeder Sale:今週はセールらしいです。皆さんもちょうどランドスピーダー新調しようと思っていた方いれば、お買い求めください。
・Coruscant Shining Beautful:コルサントの観光誘致広告とな…笑 なんか赤くてあんまりコルサントっぽくない。
・16:47 Your Ad Here Space Available:最後は…まさかの「広告主募集中」の広告までありました。
ライオット・レース出場者リスト
ブーンタイヴ式で一人一人紹介されました。
実況中継してる人が登場しなかったのが残念ですが、出場選手は解説していきます!
・王者 ジェット・ヴェニム
ブーンタイヴでも同種族ノーサウリアンのクレッグ・ホールドファストが出場してましたね。
・怒れる爆撃者 ブリックス
・鋼の爪 ケイン
どちらもカジェインサ・ニクトですね。
ちな、ブリックスの肩書き名の前に言っている Bosco はハット語の Boska の間違いでしょうか?(BoskaはEP4追加シーンで、ジャバが帰るときの捨て台詞です)
それなら、Let’s go Brix! って感じで意味も合うし、ニクト=ハットの用心棒だから世界観にも合うのだが…
・極悪 ビッド・サントーリ
映らず。
・戦争の精霊 ハクソン・トラジャニックス
第3話に引き続き、コマンドー・ドロイド登場!
停止命令で放置されたのを拾う→再プログラミング→お抱え選手 の流れかな?
・早撃ち クエーサー
おまえ…
なぜここでEP2のギャグ入れてくるんだよ…(笑)
そしてなぜ機敏なんだよ…
B1の頭を3POシリーズの胴体にぶっ刺して、なぜか動いちゃうやつがレースまでできるとは…
・トリックスター フラッシュ・ラクター
・ハイパー ロッド
おい、なぜクェーサーでびっくりしてたのに、
平気な顔して2体も3POシリーズドロイドがレースしてんだよ…
彼らの機能は、外交儀礼と通訳と…レースだったの?
・テク
小ネタ
・冒頭で飛んでる船って、『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』で登場したオーチの船に似てない?似てる機種?詳しくないので…どなたか知ってる方いらっしゃればコメントください!
・今更だけど、シドの酒場の看板って「ハン・ソロのサイコロ」と同じ柄だね。
・ナーフ・ナゲット
ハンターとエコーの“ミッション”は、ナゲット50箱の運搬でした。確かに多い。なぜレッカー行かなかった?
ナーフはスター・ウォーズ世界の家畜ですね。
“Why, you stuck-ip, half-witted, scruffy-looking, nerf herder!”
by Leia Organa
・サファ・トーマ、何の名前なのか問題。
これややこしくて、たとえばシーズン1に「カミーノ滅亡」って話あるけど、あれ正確には「ティポカ・シティ滅亡」ですね、惑星自体は健在です。
他にも、惑星マンダロアと首都サンダーリ、惑星ナブーと首都シードとか。
惑星名か、都市名か、はたまたレース競技場名なのか謎に終わった気がする。
・テイ・オーって帝王から取ったのかな?ボバ本のダイミョー的な。
・シドの本名は、シダリン・スケールバックでした。
Ciddarin Scaleback. スケールバックで「規模縮小」的な意味のようですが、関係あるのでしょうか?ここまで単語!って感じの名字なので、何かしら意味は出てきそうですね。
・ミルレギの用心棒
イカついトランドーシャン出てきましたね!シドとの同朋意識はお互い1ミリもなかったですが。
そして、ガモーリアンがブラスター持ってる???
あいつら斧持って、のっしのっし歩いて、その間に撃たれるのが十八番なのに…
立派に銃構えてたよ…。
・「ギャンブラー渓谷」について
ブーンタ・イヴ・クラシックの「ベガーズ渓谷(Beggar’s canyon)」と合わせたかったという意図があるのならまだ分かりますが、原文は Gamblers’ Gulch ですので「峡谷」が適切な訳語でしょう。
字面似てるから分かる人には分かるし、どう見てもEP1より規模小さいから、その分「峡谷」にした収まりもいいと思ったんだけどなー。
さいごに
まだ前半戦の前半戦が終わっただけ。残り12話もあります。
楽しみー!
コメント