力強いストーリーに、力強い言葉あり。
スター・ウォーズには、名言が溢れています。
今回は、我らがハン・ソロの珠玉のセリフを4つ紹介します!!
エピソードの時代を超えて、他の人に使われた例(オマージュ)も!
“Never tell me the odds!”
『エピソード5/帝国の逆襲』
レイア:
You don’t have to do this to impress me!(私をアッと言わせるために、こんなことしなくていいわ。)
C3PO:
But sir, the odds of successfully navigating an asteroid field are approximately 3720 to 1!(小惑星帯を安全に航行できる確率は3720分の1です!)
ハン:
Never tell me the odds!(確率なんてクソくらえだ!)
無数の隕石が飛び交う小惑星帯を、猛スピードで突っ切るのは自殺行為です。
でも、この状況ではそのリスクを冒してでも行くしかない。。
“odds” とは「見込み」「勝算」という意味です。
「計算上の確率が低いから」「見込みがあまりないから」なんてことは、ハンの言い訳にならないんです。
自分の目で見たものしか信じず、「自分の運命は自分で切り開く」というハンの哲学を体現した名言!!
“Here’s where the fun begins.”
これ実は、ハンとアナキンの2人に通ずるセリフです。
「お楽しみの始まりだ。」 という意味で、どちらも危険が差し迫った状況で、ニヤけながら言っています。。
おそらく、名パイロットならではの言葉なのでしょう。
「楽しみ」なことが始まる時に、皮肉っぽく使える言い回しですね。笑
“I know.”
レイア:
I love you. (愛してる。)
ハン:
I know.
『エピソード5/帝国の逆襲』、クラウドシティでカーボン凍結される直前にレイアから愛の告白を受けたハンのひとことです。
「私は知っている」という至極単純な言葉ですが、だからこそ力強さに溢れているのです。
I know は、きれいに日本語に訳せませんでした….。
ですが、このように多くを語らないことで、私たちに広い解釈の幅が生まれます。
その発言にいたるまでの2人の関係性から、「何を知っているのか」「どこまで知っているのか」「本当は何を意味しているのか」というところまで想像を膨らますことができるのです。
チュン・ソロ的にスター・ウォーズ史上最高のセリフだと思っています!
実は、もともと『エピソード5』の台本で、ハンは “I love you too.” と返すだけでした。
しかし、「ハンが素直に『愛してる』と言う訳がない」とハリソン・フォードが考えた結果生まれたのが “I know.” というセリフだったのです!
まじでファインプレイ。。
『ハン・ソロ』バージョン
ランド:
I hate you. (お前が大っ嫌いだ。)
ハン:
I know. (知ってる。)
これは爆笑もんでしたね笑。
EP5のきれいな対になっていて、ハンとランドの関係性もよく表しています。
『クローン・ウォーズ』バージョン
アソーカがジェダイ・オーダーを離れるシーン
アナキン:
I understand. More than you realize, I understand wanting to walk away from the Order. (お前が思う以上に分かるよ。いっそジェダイ・オーダーから去ってしまいたい、その気持ちが。)
アソーカ:
I know.
これは、深く分かり合っている2人だからこその I know でしょう。
アナキンもアソーカも、幼少からテンプルで訓練され「ジェダイであること」こそが、自分の全てでした。
しかし、成長するにつれて知った「他の人生」や、正義であるはずの「ジェダイが持つ矛盾」。自分の運命への戸惑いを、言葉にできない共感として表したのではないでしょうか。。
というチュン・ソロ的余計な解釈でした…笑。
『エピソード8/最後のジェダイ』バージョン
ルーク:
I’m sorry.
レイア:
I know.
シークエルでも、こんな形でオマージュされています。
ハリソン・フォードの気を利かせたアドリブが、サーガ全体で上手く使われてるんですね。。
“Weapons malfunction.”
「ちょっとした武器の故障があって」という意味です。
何かマズイことが起きて、誰かに状況を確認された時は「故障」でごまかすようで、、。
本家『エピソード4/新たなる希望』 のハン・ソロバージョン
ハン:
Uh, everything is under control. Situation normal. (えー、こちらは大丈夫です。何の問題もありません。)
帝国スタッフ:
What happened? (何が起きた?)
ハン:
Uh, had a slight weapons malfunction. But, uh, everything’s perfectly all right now. We’re fine. We’re all fine here, now, thank you. How are you? (あー、ちょっとしたブラスターの暴発でして。でももう大丈夫です。全部大丈夫です、ご心配どうも。で、そちらはどう?)
最後に How are you? て聞き返して終わらせようとするハンの茶目っ気が好きです。。
形容詞 “slight” は「ほんのわずかな」という意味です。
『クローン・ウォーズ』のアナキンバージョン
アナキン:
Just keep watching and learning, Padawan.(俺のことを見て学ぶんだな、パダワンさんよ。)
<アナキンのファイターから煙が出始める>
アソーカ:
You’re trailing smoke. What’s wrong?(ファイターから煙が。どうしたの?)
アナキン:
Oh, nothing serious, just a small malfunction.(あー、何でもないさ。ちょっとした不具合で…)
<ファイター内の小爆発でアナキン気絶…>
ハンとアナキンに共通する「プライドの高さ」と、垣間見える「茶目っ気」がよく出てます。
何か不都合なことを、ごまかす時にうってつけの言葉ですね。笑
(ちなみに、アナキンを救出する時にアソーカが言ったセリフ “Somebody has to save his skin.” は、レイアがEP4でゴミ圧縮機に入る時に言い放った “Somebody has to save our skins.” と共通してるんです!!細かい、、)
おまけ
かっこいいセリフは、この4つですかね。
でも、個人的に大好きなのが、このセリフ。
“Hurry up, goldenrod! You’re gonna be a permanent resident.”
(急げ、金ピカ野郎!ここの永住者になりてえのか!)
by ハン・ソロ
全然大事なセリフじゃないんだけど、何か大好きでゲラゲラ笑ってしまう。
『エピソード5/帝国の逆襲』内、ホス基地から脱出するため、ファルコンへ走ってる時にC3POへぶつけた一言。
とっさに、「置いてかれる」=「永住者」というワードが出てくるセンスですよ。。
振り返ってもらえれば分かりますが、ここで挙げた名台詞のほとんどがEP5由来です。
EP5は、ハンを描いたまさに名作!
まとめ
ということで、ハン・ソロの名言4選でした。
いやあ、やっぱりハンの生き方はかっこいいですね。。
まとめてみて、アナキンの言葉と重なるものが多かったのはなんか意外でした。
それでは次に会う時まで、May the Force be with you….