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『アコライト』第3話 スター・ウォーズの核に迫る|ネタバレ感想&考察

ハイ・リパブリック
(C)2024 Lucasfilm Ltd.

2024年6月5日(水)から配信開始となったスター・ウォーズの新ドラマ『アコライト』。

今回は第3話「運命」(Destiny)のネタバレ考察・感想をお届けします。

 

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テーマ別 ストーリー解説

時を16年前さかのぼり、過去編「ブレンドク事件」に焦点が当てられました。

 

オーシャの露骨なアナキン化とその意味

見終わっての第一声はこれに尽きます。

オーシャが徹底的にアナキン化されてる。ちょっとやり過ぎじゃない?って思うほどに…。

 

拾えただけでも、以下の共通点がありました。

・ジェダイに引き取られた年齢:アナキンが9歳、オーシャは8歳

・ライトセーバーへの強い興味:アナキン「ジェダイのレーザー剣を持ってるでしょ?」、アニセヤ「ジェダイは全員それ持つの?」

・ミディ=クロリアン値測定のための採血

・フォース感応力を試すための特殊なスクリーンの使用:一つ目の回答はアナキンが「船」、オーシャは「宇宙船」と答える

(C)2024 Lucasfilm Ltd.

・アニセヤ「望みは変わりゆくもの、季節のように」、シミ「運命は変えられないの、日が沈むのを止められないように」

・アニセヤ「運命は誰かの力に決めさせるものじゃない。あなたが選んでいいの」、シミ「あなたの前に敷かれている道なのよ。あなたが決めて」

・オーシャ「もう会えなくなる?」、アナキン「また会えるの?」

・オーシャ「ジェダイになりたい」、アナキン「ジェダイになることを夢見てたんだ」

・アニセヤ「愛してる、さあ行って」、シミ「愛してる、さあ急ぐのよ」→オーシャ/アナキン荷物をリュックにまとめる

・タトゥイーンには双子の太陽、ブレンドクには双子の月(ちなみにドラマタイトルでも同様の橙・青のハロが見えている)

 

ここまでされると露骨すぎて、お腹いっぱい。。

 

一歩踏み込んだな…と思ったのは、父親不在の件ですね。

アニセヤが創り、コリルが身ごもったことが明言されました。

フォースを操って、生命を創造したことが示唆されています…。

 

シミはクワイ=ガンに対し「父親はいなかった。説明ができないの」と答えています。

一方でレジェンズでは、ダース・プレイガスがハット族から買った奴隷を使って、生命創造の実験をしていた記録も残っています。

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フォースによる生命創造がスター・ウォーズ世界に誕生したことで、シスがこの魔女の創造術を盗用したことが、後のアナキン誕生につながるなんていう展開も見えてきます。。

 

それと、いわばベイダーの具現化としてメイが存在しているというのも興味深い点です。

方向は違えど、メイの愛の強さ=人を殺すほどの執着心は、完全にベイダーでした。

 

これだけ核心に迫る気概を見せられると、私にとっては楽しみよりも逆に怖さの方が勝ってしまいます。

私なんかよりもスター・ウォーズの知識を持っているヘッドランドさんなので、整合性云々は問題ないと思いますが、なんだか自室にズカズカ入られて、存在を知らなかった地下室の中を覗かされる、そんな気分に陥ります。。

いわばアナキンの存在理由・前任者が語られる可能性があるのです。

 

フィローニとファブローは、グローグーを登場させたものの、ヨーダの種族について何も明かしませんでした。

新作ドラマ見てるだけなのに、何だかソワソワします。。。。

これって、エピソード1でミディ・クロリアンの導入がオリジナル三部作のファンにもたらした感覚と似てるのかもな、と思ったり…。

 

ブレンドクの魔女のフォース解釈

ジェダイが「フォース」として解釈する銀河のエネルギー場を、アニセヤは「糸(スレッド)」と表現しました。

ブレンドクとダソミアの魔女は、基本的に多民族か単一民族かという点は異なっていますが、ジェダイとは違った形でフォースを操る点、自らを「魔女」と称する点、フォースを「糸」と表現する点が共通しています。

実際に、『アソーカ』ではモーガン・エルズベスが「宿命の糸(The threads of fate)」に導かれていると言っていました。

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後は、マザーと長老の存在も同じですね。

『アソーカ』でダソミリの起源が別銀河にあることが発覚しているので、2万5000年あれば分家やら追放やらで、ダソミア以外の場所で独自の文化を形成したという流れも十分あるでしょう。

ちょうど『テイルズ・オブ・エンパイア』でダソミアにも魔法を使う山の民がいる設定が出てきましたね。

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山を掘って作られたようなブレンドクの建物外観は、モーティスのコロシアム風建築に似ている気がしました。

 

1人の力、2人の力、数多の力という概念を大事にしているようです。

アニセヤの実演が、文字通り1人と2人に対抗する力だったので、ちょっと意味が分かりませんでした。

「月が高いうちに攻撃を」みたいなセリフがあり、儀式も月食と強く関係していそうなので、ブレンドクの2つの月と関係がありそうな気もする。(月食の1、2つの月、月が沈んでいるとき=数多の星。だから何だって話だけど。それにブレンドクはただの逃亡先みたいだし)

 

一方で、オーシャとメイが唱える”I give you you and you give me me.”については何となく意味が分かったような気がします。

言葉の意味としては、その前の”Always one, but born as two”が示すように、元々1つだったので、片方の存在によって他方の存在が証明されるということ。

つまり、これって2人がこの2句をお互いに対して言うことで相互依存関係が示されるはず…ですが、そうではないのです。

第1話と第3話の両方で、メイが”I give you you.”という与える側の言葉、オーシャが”You give me me.”という受け取る側の言葉を発しています。

メイが己のすべてを見せて他方を定義しようとすることで、元は1つであったフォースのバランスが崩れたのです。

(C)2024 Lucasfilm Ltd.

コズミックフォースしか存在しなければ、バランスなんて概念は存在しないわけですね。

生きとし生けるものにリビングフォースが備わることで、動的な存在となります。

オーシャとメイはフォースの光と闇という二元性を体現しているようにも感じられますが、そんな単純な話でもありません。

ジョージ・ルーカスは、ジェダイが利他的、シスを利己的と位置づけました。

メイは、魔女団という集団に溶け込んだ利他的・没個性的な存在でしたが、オーシャは集団への所属に疑問を持ち、利己的な意思を押し通しました。

ただ元は1つだったものが、2つに分かれているだけなのです。

2人がお互いの存在を認め合って、”I give you you.”と”You give me me.”の両方を相手に向かって言えるようになったら、フォースにバランスがもたらされるでしょう。

 

2人の本名にも何か意味が込められてそうですね。(疲れて分析する気力がない)

メイ=ホー・アニセヤ

ヴェローシャ・アニセヤ

 

ジェダイ・オーダー加入年齢の変化

どうもハイ・リパブリック時代は、オーダー加入年齢の上限がかなり上だったようです。

8歳のオーシャが普通にテストされ、ソルは4歳でオーダーに入ったと言いました。

 

その後の時代、オビ=ワンは3歳で加入しましたが、それでも遅いと見なされています。9歳のアナキンは年齢と母親への執着が問題視されました。

「あの子は年が行きすぎてる。合格は無理です」

by オビ=ワン・ケノービ(エピソード1/ファントム・メナス)

 

『アコライト』での事件を通して、加入年齢の引き下げが行われた可能性がありますね。。

 

Hulu

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火事の真相は未だ謎に包まれる…

実際にメイは火を放ったわけですが、爆発につながるには、ちと早いように感じます。

 

それに、アニセヤがスレッドとパワーについて説明をした後、一同が異常な音を聞きました。

コリルが部屋の外を確認している際、ジェネレーターか何かがバチバチしているのが見えます。

オーシャ救出にあたっても、爆発してすぐにソルが敷地内にいたことも不自然でした。

 

こうしたことから、ジェダイが何らかの破壊工作を行って“異様”な魔女団を壊滅させ、ジェダイの資質がある子どもだけを引き取ったと考えられます。

こうなると第1話のインダーラ「ジェダイは丸腰の者を攻撃はしない」に対して、メイ「いや、攻撃する」も、トービンの自殺も筋が通ります。

 

ジェダイに隠された意図とは?

となると問題になるのは目的です。

ジェダイですので、さすがに危険分子だから絶滅するという単純な話ではないでしょう。

魔女たちは地元民には受け入れられ、尊敬されているように見せる描写もありました。

 

冒頭、森で双子を遠目から見ていたソル。

彼の表情からは、ただ偵察で子どもを見つけた以上の恐れが明らかに感じられます。

 

もしかすると、女性しかいない魔女に子どもが生まれたというのを聞いて、ジェダイとしてはかなりの危険分子として全滅させなければならない理由があったのかもしれません。

そういえば、ダソミアの魔女は男性ザブラクがいたので、子孫を残すという点では安泰でしたね。

 

いずれにせよ、シーズン後半にはジェダイの視点が明かされることでしょう。

 

「メイが付けた火ですべて燃えた」

by ソル

「私の弟子だったダース・ベイダーというジェダイが君のお父さんを殺した」

by オビ=ワン・ケノービ(エピソード4/新たなる希望)

同じ臭いがしますね。

 

アニセヤの「(善悪ではなく)誰が力の行使を許されるか」という点がシリーズ全体のテーマともなりそうです。

 

細かい感想

タイトルどうした…?

第3話のディズニープラス上の表記は「運命v」。

vとは…?

 

気になって英語版タイトルを確認したところ、単純に“Destiny”でした。

ざっと見ただけですが、他の言語でも特にdestinyの訳以上のことはなく…。

vなので、英題最後のyを消し損ねたというわけではない上に、双子の運命の分かれ道を示唆しているようにも見えて謎が深まります。。(多分ただのミス 笑)

 

2人の母親

コリルに対してはmother、アニセヤに対してはmama呼びしています。

 

違和感が拭えない

Robot Chicken - Star Wars - Wookie Family
Robot Chicken

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