2023年8月23日(水)より、スター・ウォーズドラマ『アソーカ』が配信開始となりました!
本記事では、第2話・パート2「苦労と苦悩」(Toil and Trouble)のネタバレ感想をお届けします。
怒濤の導入した前話と違って、本話は種まきしていった感じ。
▼前回第1話の感想&考察
考察ポイント
SWのロストテクノロジー問題とパーギルの役割
うーん、まさか銀河を超えてくる話になるとは思いませんでしたね。。
だってスター・ウォーズの大前提は、「ある一つの銀河」(a galaxy)での話だからね。。
映画でこの続きの話するなら、この前提から変えなきゃいけないアイデンティティクライシス!!!
まあレジェンズには「ユージャン・ヴォングが異なる銀河から攻めてくる」って前例はあるけど、それでも銀河から出ることはなかったのでは…?
恥ずかしながら『ニュー・ジェダイ・オーダー・シリーズ』という一連の小説になっていることを初めて知った。スローン三部作読み終わったし、こっち読み始めようかな。
とはいえ「古代に別の銀河から人々がやって来た」という事実が衝撃的ながらも、私はわりと納得してしまいました…。
なんせスター・ウォーズの世界って2万5千年の間、ほとんど技術革新してなくない?
ヒュイヤン教授は御年2万5千歳ですよ。パーツも大して変わらずに。
そんでもって、現在の銀河の人々では全く太刀打ちできないレベルの古代技術も数々存在してます。(『バッド・バッチ』の古代兵器とか)
今のiPhoneみたいに、マイナーチェンジで性能は多少高くなってきたけど、スマホを超える概念は生み出せない。
なぜなら、別の銀河からスティーブ・ジョブズが来たけど、帰っちゃったから??
そうなるとメタ的にも、わざわざ『Timelines』で2万5千歳であることを公表したヒュイヤンを登場させて、2万5千年前を舞台とする映画とも繋がりを作っているように見えてくる。
「ペリディアの道」もキーワードになりそうですね。
古代に誰が来たのか?その子孫はいるのか?誰が何の目的で「ペリディアの道」のおとぎ話を残したのか…?
そういえば、シートスの遺跡とタイソン山頂の遺跡って若干似ている気もする。(元ネタはストーンヘンジかな?)
その他に気になった点。
まず「スローンからの呼びかけ」っておかしいよね。“時空”を超えられるのは、知られてる限りではフォースのみ。
スローンにはフォース感応者の協力者がいるのか、はたまた別の銀河のテクノロジーなのか。
フォースを通じてであれば、霊体化技術と同等レベルのかなりの使い手であることが予想されます。。
後は、ベイランにもパーギルの声が聞こえるみたいですね…。
『反乱者たち』のパーギル初登場回で、エズラには聞こえて、ヘラたちには聞こえないという描写がありました。
銀河間移動を行える神秘的な生物にフォースが関係してくるという意味深な展開に…。
グローグーは目視で見つけてたのでちょっと違いました。でもこうなってくると、『マンダロリアン』の時に現れたのも、ハイディアンウェイ=エンディングの黄金線=パーギルの通り道、だったりするのかな?
ちなみに「世界の狭間の世界」内のオオカミの星座は、エンディング内のものと完全一致しますが、サビーヌの肩甲に描かれたパーギルの絵は一致しません。
コレリアの造船工場で『マンダロリアン』S3を思い出す
実写化は『ハン・ソロ』以来ですね。
「現政府の至る所に、元帝国官僚が残ってる」
これは工場主任ミン・ウィーバーの発言。
「帝国に忠誠を誓う人民は、今も銀河の各惑星にいます」
で、これが『マンダロリアン』S3のシャドー・カウンシルでの発言。
薄気味悪いつながりですね…。
まさか「帝国万歳!」(For the Empire!)を聞くことになるとは…。
それに戦闘用ドロイドの転用(repurposed)の話も、『マンダロリアン』S3のプラジール15を思い起こさせますね。
マロックの正体とは?
今のところ正体不明の人物、マロック(Marrok)。
私としては、まだエイス・ブラザー説から変わってないです…。
見た目は、ヘルメットやアーマーは類似していますが、完全に同じものではありません。
ライトセーバーさばきも見比べましたが、これ!という一致点はなく…。
でも経緯的な話としては、ありだと思うんですよね。。
まずマラコアで敗走中に落下しましたが、死亡シーンはないので死んでません!(憶測)
シス寺院の崩壊に巻き込まれて記憶喪失?になったところを、ベイランに拾われた的な展開がありそうですね。
アソーカやエズラとも手合わせしたことがあるので、ストーリーに組み込みやすそうですし。
エイス・ブラザー自体が正体不明なので、中身が誰かと聞かれたら、「…バリス?」くらいしか思いつきませんが…
ま、『Timelines』でエイス・ブラザーは「3BBYにマラコアで死亡」って書かれてるんですけどね!!!笑
『反乱者たち』エンディングとの関係性
この些細な違いがめっちゃあるけど、実写化に合わせたと言われたらそれまでなレベルの違いが多い。
・時間帯(反:昼、ア:朝方or薄暮)
・建物入り口の状態(反:壊れている、ア:整えられている)
・建物の壁の装飾が違う
・エズラの頬のなで方(反:トントンツー、ア:ツートントン)
・リスト・アーマー(反:なし、ア:あり)
・アソーカの服装(反:白のガンダルフ風、ア:灰色のガンダルフ風)
・サビーヌはヘルメットを(反:かぶる、ア:かぶらない)
私としては別物であってほしい…。
『反乱者たち』のは1回目に師弟として旅に出た時で、今回がなぞるように2回目の旅立ちであると思っています。
“賢者アソーカの姿”をなしにするのはもったいないし、ヘルメットの被る被らないで決意の違いとかも感じられそう。
それに建物の状況の違いは…
①サビーヌがまだ破壊されたままのひっそりとした場所に壁画を描く
②ライダーが見つけて記念碑にしよう!と意気込む
③サビーヌの意図に反して、入り口も修繕して大々的に除幕式を執り行う
④ライダーが説得して除幕式でスピーチすることにも同意する(アソーカに言われた時と同様、勝手に反故にしたけど)
と考えれば、個人的に納得がいく。
今更だけど、あの絵って瓦礫をキャンバスにしてるよね?
入り口が壊れてるのも合わせて、いわゆる戦争遺跡にしたかったのかな…と今になって思いました。
「芸術には常に意味がある」
by ハイダン卿
ひとこと感想
アソーカにサイコメトリー能力が開花している?通信タワーふもとでサビーヌとシン・ハティの会話を聞いていたので。
クインラン・ヴォスのお家芸だったのに、カル・ケスティスもアソーカも使えるようになっちゃった?
“The threads of fate”(宿命の糸)ということで、やはりモーガンは何らかの「宿命」なるものを信じているようです。
ヘラが第2話からめっちゃヘラになっていて良い!!!
あの胆力と若干のユーモアとサビーヌのママ感が完全にヘラになっていた!そしてチョパとのコンビ感もそのまま!お見事!!ブラスターもちゃんとヘラの音!
てか、ヒュイヤンの空気読み能力高すぎない?
予告であったヒュイヤンの発言、”Perhaps it is time to begin again.”。
あの感じ言われると、ジェダイ・オーダー再始動にしか捉えられなかったけど、サビーヌの訓練の話でしたね。ミスリードや笑
チョッパーは相変わらずやな…笑
よっしゃ!がかわいい。
これミームのいい素材になりそう。笑(表情がちょっと弱いか…?)
「シオンの目」のホログラム技術、通常のものと違いましたね。光ではなく何かしらの粒子を操っているみたい…。
消えた時に残る光る粉が、若干マザー・タルジンが魔法で消えた後に残るものと似ているような気が…。
ちなみに、ウンバラ人も異なるテクノロジーでホログラムを作り出していました。
ベイランの「ジェダイは残り少ない」は、“生き残り”たるモーガンへの挑戦的な発言だと思いました。2人の関係性がどう変化していくのか…シボースは狂ってたけどベイランは極めて冷静な目の持ち主だから全く異なる筋道を辿りそう。
エンディングの7本線って、ペリディアの道以外にも銀河間を渡る方法があるってことかな?
さいごに
てんこ盛りな初回2話でしたね・・・
Twitterで「『反乱者たち』視聴勢も置いてきぼりにするって意味で予習無用」と書いてたのを見てほんとその通りだなと思いました…笑
1回観るだけじゃ細かい点までは全く気づけませんね。。。
でも何度もじっくり観るのが楽しいんじゃ!!!
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