Disney+ (ディズニープラス)で配信が始まった、『クローン・ウォーズ』の最終シリーズ “ファイナルシーズン”。
毎エピソード、新キャラやストーリーに登場した過去ネタを特集&解説していきます!
今回は第2話「エコーの呼ぶ声(Distant Echo)」!!!!
各キャラクターが深掘りされていく良回でしたね。
“The search for the truth begins with belief.”
(信念に拠らなければ、真実は明らかとならない)
▼前回のあらすじ・ポイント解説
あらすじ
優秀な指揮官レックスの戦術が次々と攻略されてしまう…。
その謎を解くため、レックスは特殊部隊バッド・バッチと共に、分離主義陣営の指揮をまとめるサイバーセンターに侵入。
そこで見つけたのは、死んだはずのクローントルーパー「エコー」からと思われる信号であった。
アナキン・スカイウォーカー将軍は、レックス、バッド・バッチを率いて信号の発信源である惑星「スカコー・マイナー」を訪れる。
登場キャラクター
新登場の主要キャラクターだけ紹介します。
分離主義陣営
「ワット・タンバー」
スカコ・マイナー出身の種族スカコアンで、テクノユニオンの監督者です。
ジオノーシスに集まった、独立星系連合の発足メンバーでもあります。
戦闘にも関わっており、トワイレックの母星ライロスの侵略統治を監督しました。
しかし、メイス・ウィンドゥ率いるクローン・トワイレック連合軍に破れ、捕虜の身となります。
実際にアソーカが牢獄にいた際、その姿をモニターカメラで見ることができます。
どうやって脱獄or釈放されたのかは謎ですが、再び力を取り戻し、スカコ・マイナーで監督者の立場に戻りました。
テクノ・ユニオンとは?
「テクノ・ユニオンは中立だ。共和国に攻撃されるはずがない。」
by ワット・タンバー
軍人であるトレンチ提督と違い、ワット・タンバー率いる企業連合体「テクノ・ユニオン」は中立を宣言していました。
実際、分離主義者へバトルドロイドを建造しつつも、共和国へ船などを建造・提供もしていたのです。
さらには、元老院にグーム・サーム議員という代表まで送っていました。(ロット・ドットと悪巧みしてたやつ。)
今回はスカイウォーカー将軍を、自前のドロイドと共に中心都市パーコルで待ち受けました。
チュン・ソロの感想<ネタバレあり>
ここから下は、ネタバレ有で私の感想を述べていきます。
「エコー」という人
タイトル
まずは、作品タイトルについて。
日本版のタイトルは、「エコーの呼ぶ声」。
当然ですが、エコーが発信源であるアルゴリズムの信号を辿るストーリーを表していますね。
これ、英語版は「エコー」とい名前をちょっと粋に使ってるんです!
原題は、“Distant Echo”
直訳すると、「遠いこだま(=反響、エコー)」となり、エコーの声が通信信号として届けれられたことを一言で表しています。。
なんか彼の悲痛な叫びが伝わる秀逸なことば選び。。
そして、トルーパーの名前って、多くは特徴や演出などの由来がありましたが、シーズン7でついに「エコー」にも意味があったことが明かされた形ですね。。
兵士の命…
「レックス、俺のために戻ってきてくれたのか…?」
by エコー
このセリフ、、グッと来ました。。。泣
そうなんです。。
普通に見ていたら、戦争だから兵士全体で犠牲が少なければ良いし、他の無事な仲間を守り任務を成功させるために、負傷した兵士を置いていくのも合理的に分かる。
でもさ…
死んでいくのは、置いてかれてるのは、一人の人間なんですよね。。
“置いていかれたひとり”としてのエコーの言葉が突き刺さりました。。泣
そして、その気持ちを痛いほど分かっているから、レックスはクロスヘアーの発言にブチ切れました。
レッカー:
「自分よりデケえのとやり合うってか?」
レックス:
「やりあった後、お前は粉々だがな!」
レッカーへも毅然として立ち向かっていく姿、カッコよかった。。
グリーヴァスに切り殺されそうになったのをアソーカに救われ、クレルの策略により自分の指揮下での同士討ちを目の当たりにし、そして戦友ファイブスが死んでいくのを腕で抱えたまま見届け…。
こういう辛い経験が、この強い怒りにつながっていたのでしょう。。
アナキンが与えてきた影響
そして、ここで忘れてはいけないのがアナキンの存在。
ルミナラやウィンドゥなど他のジェダイの指揮下にいれば、レックスもこんな感情は絶対に持つはずが無かったですよね。。
ただ、レックスを憂うアナキンの言葉にはちょっと笑っちゃいました。
「任務に個人的な感情を持ち込んでしまってるんだ…。」
(いやいや、R2-D2救出任務との違いを説明してほしいのだが…?笑)
「エコーが死んでた時の心の準備はできてるか…?」
(いやいや、覚悟してはずなのに、任務のために恋人がキスされそうになったの見て、クローヴィス半殺しにしとったやん…)
まあそこがアナキンっぽいんですがね。笑
そして思ったのですが、、
アナキンって部下(自分が面倒見ないといけない人?)がいる時は、デキる男ですよね。
「戦争脳」の評議会より、よっぽどジェダイの道に忠実だし、一応部下のレックスやアソーカからの指摘が正しければすぐに認めるし。
まあ、お互い気持ちが分かってるからこそ、露骨な正論でも素直に聞けるのでしょう。
となると、、
「パドメを失うかもしれない、、」というその恐怖の中、すぐ隣にアソーカがいれば、レックスがいれば。。
とさらに悲しみが増すチュン・ソロでした。泣
その他小ネタ
ポルテク
スカコー=マイナーの原始種族。
言葉はロシア語とかに聞こえが近い気がする。。
というか、彼らが乗るあの爬虫類。
どうしても、モーティスにいたサンの変身体と似すぎている気がするのだが。。
あの姿形と、足で掴んで人攫いしていくところ。
モーティスでは、アソーカが攫われましたね。。
誰か共感、もしくは何か関係思いつく人はいないだろうか…?
レッカー、気が知れたらいい奴感が増す
GONKドロイドで筋トレしてるのは笑いました。
で、終わったら優しく置いてましたね…。
実は優男。
からの、操縦!!?
テックが操縦してるの分かるけど、まさかのレッカーが副操縦士とは。。笑
なんだかチューバッカを彷彿としました。。
そして、高所恐怖症・・・笑
ハンターの「お手てつないどいてやるよ」に笑いました。
キャラの移り変わりが激しい。。
バッド・バッチの指揮者とは…?
これ、劇中では流されてしまいましたが、、
コーディと任務したことあるらしいので、212大隊の任務を探っていけばいいのかな?
噂に過ぎませんが。「バッド・バッチに関するアフターストーリーが制作される」というのを聞いたので、それに向けた伏線かもしれません。
最後に
なんか第2話の方が、クローン・ウォーズが帰ってきた感があった気がします。
さあ、エコーの運命やいかに…!?
次回も楽しみ!
▼続いて、第3話の感想はこちら!
▼今のところ、クローン・ウォーズ/ファイナルシーズンを見る方法はDisney+ (ディズニープラス)しかありません。。
それでは次に会う時まで、May the Force be with you…
コメント
こんばんは
僕はクローンウォーズが大好きなので、いつもわかりやすくて、面白いブログを書いてくださることに感謝しております。
確かにアナキンは人のこと言えないことをアソーカやレックスに言ってますよね笑。
ちなみにアナキンはアソーカやレックスに対して割と思いやりのある好青年な感じですが、
ほかのクローンやパダワン、ほかの惑星のか弱き住人にたいしてはどうなのでしょうか?
僕的には、ほかのクローンからも信頼されていて、ほかの惑星の住人にも割と礼儀正しく接して、命がけで助けてる感じはありますが、
C3POやR2不在の時にいたドジドロイド(のちにスパイと判明)などのあまり役にたたないドロイドや人に対しては割と辛辣な言葉を投げかけているように見えたので気になりました。
チュンソロさんのご意見をお待ちしています。
こんにちは!
嬉しいコメントありがとうございます!!ブログ書く元気もらえました!!
そうですね、アナキンの芯は、EP1の心優しき少年のままだと思います。
いい意味でも悪い意味でも正義感が強いというか。。
「礼儀正しく、命懸けで助ける」、その通りだと思います!
さらに、他のジェダイより軍人思考なのもあって、クローンからも人気があった傾向も見られます。
たとえば、ファイブスはクレルと比較して「無謀な作戦であっても、スカイウォーカー将軍は後ろでふんぞり返ってないで、先陣を突っ切ってくれてた!」と言ってました。
そして、一部に対してめちゃくちゃどぎついのもそうですね。。
これは、アナキンの愛の強さと奴隷の過去が訳だと思います。
R2への思い入れが強すぎて、「その代わり」となったR3を受け入れられなかったり。(R2を救出した後に、いじけるR2に「しょうがなかったんだ!」って言ってるのカップルみたいで好きです(笑))
それに奴隷商人ザイゲリアンや、タスケンレイダーに酷なことは、彼の過去由来ですね。
ご質問ありがとうございました!
ぜひまたお読みにいらっしゃってください!
May the Force be with you….