Disney+ (ディズニープラス)で配信が始まった、『クローン・ウォーズ』の最終シリーズ “ファイナルシーズン”。
毎エピソード、新キャラやストーリーに登場した過去ネタを特集&解説していきます!
今回は第10話「幻影の弟子(The Phantom Apprentice)」。
「お前がこれまで選んできた道は、まさしくこの運命につながっていたのだ」
by モール
▼前話の感想・考察
あらすじ
マンダロア侵攻始まる。
圧倒的な兵力差で敵を追い詰める共和国軍とボ=カターン率いるマンダロリアンたち。
しかし、モールの狙いはマンダロアの支配権などでなく「あるジェダイ」をおびき寄せることであった。
ついにアソーカはモールと対面する…。
チュン・ソロの解説&感想<ネタバレあり>
ここに来て、クローン・ウォーズという物語の真髄に迫る展開でした。。
VS ダース・シディアス
クローン・ウォーズ終盤にして、ようやくダース・シディアスと同じフィールドで戦う主体が現れました。。
もちろん、モールのことです!
シディアスの計画を脅かす存在は、何人かは現れました。
しかし、メタ認知的に、つまり誰と戦っていようと真に戦ってる相手がシディアスである、と理解していたのはドゥークー伯爵だけ。
あくまで私の説ですが。。
前回のモールによる「目の前でサティーン殺害」作戦は、純粋にオビ=ワンへの憎しみから行動した結果、図らずもパルパティーンも無視できない第3勢力になってしまっただけでした。
しかし、今回は明確にシディアスの計画を頓挫させることが狙いです。
モールはシディアスこそが真の敵であったことを思い出したようです。。
となると「なぜ『反乱者たち』でまたオビ=ワン執着に戻ったんだ?」と頭の上に一瞬はてなが浮かびましたが、、これは帝国を築いてしまった師には手出しができなくなってしまい、かつての仇敵に八つ当たりすることしかできなかった。だから立場は違えど全てを共有するオビ=ワンの元に帰ってくるしかなかった。あのエンディングの秀逸さをさらに引き立ててますね。。泣
モールがクローンへの共感ぽいのを見せたのも納得でした。。
「役目を果たした後、どうなった?捨てられた、忘れられたのだ…」
by モール
それぞれ暗殺用、戦闘用として巨大な計画のために作られた存在。
最後のモールの悲痛な叫びが、クローン大戦の虚しさを物語りますね、、、
「皆死ぬんだぞ!お前らは自分が何をやってるか分かってない!」
by モール
これは誇張でもデタラメでもなく、”真実”を知っている者の心の声でした。
ファイブスを思い起こさせます。。
『シスの復讐』と重なる物語
ドゥークー伯爵の死亡、オビ=ワンのウータパウ行きなど、エピソード3と同時並行感が出ていてワクワクというか、怖いというか。。
スパイに関するくだりは、オビ=ワンがアナキン自身に伝えたのと同じ流れを辿りました。
アソーカもアナキンがパルパティーンと親しく話していたところを見ています。
アナキンとほとんど同じ流れで会話が進んでいくところに、二人の絆を感じました。
その他いろいろ
今回のタイトル「幻影の弟子」の原題は “The Phantom Apprentice”。
つまり、エピソード1『ファントム・メナス』(The Phantom Menace)を由来としている訳です。
戦争終盤に元祖「見えざる脅威」の弟子が「見えざる」=銀河の動きを影から操る存在になったことを暗示しているのでしょうか。
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死に際に「スカイ…ウォ…カー…」て言われがち。(アルメク、ミラージュ・シンテル女王、ヨーダ)
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パイクシンジゲートとブラックサンに加え、クリムゾンドーンの首領ドライデン・ヴォスの姿も見られました。
『ハン・ソロ』が10BBY辺りなので、ヴォスは少なくとも9年に渡ってリーダーの地位を守り続けてきたのです。
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てかモール、いつからあんな演説上手くなったんや?笑
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そして、モールVSアソーカ戦。
めっちゃリアルになってましたね。。歩いてる感じとか!
これ、モーションセンサー技術が使われているためなんです。
そして、そんな動きのリアルさがあっても、アニメに不自然さを感じさせないクオリティの高さです。。
スター・ウォーズ史に残る伝説のライトセーバー戦として仲間入りを果たしましたね。
最後に
ついに迫る「タイムリミット」。
さて、結末は・・・?
▼第11話
▼第1話から振り返る
それでは次に会う時まで、May the Force be with you…
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