2023年3月1日(水)より配信開始となった、スター・ウォーズドラマ『マンダロリアン』のシーズン3。
本記事では、シーズン3の最終話となる第8話・チャプター24「帰還」(The Return)のネタバレ感想&考察をお届けします!
▼『マンダロリアン』関連記事一覧
まずは全体の感想を
『エピソード6/ジェダイの帰還』の雰囲気が満載のハッピーエンドでした。
そういえばタイトルも「帰還」でしたし。
主人公戦(ディンvsギデオン/ルークvsシディアス)、地上戦(マンダロア/エンドア)、艦隊戦の3方面展開やっぱいいよね~。
あと別にいいんだけど…
前話で「スローン大提督」とか言うから、最後まで緊張してポスクレ待っちゃったよ…。笑
ここに来てなぜ『ボバ・フェット』だけ慣例を破ってまでして、コブ・ヴァンスの生存をポスクレで伝えたかったのか意味分かんなくなりました。
「おおぉ!!!」と興奮したのは2つ。
まずは、艦隊戦ともドッグファイトとも白兵戦とも違う…
ジェットパック入り乱れ大戦!!!
これは『マンダロリアン』というドラマならではの、戦闘シーンの新たな境地を切り開いたんではないでしょうか。
トンカチぶん回して敵を殴り落とすアーマラー姐さんカッコよすぎました。。
ちなみにエンディングのコンセプトアートでは銃持たされてたんで、誰かが「アーマラーは飛んでもトンカチなの!!」って異議申し立てした可能性もあるってのも良い。
そして、グローグーのフォースシールド!!!
TCW S2のジロビースト戦でマラステアの燃料毒ガスが投下された時に、ジェダイ一行がパルパティーンを囲って張ったやつです。
昔、使用例1回だけだけど、解説に入れたこの技がまさかここで登場するとは…。
単純に音楽と相まって美しいシーンでしたし、
本シーズン一貫して「守る」ためにフォースを使ってきたグローグーの成長も感じられました。。
ルークとの修行の成果が何度も描写されてましたね!
で、どうでもいいけど、最後のあの「ちゃんちゃん!」な編集はなんなの…?
正式名称は「アイリス・アウト」というらしいが。
ともかく、終盤の怒濤のキッズフレンドリーな雰囲気は謎でした。何かのオマージュ?
ポスクレなしだったこともあり、困惑して終わったのが正直なところです。
チャプター24「帰還」ポイント振り返り
アーマラーのスパイ説は空振り…?笑
スパイ、出てきませんでしたね。笑
見てる間ずっとさ、
→「アックスがなんかクルーザーに1人残ろうとしてるぞ。これは怪し……ただの英雄だった。そして墜落前に脱出して賢い。」
→「みんな脱出してるのに、クルーザーにいるはずのアーマラーがいねえぞ。これは……援軍で来たやん。平気で敵ぶん殴ってるわ…」
と、いらぬハラハラを続けてしまいました。
まだ潜伏してるのかも…とかも考えましたが、落ち着いて思い返せば、スパイがいなくとも成り立ちそう…。
・ハックスへ事前に援軍申請していた件(第7話以前にプレトリアンとTIE増援を依頼はしている模様)
→第3話でマンダロアを訪れたボ=カターンを取り逃がした時点で、「ディン・ジャリンと合流、再度脅威となる可能性有り」と警戒を開始していた。
・イライアが「2派閥協力してネヴァロ襲撃した」報告にびっくりした件
→ナイト・アウルによる侵攻は想定していたが、ザ・ウォッチとの結集は本当に予想外だった。
・鍛冶場で待ち伏せできた件
→単純に、上陸した時点から基地で探知していた。しかも、のこのこと基地のある場所に勝手にやって来た(最初から一行は鍛冶場を目指していた)
・「よくぞ仲間を1箇所に集めてくれた」というセリフ
→想定より敵の数は多かったけど、プレトリアンもTIEの増援もいる準備万端の状態で、マンダロリアン全部を滅ぼせると思ってた?(帝国がやりがちな過信ってやつ?)
だー、、タイトルに踊らされました。。
でも人間ドラマっぽいのが皆無だったのはちょっと残念。
『ボバ・フェット』の最終回でのガモーリアンと同じく、皆を守るため犠牲となったパズ・ヴィズラは完全にスルー。
息子ラグナーも「パパに見てほしかった…泣」みたいな気持ちはないの???
アーマラーもディンも過去は明かされないまま、3つもシーズンが終わってしまいましたね。
ギデオンの野望とは?
第3話で考察した内容(特定の人物をベースにして、より強いフォース感応能力を持つよう遺伝子を操作したクローンを作りたい)で筋は合ってました。
当時、分かってなかったのはそれが誰なのか。
誰か基礎となる人物がいて、その人にフォース能力を与えてスノークを造るというルートだと考察しましたが、まさかギデオン本人だったとはね…。
研究の流れとしては、まずギデオンのクローンにグローグーの血を直接輸血してミディ=クロリアン値を上げようとするも、拒絶反応が出て失敗。
そこでシーズン2の時点では、恐らくグローグーのDNAサンプルを回収することで、ギデオンの遺伝子に「ミディ=クロリアン値が高くなる」遺伝特性を組み込もうとしていたと考えられます。
今後についても、イライアがパーシングを回収してそうですし、ネクロマンサー計画自体はまだ存在しているので、シーズン4でクローン関連は再登場しそうです。
そのうちプレイガスも言及されるかな…?
自然の脅威/驚異
何だか、この二面性をとても感じさせるシーズンでした。
マンダロリアンたちは恐ろしい猛獣に食われ蹴散らされ、子供を連れ去られ、船を破壊された。
ブラスターをいくら撃っても巨獣はびくともせず、ジェットパックで追いかけても翼竜の住処までたどり着く前に燃料切れとなる。
一方でパーギルやミソソーといった“伝説の獣”や不毛の地に蘇った草花は、人に希望の灯や勇気を与えた。
フォースですね。
ねえやっぱり第4話で孤児として引き取った鳥のヒナたちは、やっぱりナイト・アウル歓迎会で食されたの…?それでいいの?笑
※Twitterで教えて頂きました!食べられてなくてよかった!!そしてネヴァロ・レプタヴィアンはシーズン1でクイールの大事なブラーグを襲ったクソ野郎なので因果応報です。
小ネタ感想
冒頭~開戦前
ボよ、さっそくお前はどこに銃を向けてるんだ?
廊下に入ってまず警戒するのは、、、右上か?
角を曲がったところにいるかもしれない敵ではないか?
わざわざ「拷問室へ」と言ったわりに何のドラマもなく、脱出に成功するんかい。
IGが吹きかけてたの、S1の最終話と同じバクタスプレーですね。
グローグーはあの現場にいなかったんですが、11の魂が生きてたんですかね~。
「もう逃げない」とか言うから、ギデオンが「ヘルメットをかぶっていて顔は見せなかったが、実はディンの師匠」で “I am your Master.” とか言う展開あるのか?とか思っちゃいました。
バイナリ語はしゃべれないディン君。
3POがいたら通訳してくれましたね。
まさか最終話にたっぷり時間を使って「R5のだいぼうけん」をぶっ込んで来るとは思いませんでした。笑
マウスドロイドは無能すぎて可愛かったです。
VS ギデオン(プレトリアンの楽しみ方)
プレトリアン・ガードは「永遠に的に当てられないストーム・トルーパー」に続く、新たなネタ枠としてニコニコしながら見ることにしました。笑
パズ戦で、手負い相手に3対1で勝ち誇ってた時点から好かなかったのですが、今回も相変わらずの“でくの坊”ぶりを発揮してくれました!(カイロ・レンがEP7でレイフィンに苦戦した時も「初心者相手に負けた」判定されてましたが、誰も手負いは考慮してくれないの?カイロはチューイに腹撃たれてボトボト出血してたんだけどな)
・3対1で敵を囲って戦ってるのに、わざわざ回転攻撃をするせいで、3人での同時攻撃ができない。
・それはまだしも、1人が押さえつけたら2人は待機する始末www
・そしてディンにとどめも刺さずに、二手に分かれるとかいう思考もなく、3人仲良く1人のちびっ子を追いかけてしまう。
・グローグーを前に、武器をぶんぶん振り回してる間にフォースプッシュされるうっかりさん。
・左右からの攻撃をそれぞれ片手で受けるディン。片手受けに対し、両手で押し込む二刀流君。
おもしろかったな!!!
ダークセーバーで帝国コマンド-?のアーマーを突き刺せた件。
Eckhartsさんの受け売りなのですが…。
どうも「ベスカー合金(Beskar alloy)」だから刺せたみたいですね。
ディンのアーマーやS2で手に入れた槍は「純粋なベスカー(Pure Beskar)」であり、セーバーでも貫けません。
帝国には、純粋なベスカーを扱うまでの技術はなく、合金でそれっぽいものを造るところまでしかいかなかったことを示していそうです。
ギデオンの武器の棒ですが、、『反乱者たち』に登場したスローン直属の暗殺者ルクが持っていたエレクトロスタッフと同モデルじゃないですか??
びよーんって伸びる場面も見たことある気がするんだけど、見つけられなかった。。
マンダロア復興
「歌」ってどういう扱いなのか結局よく分かんなかったな…。
前回はボに「歌が書かれる日まで仕える」とか言ってたので、死んだ時に作られるものだと思ってたけど。。
「養子にしたよ」ってことも歌になる、と言われると分からんですな。
いやあ、図らずも星を追い出されることが、惑星の自然が復活するきっかけとなったのが人間的で皮肉です。
ディンが名字だったの???
てっきりグローグー・ジャリンかと思ったら、ディン・グローグーなんだ。笑
最後にちらっと、ディンの「師匠」の話が出ましたね。
シーズン4で「前回までは」枠に再登場して、触れられそうな話題です。
タイトルの「帰還」は、ディンとグローグーがシーズン1の始まりの地であるネヴァロに戻ってきた帰還、マンダロリアンたちのマンダロアへの帰還という意味かな。
さいごに
シーズン3ついに終わってしまいました。。
正直、スタートから情緒薄め・展開重視な感じだったので、毎週「バッド・バッチの勝ち!」とか言ってましたが、終わってみるとやっぱ面白かったな。
次は8月の『アソーカ』!!!
▼1話から振り返る
▼『マンダロリアン』関連記事一覧
コメント