本記事では、ミレニアム・パダワン号式のキャラクター紹介をしていきます。
今回はアソーカ・タノの人生を私チュン・ソロの胸熱ポイントと共にお届けします。
エピソード2と3の間を描くアニメ『クローン・ウォーズ』でアナキンの弟子として登場したアソーカは、一気に人気を高めました。
ドラマ『アソーカ』の主人公のこれまでを徹底的に解説します!
長くてネタバレも満載なので、気になるところだけ「つまみ読み」していただければと思います。
アソーカをひとことで表すと?
“ライトセーバー二刀流の勝気なおてんば娘”
アソーカ・タノは、アナキンにとって大事な妹のような弟子であったジェダイでしたが、冤罪をかけたれて自らジェダイ・オーダーを離れた悲しい運命の持ち主です。
銀河帝国誕生後には、人々の希望である反乱軍を影から支えた力強さを持つ女性でもあります。
アソーカの種族は?
アソーカは、「トグルータ」という種族の一員です。
「ヘッドテール」と呼ばれる、耳のような角のような器官が特徴的ですね!
これは、成長と共に立派に大きくなっていきます。
他の代表的なトグルータといえば、ジェダイマスターのシャアク・ティーでしょう。
アソーカ・タノの人生 (ネタバレあり)
まずは、これまでアソーカが歩んできた人生を時系列で作品毎にご紹介!
ネタバレあり!ご注意を!
アニメ『テイルズ・オブ・ジェダイ』
アソーカ・タノは、トグルータ種族の母星である惑星シリで、36BBY(『エピソード1/ファントム・メナス』の4年前)に誕生します。
彼女は生まれながらに強いフォースの持ち主でした。
映画『クローン・ウォーズ』・アニメ『クローン・ウォーズ』
ジェダイの仲間入り
惑星シリを訪れたジェダイ・マスターのプロ・クーンは、当時3歳の彼女をジェダイとするためにテンプルに連れて帰ることにしました。
師匠 アナキンとの出会い
イニシエイトとして修行を積み、14歳になったアソーカ。
年齢としてはかなり若いですが、ヨーダとオビ=ワンの計らいでアナキン・スカイウォーカーの弟子(パダワン)となります。
アソーカを見てアナキンは一言、「弟子は邪魔になる」と言い張り、弟子を取ることを嫌がりました。
さらには、初めてのミッションで無謀な行動からミスをしてしまい落ち込むアソーカ。
しかし、そんな彼女に「一生懸命な無謀さ」という自分との共通点を見つたアナキンは、アソーカを弟子として育てることを決めました。
いつの間にか、お互いをニックネームで呼び合うまで親しくなっていきます。
・アナキンは、Skyguy / スカぴょん
・アソーカは、Snipps / スニップス (生意気、青二才の意)
と呼ばれていました。
クローン大戦での活躍
アソーカはライトセーバー2本を逆手持ちする、という独自のスタイルを身に付け、各地の戦場で活躍しました。
強敵グリーヴァス将軍、海賊ホンドー・オナカー、賞金稼ぎのキャド・ベインやオーラ・シングといった荒くれ者と対決し、経験を重ねていきます。
ただ、その高いスキルからよく自信過剰気味になり、アナキンに「忍耐」を教えられました。
アソーカを叱る際のアナキンの言葉は、彼自身がオビ=ワンに注意されたことと重なるんですよね….。
アナキンは、自分と似た性格を持つアソーカの面倒を見ることで、大人になっていったのです!
時には、師匠アナキンの命を救う活躍も!
さらには後輩の育成にも精を出し、成長を遂げていきます。
カッコよくなっちゃって…(親戚のおじさん気分)
一時の恋
恋愛禁止のジェダイも、結局は人(トグルータ)の子です。
銀河を駆け回っていたら恋くらい落ちます。
アソーカはなんと、共和国と敵対していた分離主義勢力の元老院議員の息子 ラックス・ボンテリに淡い恋心を抱いてしまうのです!
共に試練を乗り越えていくことで、2人の仲は縮まっていき、お互い意識するようになります。
しかし、ラックスは違う道を辿ることとなってしまいました。
銀河を股にかけた「ロミオとジュリエット」ですね!!!
モーティスでの死
アソーカはある時、アナキン、オビ=ワンと共に謎の惑星モーティスに迷い込みます。
その際、ダークサイドの化身「サン」によって洗脳され、命を落としてしまいます。
結果的にライトサイドの化身「ドーター」が、その偉大な力で自らを犠牲とすることで、アソーカは命を吹き返しました。
それ以降、ドーターの化身だと思われるフクロウ「モライ」がアソーカを見守ることとなります。
「ジェダイ聖堂爆破テロ」と重なる誤解
クローン大戦も終盤の頃、ジェダイ聖堂で爆弾テロが発生します。
捕まった容疑者は、なぜかアソーカとの面会を求めました。
その面会中、容疑者は何者かにフォースチョーク(フォースでの首絞め)によって殺されてしまいます。
監視カメラの映像にはアソーカしか映っていなかったため、「アソーカがテロの真犯人で、証拠隠滅のために爆破を依頼した容疑者を殺した」と誤解され、逮捕されることに…。
さらに今度は、何者かが脱獄の手配をしており、牢を抜け出し走っていると、アソーカの前に現れたのは彼女のライトセーバーとライトセーバーで切られたクローン兵の死体でした。
「脱獄中に警備兵を切り殺した」と、またもや誤解されてしまった彼女は、必死の逃避行に入ります。
アソーカは一気に爆破テロの犯人として仕立て上げられてしまったのです。
このように追われる身に。。
判決「有罪」
ついに捕まってしまったアソーカは、まずジェダイ・オーダーで裁判にかけられます。
結果は、有罪。
そして「オーダーからの追放」が決まりました。
アソーカを庇う気のないマスターたちに怒り狂うアナキンは、手がかりを求めて再び単独で捜査を続けます。
次に、共和国での裁判が行われます。
圧倒的劣勢の中、判決が下ろうとしたその時、アナキンが真犯人を連れて、法廷に登場するのです。
犯人は自白し、アソーカの無罪が証明されました。
オーダーへの不信と決心
ジェダイ聖堂に戻ると、アナキンは「本当に申し訳なかった」と謝罪します。
しかし、一部のマスターたちは非を認めないどころか「これは強くなるための試練であった」と言い出す始末…。
アナキンは、優しい目で「戻ってきてくれ」と言い、パダワンの証である「三つ編み」を差し伸べます。
しかし、アソーカはそれを受け取ることなく、彼に背を向け歩き出してしまいました。
慌てて追いかけるアナキン。
なぜ戻ってこないかと問い詰めると
「独りになって解決しなきゃいけない問題だから」とアソーカは答えます。
「オーダーを去ってしまいたい気持ちは痛いほどわかる」と本音を漏らすアナキンに、「I know.(知っている)」とひとこと言い残し、アソーカは去っていきました。。。
この最後のシーン、私チュン・ソロは号泣しました。
クローン・ウォーズ史上最も切なく、そしてアナキンのジェダイ不信を決定的にした瞬間です。
アニメとしては、表情や指先の細かいところまで描かれており、彼らの感情がひしひしと伝わってきます。
マジで、これに限らずクローン・ウォーズには名作が多すぎる。
追放後のアナキンとの再会
『クローン・ウォーズ/シーズン7』において、「マンダロア包囲戦」でのアナキンとの再会が描かれました!
アソーカは「マンダロリアン」と縁の深いキャラクターでもあります。
▼クローン・ウォーズ/シーズン7は絶対に観るべし
アニメ『テイルズ・オブ・ジェダイ』
クローン大戦終結後については、『テイルズオブジェダイ』の第6話でその様子が語られています。
銀河が帝国の支配下に入り、アソーカは元ジェダイという肩書を隠して生活を始めました。(そう、オーダー66もすり抜けて生きてるんです!)
しかし、その圧政に耐え切れずに反乱活動を始め、レイアの養父ベイル・オーガナ議員とも協力関係を結び、反乱活動に参加するようになります。
追ってきた尋問官を倒し、カイバークリスタルを奪って浄化することに成功し、白いライトセーバーを二本持ちするようになりました。
元はこんな小説がありました。
アニメ『反乱者たち』
反乱軍の希望「フルクラム」
アソーカは、その後「フルクラム」という名で匿名の支援者として、反乱軍への情報提供をしていました。
フルクラムは後に正体を明かし、エズラたちと共に尋問官らとの対決を繰り広げることとなります。
(ちなみに、フルクラムの通信マーク、よーく見ると、実はアソーカの額の模様なんですよ。)
ジェダイ時代の戦友キャプテン・レックスとも再会します。
ある時、ファイターで攻撃を仕掛けてくる何者かに、アソーカは強いフォースを感じ取ります。
フォースを通じて、それがシスと化したアナキンであることを知り、ショックで気絶…。
立ち直った後は、「あの時自分がオーダーを去らなければ、アナキンを止められたのでは」という罪悪感に悩まされます。
「アナキン」のための復讐
シス打倒のため、一行はその秘密が隠された惑星マラコアを訪れます。
そして、「その時」が来るのです…。
それは、ダース・ベイダーと化したかつての師匠との再会でした。
アソーカは「アナキンのために復讐をする」と言い、ベイダーと戦います。
ベイダーの追撃からエズラたちを逃がすため、アソーカはベイダーと戦い続け、崩壊する寺院の中へ消えていきました。
はざまの世界とアソーカの救出(シーズン4)
アソーカはベイダーとの戦いで死んだと思われていました。
ある時エズラは、「はざまの世界(the world between worlds)」という時空を超えた場所に迷い込み、あるポータルの中にマラコアで戦うベイダーとアソーカを発見します。
ベイダーから最後の一撃を食らうところで、危機一髪、エズラはアソーカを引き出し、時空を超えて救出したのです。
神秘的な力によって命を救われるのは、ドーターによる復活と合わせて2回目ですね。。
エズラを探す旅(シーズン4エンディング)
エンドアの戦いも終わり、サビーヌ・レンは、かつて戦いで銀河の彼方へと消えていったエズラを探す旅に出ることを決意します。
そこに現れたのは、真っ白な服に包まれた聖人のような出で立ちのアソーカ。
2人はエズラを探す長い旅に出ることとなるのでした….。
ドラマ『マンダロリアン』
Disney+ (ディズニープラス)独占配信の『マンダロリアン』にて、ついに実写登場しました!!!
スローンの在処を求めて
マンドーがグローグーを預けられる”ジェダイ”を探し、行き着いたのは惑星コルヴァスの街カロダン。
この時、年齢45歳。
アソーカは、カロダンを支配する監督官モーガン・エルズベスと戦っていました。
彼女が求めていたのは、エルズベスが仕える大提督スローン。。
スローンの在処を聞き出すことに成功し、次の手がかりとなる場所へ向かうのでした。
ドラマ『アソーカ』
ついにアソーカが主人公のドラマ配信が始まりました!
予習記事と各話の感想&考察記事もご覧ください。
つまり、アソーカって…?
スター・ウォーズの物語全体の流れから見ると、
師匠であったアナキン・スカイウォーカーに最も影響を残した人物の1人だと言えます。
オビ=ワンが自制心を教え、パルパティーンが闇へ唆し、パドメを最も大事に想い、アソーカを通して自分の行いを見つめていた感じですかね。
アナキンにとって、アソーカとはライトサイドとダークサイドのどちらの象徴でもありました。
アソーカを演じた声優・俳優
アソーカの声を演じているのは、アシュリー・エクスタインです。
彼女は、『クローン・ウォーズ』だけでなく、『反乱者たち』でもアソーカの声を担当しています。
実写バージョンでは、ドラマ『マンダロリアン』と『アソーカ』で女優のロザリオ・ドーソンがアソーカを演じています。
まとめ
ということで、本記事ではアソーカ・タノについて銀河中に散らばる情報をまとめてきました。
エピソード映画には出演していませんが、スターウォーズサーガに不可欠な人物だということが伝わりましたでしょうか?
ちなみに、第一弾のキャラ解説記事はこちら「ランド・カルリジアン」!
それでは次に会う時まで、May the Force be with you….