みなさん、こんにちは。
ミレニアム・パダワン号船長のチュン・ソロです。
今回は….
「オタクと映画観ちゃうと、どれくらいうるさいか」という話の第二弾です。
『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の豆知識、他作品との関わり、イースターエッグ(主題とは関係ないジョークや隠れメッセージ)を紹介していきます。
ものすごい量になったので、4つに分けてます。
また、知りたいことがある場合は、目次からジャンプすることをおすすめします。。
第一弾はこちら!
小ネタ集
EP4を見ながら書いていったので、ほぼ登場順になっています。
タスケンレイダー
別名サンド・ピープル。
彼らは縄張り意識が強く、水を信仰しているため水分農場を襲うことがよくありました。
体にまとわらせた布は、成人の儀式の日など特定の日以外は脱ぐことを禁じられているようです。
※『マンダロリアン』で再登場しました!
ベンの声
ベン(オビ=ワン)は、謎の甲高い奇声を上げて、ルークらを襲っていたタスケンレイダーを追い払いました。
このオビ=ワンの声は、タスケンの天敵クレイトドラゴンの鳴きまね。
少人数であったタスケンは恐れをなして、退散していったのです。
クレイトドラゴンはタトゥイーンに住むモンスターで、このドラゴンを倒せないとタスケンは一人前と認められないという伝統があるそう。
劇中に生きた姿で登場しませんが、骨と化した姿はEP4冒頭の砂漠を歩くシーンで見ることができます。
Hello there!
実はこれもオビ=ワンおなじみのセリフ。
※2022年5月配信開始のディズニープラス新ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』で、言われるかどうかコアファンたちが注目してましたね(笑)
オビ=ワンとR2D2の面識
この2人、EP1からEP3まで、共に行動することが多くありました。
そのため、R2がC3POと一緒にオーガナ家に預けられたことも知っています。
しかし、いざEP4でレイア・「オーガナ」の使いとして再会すると、まるでオビ=ワンと面識がないように振舞いました。
でも、これはウィットの効いた2人によるユーモアであり、ルークへの配慮だったのです。
オビ=ワンが持ち主だと言い張るR2に対し、オビ=ワンはあくまで「ドロイドを持った覚えはないぞ」としか返していません。
実際に、オビ=ワンはR2の「持ち主」ではありませんでした。
さらに小説版(未邦訳)のEP4でオビ=ワンは、オルデラーンへ向かうミレニアム・ファルコン内で「また共に旅ができて良かった、古き友よ。」とこっそりR2に声をかけています。
ルークの機械いじり
これ、父のアナキンと似てますね。随一のパイロットだというのも同じです。
野蛮な武器
オビ=ワンのブラスター嫌いは根強いですね。笑
EP3で、グリーバス将軍を倒すときにやむなく使った際には、「野蛮な、、」という一言を残しています。
ロボット
基本的に、スター・ウォーズでは、いわゆるロボットの名称は「ドロイド」です。
全作品内で唯一このサンドクローラー前のシーンでだけ、「ロボット」という言葉が使われています。(多分)
この少し前、脱出ポッドの墜落現場でストームトルーパーが「見てください、ドロイドです」と言っているので、初期は設定があいまいだったのでしょう。笑
まあ、ライトセーバーのことを「レーザーソード」ということもあるので、ロボットという言葉がない訳ではないのかもしれません。
オルデラーン
ベイル・オーガナ、そしてレイアの故郷の惑星オルデラーン。
平和で美しい星として有名でした。。
これまでオルデラーンは、EP3でベイル・オーガナが到着する時と、EP4で破壊される前の一瞬しか写されてきませんでした。
アニメ『クローン・ウォーズ』で、初めてオルデラーンを舞台としたエピソードが登場しました。
レイアのテーマがかかるところ、美しさと儚さで鳥肌立ちます。。泣
ちなみに、オルデラーンには月がありませんでした。
デス・スターが来るまでは…。
元老院の解散
パルパティーン独裁下の帝国元老院には、実質的な力はほとんど残っていませんでした。
「各惑星の意見が反映されている」という幻想を保つためだけに存続が許されていたのです。
デス・スターという反逆不能な力を手に入れたことで、元老院は解散させられました…。
ターキンとユラーレン
実は、ターキンもユラーレンも共和国の時代から仕えていた将校です。
『クローン・ウォーズ』でターキンは、アナキンやオビ=ワンから成るチームによって、分離主義者支配下の牢獄から救出されました。
また、ユラーレンは提督として、スカイウォーカー将軍と戦場ともにすることが多かったです。
“Of all the Jedi, why did I have to end up with Skywalker?”
(ジェダイも数いる中で、なぜいつもスカイウォーカーと組まされることになる…?)
by ユラーレン提督
アナキンと作戦を共にすることが多かった彼。
アナキンの才能と勇敢さは認めていたもの、その破天荒さにいつも手を焼いていました。笑
日本語字幕の誤訳!!!
モスアイズリーで、オビ=ワンがストームトルーパーと話すシーン。
元の英語でオビ=ワンは、“They’re up for sale if you want to.” と言っています。
対する日本語字幕は、「売り物じゃない」。
ちなみに日本語吹き替えでは、「欲しければ売ってやってもいいぞ」となっています。
吹き替え版の意味が元の意味に合っています。
字幕は短くしなきゃいけないのは分かるけど、オビ=ワンの「余裕」から来る言葉なんだから、意味の完全に違う訳はダメでしょ。。
シンプルに「売ってやってもいいぞ」あたりが字幕に適切ではないでしょうか?
カンティーナ
このバーの正式な名前は、「チャルマンのカンティーナ(Chalmun’s Cantina)」です。
チャルマンというのはこのカンティーナの持ち主のウーキーの名前で、あの人間のバーテンダーはウーハーといいます。
実はウーハーは、クローン大戦中にバトルドロイドによって両親を殺されています。
そんな過去からドロイド全般を毛嫌いし、入口にドロイド検知器を置くことで彼らの入店を禁止しているのです。
カンティーナバンド
バンドの正式名称は、フィグリン・ダンとモーダル・ノーズ。
多くのミュージシャンを輩出した種族ビスの7人組バンドで、軽快なリズムが印象的な “Mad about me” という曲を演奏していました。
2人組
ルークに絡んできたガラの悪い2人は、人間のコーネリアス・エヴァザンとアクアリッシュのポンダ・バーバです。
元々エヴァザンは美容外科の医師(?!)でしたが、狂気的な手術が原因で賞金稼ぎに追われてしまいます。追い詰められたところを、同じく賞金稼ぎのバーバに救われて共に行動するように。
その後、2人はジャバ・ザ・ハットの下で違法スパイスの密輸活動を行うようになります。
バーバが腕を切られるシーン、EP5のワンパの演出と同じですね。笑
ちなみにこの2人、『ローグ・ワン』にも登場し、惑星ジェダでジンとぶつかった時も、いちゃもんをつけています。。
ライトセーバーの登場
オビ=ワンがバーバの腕を切ると、カンティーナにいたほぼ全ての人がオビ=ワンに注目し、音楽も止まりました。
いざこざが発生して、ブラスターによる殺人が起きるのは日常茶飯事なのに。(ハンがグリードを撃っても一瞥くれるだけでした。)
しかし、今回は訳が違います。
これは、「ジェダイは既に全滅した」という常識を破り、賞金稼ぎにとっては「銀河帝国がジェダイの残党狩りを行っていた」という事実から金儲けの可能性があることから、この注目度を得たのです。
ちなみに、『反乱者たち』の中でも類似のシーンがあります。
ケイナン・ジャラスが、ライトセーバーを起動し、帝国軍に対して自分がジェダイであることを明かします。
どちらも「帝国の圧政に対抗できる希望の象徴」として登場する、と同時に自分が「銀河レベルでのお尋ね者」であるということを晒す、という深い意義のあるシーンです。
まとめ
はい。
これで、半分!笑
『クローン・ウォーズ』も『反乱者たち』も、いい感じにEP4をオマージュしてくれる優等生なんですよね。。
では、今回も長いの読んでくれた方、ありがとうございます。笑
▼パート3はこちら!
それでは次に会う時まで、May the force be with you….