クローン・ウォーズオタクによるクローン・ウォーズオタクのための記事の第3弾。
ようやくシーズン1の折り返し地点です…。
エピソード解説
第11話「囚人ドゥークー」”Dooku Captured”
The winding path to peace is always a worthy one, regardless of how many turns it takes.
どんなに困難があろうと、平和に続く道は歩む価値あり
「オビ=ワンとアナキンの日常」としては、典型的な皮肉満載のクローン・ウォーズエピソードであり、
記念すべき、ホンドー・オナカー初登場回です!
そして微妙にドラマ『オビ=ワン・ケノービ』ともゆかりのある内容です。
イントロから小ネタに溢れています。
恐らく、ジェダイ宇宙服の登場はここが最初です。『アソーカ』では実写化登場もしましたね。
艦内を走るオビ=ワンは、EP1でドロイデカから逃げる際にクワイ=ガンと使ったフォースダッシュを披露しています。
監房を間違えてニクトが立ち上がった際のセリフ「人違いだ」と訳されていますが、元の英語は「You’re not the prisoner I’m looking for.」であり、EP4の「These aren’t the droids you’re looking for.」と同じ文構造のセリフとなっています。
助けにきたオビ=ワンをアナキンが襲おうとする一幕。後にドラマ『オビ=ワン・ケノービ』で娘レイアが、助けにきたオビ=ワンの腹に一撃食らわせて逃走を図っています。
アナキンがマスターになれない不満を漏らす場面も。
ドゥークー伯爵の船ソーラ・セーラー。『エピソード2』から変わっておらず、TCW中も使い続けることになります。
柔らかい帆のようなものでエネルギーを集めて燃料としているそうです。
自分で操縦しないところは、まさに貴族な感じが出てますよね。
アナオビは墜落するまで、ほぼ全てのセリフが皮肉の応酬という。。笑
墜落した惑星はヴァンコア(字幕ではヴァンコール)。アナキンは後にもう一度ヴァンコアに墜落します。
ヴァンコアといえば、ガンダーク。
ガンダークの耳だって引きちぎれるほど元気そうだ(You look strong enough to pull ears off a gundark.)
by ハン・ソロ(エピソード5)
慣用句クリーチャーの映像化です。長い耳はありますが、実際に引きちぎるのは相当困難でしょうね。。
フォースで岩を投げ付けて退治するわけですが、
ホンドー登場!
ヴァンコアとフローラムの距離は6パーセク。銀河地図上では重なってしまうほどの近さですね。
ちなみにドゥークー伯爵からライトセーバーを盗んだのは、コワキアン・モンキー・リザードらしいです。。
共和国クレジットでは支払いを受けない。スパイス払いこそが外縁部の正義。
弟子がぬけぬけと海賊に捕まった姿を見て、パルパティーンは何を思ったのでしょうか…笑
囚人ドゥークー伯爵との対面は、『エピソード2』のオビ=ワンと真逆の立場となっています。
アナキンがそこそこ祝宴を楽しんでそうなのが笑えます。
ホンドー・オナカー登場エピソード
TCWを通じて様々な顔を見せてくれるホンドー。私のお気に入りキャラ上位です。
シーズン1第11話:初登場
シーズン1第12話:Very honorable.
シーズン2第17話:やっぱり海賊
シーズン2第22話:Very honorable.
シーズン5第1話:共闘。
シーズン5第5話:ビジネス
シーズン5第7~9話:やっぱり海賊なんだけど、Very honorable.
第12話「グンガンの将軍」”The Gungan General”
Fail with honor rather than succeed by fraud.
不正で成功を得るより、名誉ある失敗を選べ
第11話の続き。
ナレーションの「海賊など信用しなかった」からの、酔い潰れた2人は笑えます。
組織内の裏切りも海賊らしくていいですね。
人質交渉にビンクス代議員を送り込む神経が知れません。。誰が許可を出したのでしょうか…。非常事態大権の時に利用した議長さんでしょうか。
タンクに乗った海賊は「You, Representative Bink」と呼びかけますが、ジャージャーの名前はビンクス(Binks)であり、適当にしか聞いてなかったことが窺えます。
その後、タンクを壊滅させたジャージャーを見て彼は、ジャージャーを「代議員(Representative)ではなく疫病神(Plague)だ」と叫びます。
このセリフがまた世間に根強く残る「ジャー・ジャー・ビンクス黒幕説/シス説」を裏付ける証拠となっているのです。
Plague(プレイグ)で思い起こされるのは…シディアスの師匠ダース・プレイガス(Darth Plagueis)。
なぜあえて、Plagueという言葉を使っているのでしょうか…?
また、『エピソード1』の戦いにおいてはパニックにで偶然タンクを破壊したように見えますが、ここでは意図的に楽しんで行っています。
こうなってくると、彼の行動の全てに対して疑いの目が向けざるを得ません。。
結果的にジャー・ジャーが電力線を破壊したことで、ドゥークー伯爵も容易に脱出することができました。
前の第8話では、わざわざローブを被った姿も披露しています。
現状の正史では、さすがにジャー・ジャーがシスだったとは言えませんが、
外伝であるTCWを通して、「ジャー・ジャーはシディアスの師匠ダース・プレイガスであった」という設定の存在を仄めかしているとも受け取れます。。
※2024年1月現在、恐らく『アコライト』が100年前を描くので「プレイガス登場か?」という文脈で、英語版Wookieepediaのアクセスランキングトップに「プレイガス」の記事が入ってます。
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