2023年3月1日(水)より配信開始となった、スター・ウォーズドラマ『マンダロリアン』のシーズン3。
本記事では、第7話・チャプター23「スパイ」(The Spies)のネタバレ感想&考察をお届けします!
アツい・・・!
まずは言いたことから!
大満足!!!
毎週違うこと言ってる気がするけど、銀河を進む大艦隊こそがスター・ウォーズの醍醐味ってもんだ!!!
軽クルーザーを主力艦として、マンダロリアン船団が隊列を組み、ハイパージャンプする・・・。
最高やん!!!
そんでもって、第3話と前話で新共和国の話を詰め込んでくれたおかげで全体像を理解しながら、今回は帝国とマンダロリアンを深掘りした上で大激突できる。
それにしても今回だいぶ詰め込みましたね…。笑
考察
アーマラーのスパイ疑惑は9割クロっすね…
いや、これなんすよ…。
証拠、集めました。
決定的なのがタイトルです。
よく見ると、The Spiesなんすよ。
お分かり頂けただろうか…?
Spies
あえて、複数形になっているんですよ!!!
普通に見てたら、イライア・ケインがスパイだなって話で終わりなんですが、あともう1人いることがタイトルからほのめかされてる…。
そんでもって2回目見直したら、あの人のスパイ説が確定(私の中で90%)。
最初は制作上の都合で「モンスターに襲われる流れ」があるから、ジェットパック持ってないアーマラーは1人で退場、ちゃんと艦隊にも連絡取ったし、と思ったけど。
見直したらちゃんとジェットパック背負ってました…
しかも、後の流れからいくと、ギデオンの次なる標的は艦隊なので、地上から通信が届かなくて孤立した艦隊に偽情報を伝えることも可能。
そして何より気付いちゃいました…
ギデオンのヘルメット。。
アーマラーのヘルメットと同じ“角”があるじゃないか。
しかも「5本」と数まで一緒では・・・?
こうして、ギデオンの「よくぞ仲間を1箇所に集めてくれた」に帰結する。
パルパティーンのあえて最終総力戦に持ち込ませるパターンじゃん。。
うーむ、、アーマラーはスパイじゃないと思ったんだけどな…。
ちょうど最近「いいやつでしょ!」とか言って抜かしたとこなんだけどな…。笑
でもまだゲイレン・アーソの線を信じてます。(グローグーのアーマーあたりに何か隠してくれてたり…?)
▼答え合わせ
シャドー評議会の話
ああああ、スローン三部作まだ読んでないのが悔やまれる…。
Kindleで買ったので読みます。
パレオン艦長、ウーキーペディアで引いたら『反乱者たち』でもう出てきてましたね。
見直したら、スローンと話し中に消え去っているので、彼もパーギルに連れられてどこかへハイパージャンプしていたのでしょうか?
てか、スローンの「生存」自体は評議会内で当たり前の事実となっているようなので、「帰還」が問題になっているようですね。。(もしくはパレオンの戯れ言として扱われている?)
つまり「未知領域にいることに目的があるから、銀河の中心には戻ってこない」ということであれば、その目的が気になる限りです。。
ハックス司令官!
小説『ファズマ』を読んだので、あのブレンドルがついに・・・とビビりましたが、息子のイメージが強すぎてビジュアルはそんな怖くなかったですね。
「蘇り計画」と訳された Project Necromancer。
Necromancerって辞書引くと英和だと「霊媒師、降霊術師」、英英だと「魔法によって死者と交信できると言う人」。
あれかな、シンダー作戦の延長でセンチネル・ドロイドから指示を受けてるのかな?
パーシングの研究使って、最高指導者スノーク造るのがネクロマンサー計画で、同時並行でエクセゴルでシス・エターナル?を動員してスノークに指令を送る準備をしてるとか?
やっぱり、アフターマス三部作も読まないとですか…?
ギデオンの思惑と誤訳
「全ての社会は役に立つ」発言が、帝国の思想過ぎてフィクションでもちょっと引きました。
その後ですが・・・
The cloners, the Jedi, the Mandalorians
↓
クローン、ジェダイ、マンダロリアン
おいおいおい、「クローン」は完全に誤訳では?
第3話のパーシングスピーチの流れ(と『バッド・バッチ』S2と、Ep2でのデックスを始めとする the cloners 発言)を見れば明らかだけど、the clonersといったらカミーノ人を指してます。
決して、クローン・トルーパーたちの力を学んだみたいな生易しいこと言ってるわけではなく、、
①カミーノ人:カミーノ爆撃で壊滅させ、クローン技術を奪う(『バッド・バッチ』のタンティス山でのナラ・セ確保)
②ジェダイ:オーダー66で壊滅させ、ミディ=クロリアンを奪う(『オビ=ワン』の尋問官のアジト地下、グローグーの輸血)
③マンダロリアン:大粛清で壊滅させ、ベスカーを奪う(マンダロアに採掘施設を建設)
これを組み合わせて軍隊作るって言うから、第3話の時に考察した「フォース感応能力を持つよう遺伝子を操作したクローン」にベスカーアーマーを着せるってことらしいです。
なんだか、昔よく妄想してた「これがさいきょうのジェダイ」みたいになってる。(ライトセーバー持ってて、フォースはもちろん使えて、全身さいきょうの防御力のアーマー着てて、ジェットパックで飛んでて、銃だけじゃなくて爆薬系も持ってて…)
皇帝復活の線と若干ズレが生じているので「?」となってたのですが、ギデオンが密かに野望を抱えていたという流れで理解しました。
チャプター23「スパイ」小ネタ感想
最後に小ネタとひと言感想を。
細かいけどイライアとの通信時、ホロで映ったギデオンは両手を前で組んでる。
でもギデオン側で見ると、左手で通信機を持っている。
あれ?笑
ホロ通信の大きさ、角度、範囲についてはこれまでも「?」となることが多かったのですが、さすがに今回は気付いてしまいました。笑
暴走グローグーのIG-12が握りつぶしたのは、もうスピンオフ作品ではお馴染みのメイルーランでしたね。
(『反乱者たち』ではヘラのお気に入りのフルーツで、『ボバ・フェット』ではトワイレック執事長がメイルーランの山にスピーダーで突っ込み、『キャシアン・アンドー』ではカーン家の食卓に並ぶ)
ボのセリフ「ナイト・アウルだ」も誤訳では…?
あの距離で、向かってくる者を誰だか認識できた訳ではなく、警戒して戦闘態勢取ってるわけでしょ?
ボ=カターンが一行のチルドレン・オブ・ザ・ウォッチ勢ではなく、傘下のナイト・アウル勢に「戦闘準備を」と言ってるだけでは???
まさかナイト・アウルが何だか分かってないんすか…?
その後のセリフ「ナイト・アウル仕様だな」は、ボ=カターンのヘルメットのバイザー形状を見て、向こうがボをナイト・アウルだと認識しているのであって、、
アーマラーの発言から考えると、会話を始めるまで向こうがマンダロリアンかすら分かっていなかったので、ナイト・アウル残党だと判断したわけではないでしょう。
もしや『反乱者たち』でボに忠誠を誓った人が出てたりしてと思って見返しましたが、エルダー家のおっさんが似てるかもと思ったら全然似てませんでした。
ボ=カターンがお誕生日席に座ってるのかわいい。
ディンの「名誉」のスピーチもよかった。
「歌が書かれる日まで」は、その命尽きる日までという意味なのでしょう。
こういう、独自の文化をベースにしたセリフ大好物です。
急な海賊船描写で笑いました。
これまでスター・ウォーズには船がない、って感じだったのに、シーズン2でただの船を登場させたかと思ったら、今回地上なのにめっちゃ海賊船やるじゃん。笑
実際にバイブロ(振動)してるバイブロ・ブレードを初めて見たような気がする。
グローグー入りのIG-12はパズ君が運んでくれてましたね。
最後の戦闘シーン。
なぜ真っ先にダークセーバーでドアを空けない?とか、まだホイッスリング・バードあるでしょとかツッコミは正直ありましたが、
パズ君がいい感じの無敵感出してて実際にベスカーアーマー付けたトルーパーを壊滅させたので大満足でした。
弱ったところをプレトリアン野郎たちにトドメ刺されて可哀想だった…。
3周目の感想
3周目でも、ぽろぽろと気になる点が出てきたので。。
そういえば、置いてけぼりのグリーフ・カルガ。
土地提供の見返りは保安官だったのに、せっかく酒持ってきて歓迎したのに、事前連絡すらなしに全戦力が突如として消え去ってしまいましたね。。
そういえば、メイルーランの前にグローグーが食ってるのって、もしかしてオメガの大好きなマンテルミックスっすか??と思ってウキペの英語版も見てみたけど、Appearancesには記載なかった…。
でもポップコーンつながりではある!
これまたそういえば、IG-12の名付け方ってどうなってんの?
IG-11はIGシリーズのモデル名なの?彼個人の名前なの?
そしてなぜに1だけ足されたの…?
マンダロリアン、ユダヤ人オマージュの件。
Twitterで見て、海外YouTuberも触れてたので見てきました。(最近、Theoryさん自主制作でトラブったみたいでご乱心なのであまり見に行けてない…。)
確かに、ネヴァロの「土地」を贈呈して共生する、みたいな辺りからそれっぽさは出てましたね。
ユダヤオマージュを踏まえて見ると…
・帝国の停戦交渉裏切りは、第一次世界大戦でイギリス帝国がパレスチナに国家建設を認めた「バルフォア宣言」をなぞっている?
・アーマラーはコミュニティの長であるラビ的な存在?
・マンドア語のアルファベット、なんとなくヘブライ語に見えなくもない?
なるほどな、ドラマであろうと歴史・宗教と韻を踏んで重ね合わせるよね、そりゃ。。
別にそこをくみ取る「べき」とかではないけれども、考察なるものをして記事書いてる身としては、浅はかなことばっかり言ってられないですね。ちょっと反省。
とか言いつつ、サティーンみたいにボにもマンドア語を喋ってほしいという願望が芽生え始めるチュン・ソロでした。
さいごに
次回、完結。
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