みなさん、こんにちは。
ミレニアム・パダワン号のチュン・ソロです。
今回は、スター・ウォーズにおけるカノン(正史)とレジェンズについて解説します。
映画にとどまらず、関連のアニメや小説などに手を出し始めると、目にすることも多くなると思います。
この違いを知らないと、ストーリーに矛盾が生じてしまう可能性も・・・
この機会に知っておくといいかもしれません!
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それぞれの定義
正史
ディズニーが定めた「正統な」作品世界のこと。
カノン(Canon)とも言う。
レジェンズ(Legends)
これまで出たスピンオフによって作り出された、「正史」とは別世界のストーリーのこと。
別名、拡張世界(Expanded Universe, EU)とも言う。
区別ができた背景
スター・ウォーズは、ルーカスフィルム公認・非公認関わらず小説やコミックなどで、大量のスピンオフ作品が制作されてきました。
たとえば、1983年公開のエピソード6には、その後の100年に関するストーリーを綴った、様々な物語が作られました。(そのストーリーでは、ハン・ソロとレイアの間に3人の子供がいたりします。)
そんな中、2012年にディズニーがルーカスフィルムを買収し、エピソード6の続編作品を制作することが決定します。
しかし、ディズニーはこれまでのスピンオフ作品を映画化するといった方向でなく、全く別の新しいストーリーを作ることにしました。
その際、ディズニーの新たなストーリー設定に合う作品を「正史」、合わないものを「レジェンズ」と分類分けすることで、作品全体に一貫性を持たせたのです。
見分け方
基本的に、ルーカスフィルム買収後にディズニーが制作した作品、今後制作される作品は「正史」の扱いです。
それ以前に作られた映画以外のスピンオフ作品が「レジェンズ」となります。
唯一の例外として、ルーカスフィルムによって制作されたアニメ『クローン・ウォーズ』 は正史作品となっています。
基本的に今ディズニープラスで見れる作品は正史です。
「スター・ウォーズ ビンテージ」の扱いの3作品については、非正史作品となります。
どれが「正史」でどれが「レジェンズ」?
正史作品
2019年2月現在、「正史」とされる作品は以下の通りです。
・映画『エピソード1〜9』『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』
・アニメ『クローン・ウォーズ』『反乱者たち』『レジスタンス』『Forces of Destiny』
・小説『アフターマス』『カタリスト』『ターキン』など
・マーベルコミック『ダース・モール』『スカイウォーカーの衝撃』など
▼正史のおすすめ小説!
レジェンズの世界
スター・ウォーズは、『新たなる希望/エピソード4』の公開直後から、コミックなどたくさんの関連作品が作られました。
その多くはとても興味深いストーリーが綴られています。
たとえばエピソード6の後に…
・ルークは結婚し、「ベン」という名の子供ができる
・パルパティーンが準備していた自身のクローン体で復活する
・ユージャン・ヴォングという異民族が銀河の外から攻めてくる
などがあります。
レジェンズから「正史入り」したキャラクター
一緒くたにレジェンズとして外されてしまった物語の中には、あまりの人気にキャラクターだけ正史作品に登場するといったパターンも出始めました。
スローン提督
スローン提督は、1991年の小説『スローン三部作』で登場し、人気を博したキャラクターです。
この作品は『エピソード6』から5年後の銀河を描いており、新共和国を追い詰める天才戦略家としてスローンが活躍します。
後のスピンオフ作品に多大な影響を与えた作品だったのですが、買収後は「レジェンズ」となっていました。
しかし、ディズニーが新たに制作したアニメ『反乱者たち』で違った形ではありますが登場し、「正史の仲間入り」を果たすこととなるのです!
まとめ
ということで、今回は正史とレジェンズの違いについて解説しました。
この違いを知らずに関連の小説やコミックを読んでいると、混乱してしまう場合もあるかと思います。
レジェンズにも「スター・ウォーズの真髄」を突くような作品が多数あるので、違いを知った上で楽しんでいきたいですね!
それでは次に会う時まで、May the Force be with you. . . .