どうも、チュン・ソロです。
さて、今年12月公開のスターウォーズ最新作エピソード9(原題:The Rise of Skywalker)の邦題が発表されました。
その名も….
『スカイウォーカーの夜明け』
今回は、この邦題タイトルについて、あーでもないこーでもないと考察&分析してみます。
スカイウォーカー家を描く「スター・ウォーズ」完結編、
ついに、邦題決定!『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
壮大なるフィナーレに向けて、カウントダウンは始まった。
12月20日(金)日米同時公開https://t.co/y55bh68WdF #SWスカイウォーカーの夜明け pic.twitter.com/00tzgBfmeU— スター・ウォーズ公式 (@starwarsjapan) 2019年6月23日
これまでのタイトルを振り返る
① ファントム・メナス(The Phantom Menace)
② クローンの攻撃(Attack of the Clones)
③ シスの復讐(Revenge of the Sith)
④ 新たなる希望(A New Hope)
⑤ 帝国の逆襲(The Empire Strikes back)
⑥ ジェダイの帰還(Return of the Jedi)
⑦ フォースの覚醒(The Force Awakens)
⑧ 最後のジェダイ(The Last Jedi)
⑨ スカイウォーカーの夜明け(The Rise of Skywalker)
今までのタイトルを振り返ってみると…
唯一、エピソード1のみがカタカナ表記となっています。
それ以外は、ほぼ直訳です。
うーん。
エピソード1と、エピソード9の予告編で “Every generation has a legend” という共通の文言が使われたことが話題になっていました。
訳すのもムズイし、せっかくカタカナのEP1とつながりがあるんだから、EP9もそのままカタカナ表記でよかったかも。
それに訳すにしても、これまで二字熟語(攻撃、逆襲、最後とか)でやってきたから、「突然の字余り」に違和感がある。
夜明「け」
け??
チュン・ソロの持論
ということで、エピソード9の原題の英語タイトル発表の時は、カタカナ表記派でした。
『エピソード9/ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』
まあ、かっこいいやん。
それに、英語なら複数意味があって、どれか一つに特定する必要がなかったんです。
つまり、想像の余白があった!
「何が復活するのかな?」
「新たな世代の台頭か?」
などなど。
今回の邦題は「夜明け」と言ってしまったことで、意味を一つに狭めてしまっているのです。(それに字面ダサいし)
どの意味でも良かったなら、原題のままでカッコいいし、上述のエピソード1絡みもあるし、カタカナ表記で丸く収まった気がします。(わざわざ字面ダサくしなくてもいいし)
「夕日」との対比
でもさ、見つけちゃいましたよ。
考えた人の「意図」みたいなものを。
スカイウォーカーといえば、双子の太陽。
『シスの復讐』の最後で、銀河が闇に包まれる中、次の世代への希望となるルーク・スカイウォーカーを抱くラーズ夫妻が見つめた「夕日」
『新たなる希望』で、まだ見ぬ広い世界への不安と希望を、「夕日」に映したルーク・スカイウォーカー少年
『最後のジェダイ』で、次世代へと希望を託し、フォースと一体となったルーク・スカイウォーカーが最期に見た「夕日」
これまで、沈んできた太陽。
スカイウォーカーが沈め、終わらせてきた時代。
ついに、太陽が昇るんです!!!
RISEするんだ!!夜が明けるんだ!!!
(書きながら一人感動でうっすら涙が、、、)
(フォースのテーマが脳内自動再生中、、、)
つまり今回の邦題は、サンライズの「ライズ」だということを明確にしたんです。
「スカイウォーカー」と「太陽」とを掛けてくるとは….
やりおる。。
しかも、昇るライトサイドと沈むダークサイドの補完性の表現としても見事。
唯一、「け」だけが邪魔なんだよ。
意味はめっちゃいいんだよ。
「日の出」「黎明」「昇日」
確かに「太陽」という意味を持たせた上では、「夜明け」がイメージ的にもベストに近いかな。
せめてさ、「スカイウォーカーの夜明」で良かったんじゃないか??
…いや、やっぱしどうしても違和感。
どうしても字面ダサい。。
考察:何が昇るのか?
興奮だけしててもしょうがないですね。考えないと。
アナキン・スカイウォーカーの闇堕ちが、1000年続いたジェダイ・オーダーを壊滅させました。
ルーク・スカイウォーカーの善の心が父を動かし、1000年続いた「二人の掟(Rule of Two)」のシスの系譜が止まりました。
つまりこれまで、スカイウォーカーは時代に「終わり」をもたらしたのです。
EP1からEP6までの30数年で、「夕日」「夕暮れ」が象徴するように、時代・伝統・歴史を終わらせてきました。
EP7とEP8はある種、時代の転換期と言えばいいのでしょうか。
まだ、歴史を「終わらせた世代」(ルーク、レイア、ハン)がいて、新たに「始める世代」に時代を引き継いでいた。
そして今作で、銀河に新たな秩序をもたらす「スカイウォーカー」という新時代が始まるのです。
さて、それはどのような時代となるのか。
ここからは、あなたの想像力の広がるままに。。
結論
意味は、オリジナルへのリスペクトを感じるし、アツいし、美しいし、最高。
字面が、ダサい。
ま、タイトルはタイトルなんで、内容に期待!
以上!!
余談
でもでも、このダサさも公開当初のポスターを彷彿とさせますね。
スターウォーズもカタカナ表記で、黄色い太字で
と書かれていた時代。
レーア姫が「死の星」の構造機密を盗んだせいで、親衛隊長ダース・ベイダーが率いる宇宙巡航艦に捕らえられていた時代。。
ジェディ騎士団が平和を護っていた時代。。
(レトロでええやん)
(奇しくも41年前の今日は、『新たなる希望』の日本での公開日だとか。)
おまけ:勝手に質問コーナー
・スカイウォーカーってスケール小さい
→ いやいや、スターウォーズ知ってます?
スカイウォーカーは、銀河にバランスをもたらす予言の子ですよ。アナキン・スカイウォーカーの闇堕ちが1000年続いたジェダイ・オーダーを壊滅させ、ルーク・スカイウォーカーの善の心でシスの系譜が止まったんですよ。そのスカイウォーカーが、「ライズ」するんだよ。何が小さいって銀河が小さいんだよ。
『スカイウォーカーの夜勤明け』に見える
→ マジでそれ笑。
それにどうしても、坂本龍馬に寄りがち。幕末じゃないんだから。「ニッポンの夜明けぜよ〜」
やっぱりレイがスカイウォーカー?
→ ベン・ソロは無視すか、、?
ベンいる時点で、レイ・スカイウォーカー説は陳腐だと思う。と言っても、彼もスカイウォーカーの血筋にふさわしいキャラかと問われれば知らないけど。
それでは次に会う時まで、May the Force be with you….