クローン・ウォーズオタクによるクローン・ウォーズオタクのための記事の第3弾。
かなりの長期マラソンになる・・・。
エピソード解説
第8話「型破りなジェダイ」”Bombad Jedi”
Heroes are made by the time.
英雄は時代が作る
第1話に続き、共和国と分離主義の間で揺れる惑星(ローディア)を扱った回。
パドメからオナコンダ・ファーへの挨拶が「ハチュアペンキー」とハット語に極めて近い。
海賊船に輸送船が襲われたと語るオナコンダ議員。
おそらく分離主義側が海賊に金を払って輸送船を襲わせたのでしょう。ドロイド軍の関与がなければ戦争で手一杯の共和国は見向きもしないので、必然的に他の勢力を頼らざるを得なくなります。。
パドメのセリフは言い回しが素敵ですね。
There’s a always a choice.(どんな時でも道はある)
アナキンのジェダイローブがパドメの船に置きっぱなしになっているという小ネタ。
見返すとパドメの無双ぶりがちょっと異常。
1体のドロイドを蹴り倒し、3体に一発で命中させ、約2mの大ジャンプをしながら更に2体をヘッドショット。
2回も死んだことにされるジャー・ジャー。
最後は彼女の言葉通り、オナコンダに復帰の「道」を示したパドメ。
無事にガンレイ逮捕に成功し物語は幕を閉じます。
関連エピソード
①シーズン1第8話:ガンレイ逮捕
②シーズン1第9話:ガンレイ逃走
③シーズン1第10話:ガンレイ再発見?
④シーズン2第15話:代償
第9話「闇のマント」”Cloak of Darkness”
Ignore your instincts at your peril.
危機に際しては本能を無視せよ
クワイ=ガンとは正反対のこと言いますね。。笑
さて、前話で逮捕されたガンレイ総督の護送がテーマの回。
アソーカ&ルミナラ vs ヴェントレスという女性戦士が光る回でもあります。
トランクイリティは、ルミナラ将軍の旗艦です。
セネイト・ガード(Senate Commando)は要人警護関連がメインの仕事みたいです。ただ、本話では買収され、後のエピソードでも基本的にやられ役なので、あまり優秀なイメージがないですね、、
ガンレイの逮捕を危険視するシディアス。ガンレイは正体を明かして直接連絡を取った数少ない相手です。
以下、チュン・ソロの記憶調べ。
・直接連絡:グリーヴァス将軍、ヴェントレス(基本的にドゥークー伯爵と一緒に)、通商連合(ヌート・ガンレイ)、キャド・ベイン
・直接連絡&2つの顔も知る:ドゥークー伯爵
シーズン1前半の時点で、アソーカの尋問方法がアナキン流なんだよな…笑。
「ロカリアンの魚みたいにハラワタ抜くよ」
どうもロカリアンの魚(Rokarian)は、ここ以外で言及されたことはないみたい。
銀河の広さを感じられるので、こういう一度しか言及されない概念もやっぱりあってほしい。
機関室を監視するのは、WED-15トレッドウェルドロイド。
エピソード4の削除シーンに出てくるのは、WED-15-XTらしいので、前のモデルかな。
ルミナラって冷静沈着なフリして自信過剰…。この時代のジェダイの悪いところ全部詰めみたいな人ですよね。。
まあ謝れるだけ、あの人よりはマシと言いたいところですが、ここで「あなたは命の恩人です」と言っておきながらもシーズン2のアレが来るし、シーズン7でラファ姉妹がジェダイ不信になった原因もこの人らしいし、、
アソーカ:We’ll take her together.(TCW S1-19)
オビ=ワン:We’ll take him together.(エピソード2)
第10話「グリーヴァスのアジト」”Lair of Grievous”
Most powerful is he who controls his own power.
己の力を制御出来るものが一番強い
キット・フィストー主役回。
メインのジェダイが代わる代わる登場する流れ、いいですよね。
マレボランスでの失敗に怒ったドゥークー伯爵が、ジェダイの追跡をヴァセック星系にあるグリーヴァスのアジトに連れてくるという流れ。
前回までのあらすじで「ドゥークー伯爵の手引きで」という表現がありますが、元の英語では “Count Dooku’s sinister agents”。
EP4のオープニングクロールの Empire’s sinister agents を踏襲しています。(他にも引用されてた気がするけどどこか忘れた)
フィストーの弟子、ナダール・ヴェブが初登場。
「パダワンの修行を最後まで見届けられない」というクローン大戦期の慌ただしさ、「海洋惑星出身者への配慮」をこっそり忍び込ませてきます。
冒頭のフィローニ語録がエピソード内ではっきりと言及されるの、珍しいケースですね。
「力ある者は自制しなければ」
by キット・フィストー
グリーヴァスの出自は映像作品では、ほとんど触れられませんが、ここでドロイド化する前の姿をチラ見せしてくれます。
怒りに任せてB1をぶち壊す将軍ですが、ドクターには皮肉られても何もできない。笑
修理の痛みと、自身の改造に対して選択権もないのが悲哀を感じさせます。。
よく見たらゴアの背中に追加の腕みたいなのが付いてるのは、グリーヴァスによる愛着ですかね。
ゴアの死を悲しむくだりは、EP6のランコアとマラキリを彷彿とさせます。
8~10話のまとめ
このガンレイアークとも呼べる3話は、クローン大戦に対して後手後手なジェダイの様子が見て取れます。
窮状を訴え続けたローディアにジェダイの姿はなく、ガンレイの話が出た途端に大量のジェダイが投入される有様。
何ならローディアはジェダイではなく、パドメの誠意と偽ジェダイのジャージャーに救われました。
戦争優先の姿勢を取っているにもかかわらず、考え方は古いままで、常に敵の意のままにしか動けないジェダイ。
陽動を疑いもせず、ひたすら正攻法で突き進む様は、ターキンのジェダイ評を裏付けています。
特にルミナラは命を救われたからといって、アソーカの命令違反を有耶無耶にしてるのは問題ですね。アソーカが持ち場を離れたせいで、アーガイアスによるガンレイ脱獄が容易になり、護衛していたコマンドも死んだのですから。これこそ罰則がないとダメなやつじゃないですか?
ジェダイは命を大事にすると標榜するわりに、ジェダイ以外の命を軽視する傾向がありますね。。(シタデル回でのピエル葬儀)
一方で、戦争に溶け込んでいながら、目の前の命を助けるアソーカの行動は、この時代のジェダイにしてはバランスが取れていると言えてるかもしれません。
アナキンの教育方針のおかげですね。ドラマ『アソーカ』のおかげで新たな視点で見直すことができました。
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