いや、「スカイウォーカーの夜明け」を観てから1日。。
↓こんな感想・考察書いてたんですが、ぶつくさ言ってたんですが、、
ふと、エピソード6と7の間をレイア主人公で描く小説『ブラッドライン』で読んだ内容が、ぶわあぁぁぁって込み上がってきたんです。。。
「あのセリフに、ここまでの重みがあったとは。。」
「え、ちょっと待って、ブラッドライン(Bloodline)というタイトル自体がぁ、、、(爆死)」
「マジでお前ら『ブラッドライン』読まないで、『スカイウォーカーの夜明け』分かった気になんなよ。」
by チュン・ソロ(ガチギレver)
今回はその理由を、ネタバレありで解説します。。
(まだ「スカイウォーカーの夜明け」観てない人は、以前書いた『ブラッドライン』紹介記事をぜひ読んでほしい!ネタバレないので!)
※本ページでは、本小説をブログ主自身が購入した上で、アフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
ブラッドラインのストーリー
あらすじ
時は、ルークたち反乱同盟軍が銀河帝国を打ち倒してから20数年。。(28ABY)
銀河の人々は「新共和国」の統治の下、平和に暮らしており、戦争の記憶は徐々に薄れていっていた。
しかし、バランスの取れたリーダーシップで意見をまとめていた新共和国の初代議長モン・モスマが病に倒れ、政界を引退することに。
すると、新元老院は真っ二つとなり対立が激化し始めてしまう。
銀河帝国の独裁による苦い経験から、レイア率いる「ポピュリスト」党は、すべての惑星代表が平等に力を持つべきだと主張。
もう一方で、決められない政治にうんざりしている「セントリスト」党は、強い権限を持ったリーダーを求めていた。
二大勢力による言い争いは、揚げ足取りのような無意味なものばかりで、政治にあきあきしていた40代のレイア。
だがある日、元老院に「亡きジャバ・ザ・ハットの穴を埋める新たな犯罪カルテルが暗躍し始め、惑星ライロスが困っている」という情報が届く。
「ついに意味のあるアクションを起こせる!」と思ったレイアは、その問題の調査に立候補、敵対するセントリストの若い議員ランソム・カスタルフォと真相究明に乗り出すのであった….。
<ネタバレあり>2人の父の間で揺れるレイア
さて、この物語は「ダース・ベイダー」という生みの父親と、「ベイル・オーガナ」という育ての親の影に悩み葛藤するレイアの姿が映し出されます。
一方は、銀河中から恐れられた史上最悪の存在。
もう一方は、そんな悪に立ち向かい続け、人々に「反乱軍」という希望の種を残し、死んでいった英雄。
もちろん、レイアは「ベイル・オーガナの娘」として彼の意志を継ぎ、新共和国を支えていきます。
しかしある日、詳細は省きますが、政敵によるスキャンダルにより
「レイア・オーガナはダース・ベイダーの娘である」
という、銀河の市民からしてみれば衝撃の事実が公となってしまったのです。。。
銀河市民の反応はどうだったか。
「ベイダーの娘は信頼できない」
「ベイダーの娘に操られるところだった」
という理由から、レイアが築いてきた政治家としてのキャリアは、一瞬で崩れ去ってしまったのです。。。
(この時のレイアの気持ちはもちろん、暴露のされ方に腹が立つと同時に手法がいやらし過ぎてくそ泣けるんです。。)
その時、レイアはどう感じたのでしょうか。
目の前で故郷が吹き飛んだ日。
帝国に見つかる不安と極寒の中で過ごしたホスの夜。
家族を失い、友まで失うかもしれない恐怖の中、反乱同盟軍を率いて戦った日々は何だったのか….。
実父から受け継いだ「血」は、レイアに力を与えましたが、レイアは恐怖に押し潰されそうになりながらも、養父の「意志」を受け継ぎました。
しかし、彼女が命を掛けて戦ってきた銀河市民たちは、途端に「血」、つまり「ベイダーの娘」としてしかレイアを判断しなくなったのです….。
辛すぎる。
レイアとレイの師弟関係
ここで振り返りたいのが、「スカイウォーカーの夜明け」内、オク=トーでのルークとレイとのやり取りです。(詳細な言葉遣いまで覚えてませんが)
「レイアはお前の親のことを知っていた。それでもお前に修行をつけた。」
「それは、お前の『魂』が見えていたからだ。」
by ルーク・スカイウォーカー
そう、レイアこそが「親から受け継ぐ血」と「己の意志」との不条理さに苦しんだ張本人だったのです。
だからこそ、彼女が最も憎んできた帝国の皇帝ダース・シディアスの孫、レイ・パルパティーンであっても彼女を信じたのです。
そして、最後にレイがスカイウォーカーと名乗るくだり。。
レイアは、元々「オーガナ」と名乗り、アナキン・「スカイウォーカー」の娘であることを否定し続けてきました。
それが、、それが、、
レイは、、、、スカイウォーカーの、、、、、
ぶはっ。。。。
後は実際にブラッドラインを読んでご自身で感じてほしいです。
小説『ブラッドライン』概要
いやあ、劇場ではふてくされてたのに、今は半泣きの興奮状態で一瞬でこの感動を書き終わりました。。。
この感動、フォースを通じて届け!!!
上下巻ありますが、土日あれば読み切れてしまうコンパクトさです。
私も今からもう一度読み返します。。(クラウディア・グレイは神)
タイトル:『スター・ウォーズ ブラッドライン』(上下巻)
著者(翻訳者):クラウディア・グレイ(富永和子)
出版社:角川文庫
価格:各880円(税別)
おまけ:チュン・ソロの持論
『最後のジェダイ』は、ヨーダとルークの物語だ!!!
そして、
『スカイウォーカーの夜明け』は、
レイア・オーガナとレイ・スカイウォーカーの物語だ!!!
※このわずか一文のセリフに触発された書いたストーリーがこちら。
May the Force be with you guys and our dearest princess.
コメント