本記事では、ミレニアム・パダワン号式のキャラクター紹介をしていきます。
第一弾では、「ランド・カルリジアン」の出演作品や演じた俳優などをチュン・ソロ的胸熱ポイントと共にお届けします。
『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』でも再出演を果たしました。
パダワン(初心者)なファンの方も、「そもそもランドって誰?」「どうストーリーに関わってくるの?」という疑問を解消していってください!
長くてネタバレも満載なので、気になるところだけ「つまみ読み」していただければと思います。
ランドをひとことで表すと?
“女好きのやり手ギャンブラー”
いつも飄々としていて、何するにしても自慢気で、ギャンブル大好きで。
でも、憎めないんですよ(笑)。
一時期は、ギャンブルで一都市の支配権を勝ち取り、執政官にまでなります。
ルークやハン・ソロたちとは、いざこざありましたが、最後には頼れる反乱軍の将軍として帝国との戦いを率いました。
やる時はやるやつなんです。(意味深)
ランド・カルリジアンの人生 (ネタバレあり)
まずは、これまでランドが歩んできた人生を時系列でご作品毎にご紹介!
ネタバレあり!ご注意を!
ランドの誕生
ランド・カルリジアンは、ヤヴィンの戦いの約30年前に惑星ソッコーロで生まれました。
詳しい生い立ちは謎に包まれています。。
若き時代のランド スピンオフ映画『ハン・ソロ』(10BBY)
“Everything you’ve heard about me is true.”(俺にまつわる噂は、全て事実さ)
by ランド・カルリジアン
ハンとの出会いとコアクシウム奪取作戦
20歳(!?)のランドは、やり手のギャンブラー、そしてミレニアム・ファルコン号を操る密輸業者として銀河でブイブイ言わせてました。
その噂を知っていた賞金稼ぎトバイアス・ベケットは、惑星ケッセルに貴重な資源コアクシウムを盗みに行くという危険な任務にあたって、ランドの助けを求めました。
ベケットの下で働いていた若きハン・ソロはミレニアム・ファルコンを賭けて、ギャンブル「サバック」でランドに挑戦するも、あえなく敗北。
結局は、利益を山分けするという契約でベケットに手を貸すこととなり、ランドのファルコン号でケッセルへと向かいます。
※サバックとは?
スターウォーズ世界のギャンブルゲーム。ギャンブラーはサバックの勝敗に金品だけでなく宇宙船や都市の支配権まで賭けることもあった。ルールはブラックジャックに似て、手札の合計を23もしくは-23に最も近づけた人の勝利となる。
傷心で逃げるランド
コアクシウム奪取を無事に成功した一行。
しかし、その過程でランドは長年の相方であるドロイドのL3-37を失ってしまいます。
コアクシウム精錬するために立ち寄った惑星で、ハンとキーラたちは襲撃を受けます。
ファルコン号から降りずに残っていたランドは、その窮地を見ると見捨てて飛び去ってしまいました。
相棒の域を超えつつあったL3を腕の中で失ったランド。かなり傷ついてたんだろうな。。
ファルコンを賭けたサバック
しばらくして、ハンがランドを訪れます。
裏切ったことは抜きにして、ハンは再びファルコン号を賭けたサバック対決を挑みます。
今回もランドの勝利…となりかけたところでランドは腕に仕掛けたカードがないことに気付きます。ランドのズル行為はハンに見抜かれていたのです。笑
勝利したハンはランドからミレニアム・ファルコンを譲り受けました。
放浪のランド アニメ『反乱者たち』シーズン1 エピソード11 (4BBY)
ハンにサバックで負けてから6年後。
あれだけの人に囲まれていたランドが、今では一人でふらふらと。。
密輸業で惑星ロザルのバーにいたランドは、ゴーストクルーのゼブとサバック対決をします。
勝利を確信したゼブは仲間のドロイドであるチョッパーを賭けるも、あえなくランドに敗北。
チョッパーをもらう代わりに、ランドはゴーストチームを貴重な資源を嗅ぎ当てられる豚の捕獲ミッションに協力させます。
チョッパー→ヘラ→パファー・ピッグ→鉱山採掘ビジネスと…
まるでわらしべ長者のビジネスセンス。。
カリスマ復活!一国一城の主に『エピソード5/帝国の逆襲』(3ABY)
クラウドシティの執政官
ランドはついに、サバックによって都市の支配権を得てしまいました。
そんな理由で、ガス採掘で栄える惑星ベスピンの都市クラウドシティの指導者として、忙しい日々を送っていました。
その頃、反乱軍のハン・ソロ一行は帝国軍に追われており、故障したファルコン号を直せる惑星を探していました。
ランドがベスピンにいるという話を聞いていたハンは、クラウドシティを訪れます。
レイアにメロメロなランドは、ハンたちを歓迎しましたが、実はすでに帝国軍の手は回っていたのです…。
ランドはダース・ベイダー率いる帝国軍と「ハン・ソロを引き渡す代わりに、クラウドシティに侵略しない」というハンたちを裏切る契約を取り交わしていました。
ランドの裏切りのシーン、男の熱い友情を感じさせます。”I’m sorry” と言うランドに対して、”I’m sorry too” と返すハン。
せっかく構えた本拠地に、ハンたちが帝国軍を持ち込んじゃったから、まあしゃーないんですよね…。
裏切りからの寝返り!?
しかし、ハンだけでなくレイアやチューバッカの身柄の引き渡しまで求めてきた帝国軍に我慢できず、反旗を翻します。
怒ったランドは、主任補佐官のロボトの力を借り、レイアらを奪還はしましたが、ハンの救出には間に合いませんでした。
帝国にケンカを売ることとなったランドは反乱軍に加わることとなります!
まずはチューバッカとファルコン号で、ハンを探す旅に出るのでした。
執政官から将軍に 『エピソード6/ジェダイの帰還』(4ABY)
ハン・ソロ救出ミッション
ハンは惑星タトゥイーンにあるギャングの親玉ジャバ・ザ・ハットの宮殿にいることが判明。
ランドは、宮殿の兵士として潜りこみます。
レイアやルークも後から駆けつけ、ハンの救出に成功しました。
デス・スター破壊作戦
「第二デス・スター戦、ランド無しでの勝利はありえなかった!!」
by チュン・ソロ
反乱軍は、建造中のデス・スターが未完成であることを突き止め、攻撃作戦を立てます。
以前の戦いで功績を挙げていたランドは、将軍として反乱軍艦隊を率いることとなります。
地上軍を率いるハンから託されたミレニアム・ファルコンに、副操縦士を務めるナイン・ナンと共に乗り込みます。
作戦ではエンドアの地上軍がデス・スターを守るシールドの発生装置を破壊した後に、艦隊が直接攻撃を加える手はずでした。
しかし、ランドは到着した際にシールドが消えていないことに気付き、艦隊に回避行動を取らせます。
罠にハマった反乱軍は、待ち構えていた帝国軍のスター・デストロイヤーの激しい攻勢に遭ってしまうのでした…。
さらには、デス・スターのスーパーレーザーが完成していたことが分かり、アクバー提督は撤退を決めますが、ランドは「ハンたちを信じて踏み止まるべきだ」と主張!
スター・デストロイヤーに接近することで、敵の攻撃を避けて耐え忍ぶ作戦を取ります。
見事、ハンたちがシールド発生装置を破壊すると、ランドは部隊を率いてデス・スター内部へ侵入し、ついに破壊に成功するのです!
反乱軍艦隊の総司令官であるアクバー提督は、デス・スターのレーザーが完成してることを見て「撤退」を命令していたんです。
でも、ランドはあきらめなかった。そしてやり遂げた!!
ランドなしではルークの頑張りも無駄になっていたのだ!
すっかり頼れる将軍に ゲーム『バトルフロント2』 (4ABY)
デス・スター破壊後も、ランドは反乱軍の将軍として帝国残党との戦いで活躍していました。
そんなある日、帝国軍のエリート部隊が反乱軍に投降してきます。
多くの人がスパイを疑いましたが、ランドは彼らが帝国に裏切られて逃げてきたことを見抜いていました。
“I’m a big believer in second chances.” (人はやり直しができると俺は強く信じてる。)
by ランド・カルリジアン
再起のチャンスを与えられた彼らは、ランド共に反乱軍の一員として戦うこととなったのです。
つまり、ランドって…?
イカサマ自信家野郎から、責任あるリーダーへ転身を遂げた男。
ついには、銀河の命運を分ける戦いで大活躍を見せるなどイケメンエピソードは山ほど。
しかし、シークエルのエピソード7と8では、全く姿を見せてきませんでした。
ランドを演じた俳優
ビリー・ディー・ウィリアムズ
エピソード5と6の両作品でビリー・ディー・ウィリアムズが演じています。
ちなみに、エピソード5ではランドがハン・ソロを裏切る役柄のため、実生活で息子を保育園に迎えに行く際、子供たちに「なんでハンを裏切ったんだ!」と非難されたとか(笑)。
ドナルド・グローヴァー
2018年に公開されたスピンオフ作品『ハン・ソロ』では、ドナルド・グローヴァーが演じました。
『オデッセイ』や『スパイダーマン ホームカミング』にも出演した人気俳優です。
チュン・ソロとしては、ランドの雰囲気まで極限に再現された演技に感動してしまいました!
グローヴァーあっぱれです!
エピソード9で期待すること(していたこと)
⇩公開前に書いた
そんなランド・カルリジアンが、スターウォーズに帰ってきます!
『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』にビリー・ディー・ウィリアムズが出演することが決まりました!
おそらく、前作でレイアが言っていた「外縁部のツテ」こそが彼なのでしょう。
エピソード6の一年後に銀河協定が結ばれて戦争が終わり、将軍の職もなくなった訳ですが…
・これまで、何をしてきたのか?今どこの惑星にいるのか?
→ もともと指導者だったクラウドシティに戻った?
・そもそもレジスタンスに協力してくれるのか?
→ これまで協力してこなかった理由が謎…
・相変わらずサバックしてるのか?
→ これは多分変わらない(笑)
ちなみに、エピソード6と7の間を描く小説『ブラッドライン』でもランドのことは触れられてはおらず、政界にも出ず、ハン・ソロと行動してるわけでもないことは分かっています。
レジスタンス結成の際も、あの盟友ナイン・ナンが加わってるにも関わらず、その場にいない…。
相変わらずマイペースに何かやっていたのか、はたまた何かの問題を抱えて参加できなかったのかなどなど。
この辺の理由やレジスタンスとの関わりに大注目です!!
個人的に、『エピソード8/最後のジェダイ』のクレイトの戦いで窮地に立たされたレジスタンスをファルコンに乗って救いに来るのはランドが良かった。レイではなく。だとしたら、スーパー鳥肌シーンだったな。。
※エピソード9視聴後の追記
何も語られなかった。。。
どうやって艦隊集めたかも分からなかった。。
何のためにランドは出てきたの?
ランドのうわさ
ランドといえば、エピソード7公開からさまざまな噂が立っていました。
フィンはランドの息子??
はい、今回の続三部作のキャラクターは「急に強い」のに、出自が謎に包まれていることから、さまざまな「出自の考察」が上がっています。
それもあり、「フィンはランドの息子に違いない!(それか、ジェダイのメイス・ウィンドゥだ!)」と界隈では噂されています。
まあ、血が繋がっているなら同じ人種で登場するだろうけども…。
特にそういう訳ではなさそうです。
スカイウォーカーの夜明けで出てきたジャナとは、共に出自を探す旅に出ることとなりました。
おまけ
この人種関連の問題で一つ、ネタ動画を。
「ランドのサミット」と銘打って、スター・ウォーズ界の黒人「大集合」をしています。笑
ランドはスター・ウォーズに準主役格で出た初めての有色人種です。(アジア人はチアルートとベイズまで待たねばならんかった。。)
スター・ウォーズの世界でも徐々に多様性が広がっています。
ちなみに、『ハン・ソロ』公開の際には「ランドがパンセクシャルである」と脚本家が明かしました。
パンセクシャルは「全性愛者」と訳され、性別にとらわれずに恋愛する人のことを指します。確かに、ドロイドであるL3-37ともいい感じになってましたね。
チュン・ソロとしては、良い意味で常識にとらわれないランドらしさだと思います。
まとめ
ということで、本記事ではランド・カルリジアンについてら銀河中に散らばる情報をまとめてきました。
ついには、ランド主役のドラマ配信も発表されましたね!
チュン・ソロの読みとしては、『ハン・ソロ』内でランドが自らの素晴らしき冒険をホログラム自撮りをしていた”カルリジアン・クロニクル”をベースに話が進んでいくのではないかと予想。
グローヴァー演じる若き時代から、EP9後のジャナとの冒険までを、ウザったいけど憎めないあのランド節で描いてくれるのでは、と思ってます。
いやはや楽しみですな。
それでは次に会う時まで、May the force be with you….