誰しもがその名前は知ってるであろう名作映画シリーズ「スター・ウォーズ」。
その独自の世界は、歴史書が書けるレベルで作り込まれており、ものすごく細かい設定と用語があります。
登場人物も当たり前のように、セリフで専門用語を使っています。(最初に公開された『エピソード4』でも、「ドロイド」やら「トラクタービーム」やら説明なしにバンバン出てきます…。)
本記事では、「スターウォーズを全く知らない!」という方に向けてスターウォーズ用語を分かりやすく説明します!
スター・ウォーズ世界の設定
スター・ウォーズの舞台
スター・ウォーズ映画は、「遠い昔、はるかかなたの銀河系で. . . .」(A long time ago in a galaxy far, far away. . . .)という前置きから始まります。
つまり「地球から遠く離れた銀河で過去にあった話」という設定なのです。
昔とは言え、銀河内を自由に行き来できる宇宙船を持っていたり、人間のように話すロボットがいたりと、現代の地球よりも進んだテクノロジーを持っています。
簡単に言ってしまえば、スター・ウォーズはそんな銀河で繰り広げられる宇宙冒険物語、スペースオペラなんです。
次は基本の用語を簡単解説していきます!
フォース
銀河中に満ちている不思議な力
スターウォーズの世界には、「フォース」という神秘的な力が満ちています。
「フォースはジェダイの力の根源だ。生命体が作り出すエネルギーの場で、銀河全体を覆い、結びつけている」
by オビ=ワン・ケノービ(エピソード4)
そして、一部の「フォース感応者(Force sensitive)」と呼ばれる人には、このフォースの力を使う能力があります。
フォースを使ってできることは様々で「物を持ち上げる」「相手の心を読む」などなど。
また、フォースは使い方によって「善(ライトサイド)」と「悪(ダークサイド)」に分けられます。
チュン・ソロのひとことメモ
このフォースこそが、スター・ウォーズをスター・ウォーズたらしめているものです!
ただのSFにはない「目に見えない不思議な力」の存在が、物語の幅を広げ、観る者の想像力を豊かにするのだ!
詳しくはこの記事!
ライトセーバー
超強い剣!!!
剣型の武器で、刃はプラズマでできています。
ほとんどの物を切ることができ、レーザー銃の攻撃を跳ね返すこともできます。
様々な色があり、基本的にジェダイは青か緑を、シスは赤色の刃のライトセーバーを使います。
詳細はこちら…
ジェダイ
フォースとライトセーバーを使って銀河の平和を守る騎士
ライトサイドのフォースを用いる平和の守護者を指します。
戦士のようであり、修行僧のようでもあります。
エピソード1〜3の時代には、ジェダイ・オーダーという組織の下、たくさんのジェダイが銀河の平和を守っていました。
ヨーダさんがジェダイの中で一番偉い人です。
900年生きた彼は、生涯にわたってたくさんのジェダイを訓練してきました。
シス
ジェダイの敵
ダークサイドのフォースを使って、銀河の支配を企む人たちのことです。いわゆる悪役ですね。
怒りや憎しみを力の源としています。
ダース・ベイダーやダース・モールなどが代表的なシスですね。
赤いライトセーバーを持ってる人が悪い奴です!
その他の独自な呼び方
スターウォーズには独自に使っている呼び方があり、一聞すると何のことだか分からないでしょう。。
▼これだけ見れば基礎が分かる!
・「ドロイド」はロボットのこと
・「ブラスター」は銃のこと
・「ハイパースペース・ジャンプ」はワープのこと(「ハイパースペース」はワープ空間のこと)
です。
スター・ウォーズの順番
これでスターウォーズ世界が、どんな感じかは分かりましたか?
次に、「エピソード〇」という映画の順番を説明します。少しややこしいですが、意外とシンプルですよ!
現在、スター・ウォーズ映画は「11本」の映画作品から成り立っています。9つの本編エピソード映画と、2つのスピンオフ作品です。
物語はエピソード123、456、789の順番で進みますが、公開は456、123、789という奇妙な順番なのです。。
エピソードは、時代ごとに3つずつのグループに分けることができます。
以下、物語の時系列順番で作品を並べます。(公開年はすべて日本)
プリクエル・トリロジー (新三部作、前日譚)
1.エピソード1/ファントム・メナス (1999年公開)
2.エピソード2/クローンの攻撃(2002年公開)
3.エピソード3/シスの復讐(2005年公開)
スピンオフ作品 ハン・ソロ(2016年公開)
スピンオフ作品 ローグ・ワン(2018年公開)
オリジナル・トリロジー (旧三部作)
4.エピソード4/新たなる希望(1978年公開)
5.エピソード5/帝国の逆襲(1980年公開)
6.エピソード6/ジェダイの帰還(1983年公開)
シークエル・トリロジー (続三部作、後日譚)
7.エピソード7/フォースの覚醒(2015年)
8.エピソード8/最後のジェダイ(2017年)
9.エピソード9/スカイウォーカーの夜明け(2019年)
「へえ、こんなたくさんあるんだ」でOK!
全部理解してなくても、一目見れば全然楽しめます!
▼観る順番は、この記事をご参考に!
これより先では、「エピソード4」や「エピソード1」など「初スターウォーズ」を終えた方向けに、作品内で使われていたちょっと難しい専門用語を解説していきます。
(まだ観てない方も大歓迎ですが、ぜひ「ミレニアム・パダワン号」ブックマークしておいて、観終わったらまた来てください!)
スターウォーズの銀河をさらによく知るための事典
年数「BBYとABY」
スターウォーズ世界の暦は、エピソード4の「ヤヴィンの戦い」を基準としています。
BBY:Before Battle of Yavin (ヤヴィンの戦い以前)
ABY:After Battle of Yavin (ヤヴィンの戦い以後)
この頭文字を取って、年数を表しているのです。
たとえば、エピソード1が舞台とする32BBYは「ヤヴィンの戦いの32年前」という意味です。
方式は現実世界のBC(紀元前)、AD(紀元後)と似てますね。
当ブログでも、ちょいちょい使いますのでお見知りおきを!
エイリアン
スターウォーズの世界には、たくさんのエイリアンが存在しています。
エピソード4に出てくるバーには、よく分からない種族が溢れていますよね。
ただ、他の種族に比べて「人間」種族の数が多いとされています。
他にも、全身毛むくじゃらのウーキー族や(そう、チューバッカの種族です!)、水中に住むモン・カラマリ族など、身体的特徴や言語が異なる様々な種族が存在しています。
ちなみに、ヨーダの種族は謎に包まれており、種族名も出身惑星も明らかになっていないのです。。。
→追記(2019年11月30日)Disney+ (ディズニープラス)で放送開始されたドラマ『マンダロリアン』で、ついにヨーダの種族の秘密が明かされるらしい??
言葉
スターウォーズ世界の共通語は「銀河ベーシック」と呼ばれる言葉です。
これは、この世界でいう英語のような言葉です。
書く際は、「オーラベッシュ」と呼ばれる文字が使われます。
ちなみに、一部の種族は「銀河ベーシック」を話せないため、独自の言葉をそのまま話します。(ベーシック語を聞いて意味はわかるようです。)
例えば、チューバッカのウーキー族は声帯の構造上、ベーシック語を話せません。
また、ロボットたちもピープ音で独自の機械語をしゃべります。レイはウーキー語もドロイド語も理解できるようです。
通貨
銀河には、「クレジット」と呼ばれるお金の単位があります。
EP1~3の間は「共和国クレジット」、EP4~6では「帝国クレジット」が普及していました。
ただ、惑星タトゥイーンのような統治の及ばない辺境の地では、クレジットは価値ある通貨として認められていません。(EP1で、ワトーは共和国クレジットを金と見なしませんでした。「ウピウピ」という可愛い名前のお金が登場しましたね。)
距離
距離を計る際には、「パーセク」という単位が用いられています。
特に宇宙での距離に関して使われ、1パーセク=約3光年です。
ハン・ソロが「ケッセルランを12パーセクで飛びぬけた」という逸話が有名ですね。
スター・ウォーズ用語辞典
他のSF映画にも「概念」としてはあるけど、スターウォーズ独自の呼び方があるものもあります。
ハイパースペース
ワープ空間のこと。
ハイパースペースに「ジャンプする」というように使う。
このハイパースペースという異空間に突入することで、広い宇宙を短い時間で移動することができているのです。
また、ハイパースペースに入った宇宙船は文字通り「消える」ので、その行方は簡単に分かりません。
そのため、逃げる際はハイパースペースに入ることが鍵となります。
チュン・ソロのひとことメモ
ちなみに、ミレニアム・ファルコンのハイパードライブ(ハイパージャンプをするためのエンジン)はすぐ壊れます。
だからこそ、逃走劇がハラハラするってもんだ!
ちなみに、いつも記事の最後にはハイパースペースに入る時に見える景色をイメージしています…。
ドロイド
ロボットのこと。
スターウォーズ世界の技術は進んでおり、様々な形のドロイドがおり、一部は感情を持つレベルにまで達しています。
そのため、多くの場合は定期的に記憶を消すことで意思を持たせないようにするのです。
例外的に、R2-D2は記憶を消されてこなかったため、完全な自我を持つに至ってます!
ブラスター
レーザー銃・ピストルのこと。
トラクタービーム
宇宙船ひっぱりビームのこと。
この目に見えないビームを出すことで、小さな宇宙船を捕捉して、大きな宇宙船の中に入れるなどができます。
そうすることで、敵船の乗員を生け捕りすることができるのです。
エピソード4でミレニアム・ファルコンがデス・スターから逃げられなかったのは、このビームのせいです。
ホログラム
3D映像のことで、スター・ウォーズ世界での「携帯電話」といえるくらいメジャーな連絡手段です。
相手の姿を青白く光る立体映像として映し出し、話すことができます。
映し出すサイズは調整できるので、巨大にも手のひらサイズにでも変えられます。
コムリンク
通信機器のこと。(トランシーバー的な)
腕に装着して、トランシーバーのように遠く離れた場所にいる相手と会話することができます。
まとめ
また随時、追加していきます!
ぜひ、スター・ウォーズの魅力に取り憑かれてください!!笑
それでは次に会う時まで、May the Force be with you….