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デス・スターの歴史を紐解く!弱点と設計者に隠された秘密とは…

深掘り
出典:StarWars.com | The Official Star Wars Website

スターウォーズ界最強の兵器といえば….

 

デス・スター!!!

 

恐ろしき帝国の象徴とも言えます。

 

新作『エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』の予告編では、海に浮かんだデス・スターの残骸が登場し、にわかに注目を集めていますよね。

今回は、このデススターの建造と終焉に至るまでの歴史を紐解いていきたいと思います。

 

*注意:主にスピンオフ作品『ローグ・ワン』と、その外伝小説『カタリスト(Catalyst)』のネタバレに溢れています。

 

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雑ですが描いてみました。。笑
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分離主義者による研究のスタート

設計者は虫?

そうなんです。

 

元々は『エピソード2』の時代、分離主義陣営が共和国との戦いに備えて「惑星をまるまる一つ破壊できる兵器」の建造を進めていました。

 

設計図を手掛けたのは、昆虫種族ジオノージアンたち。

彼らはドロイド軍の製造も任せられるなど、見た目によらず優れた技術を持っていたんです。

 

しかし、このデススターの設計図は、完成とは程遠いレベル…。

“この設計図は、わしが預かろう。コルサントにいるマスターの下にあれば安全だ”

by ドゥークー伯爵

その後、クローン大戦の幕開けとなったジオノーシスの戦いで、分離主義者は敗北を喫します。

 

ですが、その設計図は逃亡に成功したドゥークーを通じて、その師匠ダース・シディアスの手に渡りました。

 

計画を知った共和国上層部

クローン大戦中、共和国はドロイド工場の本拠地であるジオノーシスを制圧するため、第二ジオノーシスの戦いを仕掛けます。

 

辛くも勝利を掴んだ共和国は、ジオノージアンの長であるポグル大公を捕えることに成功。

出典:StarWars.com | The Official Star Wars Website

 

尋問した結果、分離主義者らのデス・スター計画を知ることとなるのです。

 

焦る共和国は、分離主義勢力がこの超兵器の建造を完了する前に「先に造ってしまおう!」と考えました。

そこで、共和国の特殊兵器部門がジオノージアンの設計図を基に、秘密裏に研究を進めていきました。

 

ただし、共和国が設計図を入手したルートは謎に包まれたまま。

なんと、戦いを率いたジェダイですら設計図の存在を知らなかったのです!

恐らく、ついに建造の「大義名分」を得たシディアスが、どさくさに紛れて特殊兵器部門に設計図を渡したと考えられます。

「恐ろしい兵器だけど、造りたくないけど、”悪魔”のような分離主義者が先に開発に成功してしまっては、我々は抵抗できなくなる。やられないためにはやむを得ない。」

という名目で、デス・スターを共和国に造らせ始めることに成功したシディアス。

自分ではなく、仮想の敵を見せることで思いのままに人を操っていく戦略が緻密すぎる。。

共和国による建造

クレニック大活躍:「頭脳」の巻

デス・スター建造のための研究は着実に進んでいましたが、共和国の叡智を集めても、唯一「スーパーレーザー」だけは誰も開発できませんでした。

 

その進捗を聞いた、共和国工兵隊少佐オーソン・クレニック。(そう、ローグ・ワンにいた彼は、共和国の時代から仕えていました。)

彼は、「カイバークリスタル」分野において優れた科学者であり、旧友であるゲイレン・アーソに白羽の矢を立てます。

 

その頃ゲイレンは、クローン大戦に中立の惑星であった「ヴァルト」にいましたが、分離主義の侵攻により、妻のリラと直前に生まれた娘アーソと共に囚われの身にありました。

クレニックは、マス・アミダら共和国首脳陣を「ゲイレンはスーパーレーザー完成に絶対必要な人材だ!」と説得することに成功したのです。

 

 

その結果、共和国が人質として捕らえていた分離主義側の科学者2人(そのうち1人は『クローン・ウォーズ』で、ナブーをブルーシャドーウイルスの恐怖に陥れたヌーヴォ・ヴィンディ)と、ゲイレンを人質交換するに至ります。

StarWars.com | The Official Star Wars Website

この努力によって、共和国は建設のための頭脳を手に入れました!

 

クレニック大活躍:「体」の巻

さて「体」、つまりはあの巨大なバトル・ステーションを造る労働力をどう確保したかというと…

 

なんと、ちょっと前に攻め入ったジオノージアンの協力を得られたのです!

 

ここでも活躍したのはクレニック

彼は、ジオノージアンの言葉・文化をよく知っていました。

そのレベルは、拷問に対しても口が固かったポグル大公が、クレニックの教養の深さに感心し、共和国と和解することを受け入れるほどでした。

 

このように、クレニックはポグル大公を通じて多くのジオノージアンをとして、デス・スター建設に利用することができるようにしたのです。

マジでクレニックの「行動力」と「教養」と「弁術」の勝利!

「必要な時に必要なことをやる」という、真のデキル男です。

ターキンにデス・スターの支配権取られた時に「これは俺の成し遂げたことだろ!!」と叫んだ気持ちも分かる、、。

Hulu

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計画の行き詰まり

必要な頭脳と体は手に入れましたが、実際は困難が続きました

 

まずゲイレン。

分離主義者から救ってくれたクレニックに対し、恩を強く感じるゲイレンでしたが、クレニックからの頼みが「兵器」の研究だと知ると、協力を断固断ります。

 

ゲイレンは根っからの平和主義者であり、カイバークリスタル研究も持続可能なエネルギーを銀河に届けるために行っていました。

そのため、いくら命の恩人のためであっても、他の研究者から「共和国の裏切り者!」と陰口を叩かれようと、YESとは言いませんでした。

 

さらには、ポグル大公配下のジオノージアンたちも、たびたび反乱を起こし、まともに建造作業は進みません。

結局、共和国の時代にデス・スター計画は全く進まないままクローン大戦は集結しました。

 

帝国の始まりとデス・スター

帝国の象徴

共和国がダース・シディアスの手に堕ち帝国と化すと、いよいよデス・スター計画は進行し始めます。

 

『エピソード3』の最後には、骨格部分ができあがったデス・スターを見るシディアスとベイダーの姿がありましたね。

皇帝ターキンらは、星一つ吹き飛ばす力を持つことで、誰も逆らわない「平和」な世界を目指したのです。

 

そう、デス・スターは、恐怖による支配の象徴であったのです。

 

建造は、もちろん元老院に見つからないよう秘密裏に行われました。

ウーキーなどを奴隷として使い、デス・スター建造を順調に作業を進めましたが、やはりスーパーレーザーの完成に必要な科学者は揃えることができませんでした。

 

ゲイレンの孤独な戦い

そこで、クレニックも強硬手段に出ます。

ゲイレンに「皇帝が、カイバークリスタルによるエネルギー供給プロジェクトを、立ち上げた!」という嘘をついたのです。

 

何も知らないゲイレンは、それがクリスタルの平和利用だと思い、皇帝パルパティーンの意志に感銘を受けて、協力を認めます。

こうして、知らず知らずにスーパーレーザー開発に携わるようになってしまったのです。。

 

真相に気付いたゲイレンは、ソー・ゲレラらの助けを借り、逃げることに成功。

しばらくの間、惑星ラムーで妻リラと娘ジンと平和な生活を送りました。

 

しかし、4年後にクレニックに見つけ出され、今度は強制的に研究に従事させられることに。。(ここからローグ・ワン)

 

“私は嘘をつくことを学んだのだ。打ちひしがれた男を演じてる傍らで、復讐の準備を始めた”

by ゲイレン・アーソ

愛する家族とも離別し、絶望の淵に立つゲイレンでしたが、ひそかに孤独な戦いを始めます。

 

帝国の犬となり研究に精を出す一方で、誰にも気付かれないようデス・スターにわざと欠陥を持たせることに成功するのです!

 

圧倒的な破壊力

ゲイレンは、この弱点のことを帝国のパイロットボーディ・ルックを通じて伝えようとします。

反乱軍はこの「パイロット」「ゲイレン・アーソ」、そして「デス・スターの設計図」の情報を狙いますが、完成したデス・スターの威力の前に圧倒的不利な状況に立たされます。

 

現に、聖都ジェダ惑星スカリフの一部は、スーパーレーザーにより、破壊されてしまいました。(単反応炉による攻撃のため惑星まるまるの破壊ではない。)

そんな逆境にも耐え、ゲイレンの娘ジン・アーソレイア・オーガナに、そしてベン・ケノービやルーク・スカイウォーカーの力を借り、デス・スターの設計図はついに反乱軍基地に届けられたのでした。

乗組員:

「彼らは一体何を送ってきたんでしょうか?」

レイア・オーガナ:

「希望よ。」

(ローグ・ワン)

反乱軍は、設計図を分析することでゲイレンのメッセージにあった弱点を見つけ出します。

この流れが美しすぎる。。

帝国という圧倒的な闇に飲み込まれながらも、必死で一筋の希望を信じ、本当にその「一筋」をあきらめずにつなぎ続けた。。

だからこそ、ローグ・ワンは最高傑作なんだよ!

 

そして、このスピンオフ小説『カタリスト』がさらにその深みを増す。

スター・ウォーズ カタリスト 上

 

ヤヴィンの戦い

弱点は「排熱口」にあり!

スカリフから奪ってきた設計図を分析した反乱軍は、わずか2mの排熱口が弱点だと発見します。

なんと、穴の内部への攻撃に成功すれば連鎖反応により、あの巨大なデス・スターがまるごと吹っ飛ぶのです。

 

基地のあるヤヴィンIVに接近するデス・スター。

反乱軍は、30機の小型戦闘機に銀河の命運を託しました。

 

過信したターキンと、希望を捨てなかったルーク

帝国側は最終的な勝利を確信し、反乱軍戦闘機部隊をほぼ相手にしません。

だって、月ほど大きな要塞に艦隊30艇なら分かるけど、戦闘機30機で攻撃だぜ…

普通、相手にせんだろ笑

 

しかし、すばしっこいXウィングをターボレーザーで撃ち落とせないことが分かると、焦ってベイダー率いるTIEファイター部隊を出撃させます。

 

しかし、時すでに遅し….

ついに、ルーク・スカイウォーカーがトレンチランを成功させ、プロトン魚雷を唯一の弱点「排熱口」に発射。

 

デス・スターを破壊、反乱軍が勝利を収めたのでした。

(ただ、30機で出撃して戻ってきたのは3機のみという過酷な戦いでした。。)

 

主に

・デス・スターが対小型戦闘機戦を想定していなかった

・ターキンら首脳陣の驕りで対応が遅れた

・反乱軍は、魚雷一発撃ち込むだけで勝利確定だった

という理由から、圧倒的な戦力を持つはずの帝国は負けてしまったのです。

 

まとめ

つまり、デス・スターは…

①分離主義者「ジオノージアン」が考案

②銀河共和国「特殊兵器部門」が基礎を造る

③銀河帝国「先進兵器研究部門/ゲイレン・アーソ」が完成させる

という順番で、開発が進められていったのでした。

 

意外と長い歴史を持つんですねぇ。

そして、①と②の基礎段階はかなりの部分が「クレニックのおかげ」で進んでいったんです。。

 

さて、まさかEP7の「スター・キラー基地」としてだけでなく、デス・スターそのものがシークエルに関わってくるとは予想外。。

 

EP9での登場の際に、これまでの歴史に関わる要素があれば、長年のファンとしてうれしい限りですが。

▼ローグ・ワン!

 

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それでは次に会う時まで、May the Force be with you….

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